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平成16年3月16日制定(土木部長決裁)
令和3年4月8日改正
先の大規模地震において、高さの低い小規模な土留めの破損に因る基礎の沈下や敷地外のがけ崩れ等による建物破損、また、ブロック塀等の倒壊が多数あったことから、このような被害を未然に防止するため、土木事務所の建築主事は、建築確認申請、完了検査申請及び完了検査の各時点で、既設のブロック塀や土留め等については現況の調査報告を求め、新設するブロック塀等については添付図書への構造計画の明示を求めることにより、ブロック塀等の安全確認等を実施し、併せて、建築主の自己管理責任等について啓発を図る。
土木事務所の建築主事若しくは指定確認検査機関の確認検査員は、建築主又は設計者に対しコンクリートブロック塀等の有無を聞き取り等にて確認するものとし、その結果、次の(1)~(3)に該当する場合には、建築基準法施行規則に定める添付図書に明示すべき事項の他に(1)~(3)に記載する事項に応じ塀の種別等の明示、及び「既存ブロック塀・石塀の安全点検報告書」(様式1)の提出を建築主及び設計者に求め、安全等の確認を行う。
土木事務所の建築主事は、配置図に塀の位置を明示するとともに、種別、高さ、厚さ、基礎形状、配筋、及び控え壁の明示を建築主及び設計者に求める。なお、追加して明示する事項については別図でもよいこととする。
土木事務所の建築主事は、がけ等を含む敷地の断面図の添付並びに土留めの位置及び形状、並びにがけ及びのり面の位置、勾配及び土質について配置図に明示することを建築主及び設計者に求め、安全確認を行う。
なお、敷地外にあるがけが申請敷地内に影響を及ぼす恐れがある場合はそのがけの状況についても配置図に明示するよう求める。
土木事務所の建築主事は、工事監理者に対し工事完了検査申請書第4面「工事監理の状況」における「敷地の形状、高さ、衛生及び安全」の欄に、支持地盤及び根切り底の土質等の確認状況についての記載を求める。
平成16年4月1日
令和3年4月8日 改正施行
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