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掲載日:2012年9月10日

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仙南の農道をゆく 農道 小村崎線 小村崎街道 弥陀の杉

3.弥陀の杉(だるま杉)

農道に入ってすぐの沢沿いの道を左に行くと、目の前に大変大きな杉の木が目に飛び込んできます。これが弥陀の杉です。樹高45m、高幹周7.9m、推定樹齢850年といわれています。昭和46年に宮城県の天然記念物に指定されています。根元から10mほどのところで幹が3つに分岐していますが、そのそびえたつ姿は万人を圧倒する勢いがあります。根元部分はかなり腐食が進んだらしく平成11年に樹勢回復処理され、平成13年には腐食部分を取り除き硬質ウレタンで被覆されています。

この杉の後ろの岡の上には、かつて阿弥陀堂(丈六阿弥陀堂。丈六山無量寿院安養寺の金堂。)詳しくは保昌寺の項参照)があり、その参道にあった杉並木25本のうち残った最後の一本とされています。ゆえに弥陀の杉の名があります。この樹下には明治の初めに産科医五十嵐ぶんすい(いがらしぶんすい)が安産だるま講の拠点として「だるま堂」を建立したことから、別名『だるま杉』とも呼ばれています。木の根元には、このぶんすいが村役に「永世この木を伐らないで」と願う戒めの石碑があります。ぶんすいは名医として地元で大変信頼されていたことから、ぶんすいの死後一度だけ伐られそうになった時も村人たちは一致協力して、これを阻止したそうです。その時についた斧の傷跡が今でも残っています。

弥陀の杉の写真
弥陀の杉

だるま堂の写真
だるま堂(昭和55年に建て直しました)

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大河原地方振興事務所 農業農村整備部計画調整班

柴田郡大河原町字南129-1

電話番号:0224-53-2639

ファックス番号:0224-53-3071

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