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令和5年7月7日更新
総合土木職には、土木と農業土木の2つの分野があります。土木分野の職種紹介は下記のリンクからご覧いただけます。
農業・農村は食料を安定供給するという役割に加え、国土や自然環境の保全、良好な景観の形成などの多面的機能を有しています。
農業土木職は、こうした農業及び農村の持続的な発展に向けて、農地やかんがい排水施設の整備、農村の生活環境整備などの農業農村整備事業に従事します。
また、自然災害発生の際は、専門技術を生かし、農地等の災害復旧の役割を担います。
農業農村整備事業に関する計画策定や政策の企画立案、調整業務などを担当します。また、県が実施する農業農村整備事業全般の進捗管理や経理事務、予算管理に関する業務などを行います。
さらに、職員研修などの人材育成に関する業務や技術的基準の作成、国際技術協力に関する事業など、幅広い業務を行っています。
地元農家の方々や市町村、土地改良区などの関係機関と直接話し合いながら、農地や用排水機場などの整備や維持管理に関する工事の設計・積算、工事監督などの業務を行います。
また、農村の活性化に向けた様々な事業や農業・農村の持つ魅力を広く県民に伝えるための取り組みを行っています。
平成25年度~平成26年度 | 農林水産部農村振興課【本庁】 |
平成27年度~平成29年度 | 北部地方振興事務所栗原地域事務所農業農村整備部【地方機関】 |
平成30年度~令和2年度 | 大河原地方振興事務所農業農村整備部【地方機関】 |
令和3年度~ | 農政部農村防災対策室【本庁】 |
近年ゲリラ化・頻発化する豪雨災害や地震災害により被害を受けた農地や農業用施設の復旧を行う災害復旧事業(国庫補助事業)について、国から適切な補助(予算措置や融資)等を受けられるよう「被災自治体の指導」「災害査定の調整」「国への予算要求」等を担当しています。
ほ場整備工事で実施した農地の区画を整理・拡大により、大型機械導入で生産性が向上し、ダイナミックな効率のよい営農を行っている様子を見たときにやりがいを感じました。
また、老朽化したため池を災害に強いため池に整備する工事を担当した際、後に発生した大地震や豪雨にも負けず、健全な姿を維持していたのを確認した際、安心したと同時に、大変な工事でしたが頑張って良かったと感じました。
改修されたため池
県外大学在籍時に東日本大震災が発生し、何も出来ない無力感を感じた経験を経て、地元の復旧・復興・発展に貢献する仕事がしたかったことが県職員を目指す動機でしたが、今まさに担当している災害復旧事業は志望動機にもなった業務です。近年頻発化する地震や豪雨による災害から復旧した現場を見たときに、一つ想いを遂げられたという実感がありました。災害は「起こり得るもの」と捉え、東日本大震災等から復旧・復興を遂げた本県の経験を、今ある生活に、そして未来に繋いでいきたいと想いを新たにしました。
令和元年東日本台風で被災した農地
災害査定の様子
「目的と根拠を明確にすること」により、軌道修正も容易、ゴールに到達するためのエネルギーを無駄なく出せます。また、「なぜその結果・結論になったかを意識すること」により、自信を持って仕事を進めることができ、対外的な説明も問題なく行うことができます。そして、「内・外部との連携・調整に誠意をもって取り組むこと」により、相互理解が醸成され、信頼関係が生まれ、同じ方向を向けると思っています。
学業のみならず、部活動やアルバイト等に打ち込んで得た経験や、出会った人々との関わりから、物事を捉える角度が増え、考え方が柔軟になったと思います。このことが、社会に出た後に自分を助け、さらに成長させてくれていると感じています。
県外大学在籍時に東日本大震災が発生し、何も出来ない無力感を感じた経験を経て、地元の復旧・復興・発展に貢献する仕事がしたかったことです。また、他県での生活を経験し、やっぱり地元が一番と感じたことも理由の一つです。
「ここで生活をしたい」と感じられる場所で職に着きたいという方、宮城県はいかがでしょうか。
宮城県は、住みやすく暮らしやすい、東北各県にもアクセスしやすい、ヒト・モノの集まる仙台を中心に、海も山も近く、お米をはじめとする農・海産物がおいしいところです。
宮城県職員は、1.多種多様な人と関わることができる、2.自分のアイデアを政策に結びつけるチャンスがある、3.様々な業務があり、自分の強みを生かしたチャレンジができやりがいを見つけやすい、そんな仕事です。ぜひお待ちしています。
平成26年度~平成28年度 | 北部地方振興事務所農業農村整備部【地方機関】 |
平成29年度~令和元年度 | 東部地方振興事務所農業農村整備部【地方機関】 |
令和2年度~令和4年度 | 農政部農山漁村なりわい課【本庁】 |
令和5年度~ | 北部地方振興事務栗原地域事務所農業農村整備部【地方機関】 |
栗原地域の農地整備事業を担当しています。農地の大区画化等により収益性の高い農業の実現を図るため、関係機関との調整や工事監督などの業務を行っています。宮城県の農業と県民の食を支える仕事と考えます。
栗原市若柳上畑岡蓬田の棚田カード
東部地方振興事務所勤務時、東日本大震災で被災した農地の工事を担当しました。海岸堤防の復旧工事中で、まだ海水が流入している区域があり、施工できる区域から工事を進め、営農を再開していくという状況でした。すべての区域が完了する前に異動となりましたが、数年後に訪れた際、稲や大豆が一面に青々と作付けされている様子を見て、胸がいっぱいになりました。少しでも復旧復興の役に立てたかと思うと、とても嬉しかったです。
農山漁村なりわい課では、中山間地域に関わる業務を担当しました。条件不利地で耕作する方々の姿を見て、代々紡がれてきたそこにある暮らしが続いてほしいと思いました。以前から、農業者の方々は国土保全を担うガーディアンのような存在と考えておりましたが、中山間地域ではよりその役割が強いと感じます。これまで、県農業の発展のためには、農地の大区画化等による効率化ばかりが頭にありましたが、中山間地域の活性化もとても重要と考えるようになりました。
そこに生活する人がいることです。県職員は一般的に3年間で異動となりますが、農業者や関係機関等の方々はその場所で暮らしが続きます。3年間で終わりではなく、その先を考えて業務に取り組むよう心がけています。
どんなことにも興味を持つことです。
学生時代、卒業単位に関係のない講義、遊びやアルバイトなど興味を持ったら何でもチャレンジしました。人前で話すことが苦手でしたが、様々な経験により段々と自信を持って人と接することができるようになりました。何でもやってみることと、それに伴って付いた体力が仕事に役立っていると感じます。
東日本大震災で被災した農地の復旧・復興に携わりたい、県という組織の力で復旧・復興に大きく関わりたいと考え志望しました。今後、大きな災害が発生しても、早期に営農を再開できるような環境づくりをしたいです。また、お米を食べるのが大好きなので、一生お米を作れる土台づくりをしたいと考え基盤整備の仕事を志しました。
農業土木は、土木の知識・技術が食料生産等に繋がる面白い仕事です。業務内容は工事の仕事だけではなく多岐にわたりますので、様々な経験を得られます。
宮城の農業農村整備には、あなたのパワーが必要です!
宮城県職員採用試験情報トップページの「動画集」ページに、佐藤さんへのインタビュー動画を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
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