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令和2年12月9日更新
本庁や児童相談所、子ども総合センター等において、児童・障害者などの福祉に関する相談・面接・観察等の心理的ケア業務に従事します。
具体的には、児童心理司として児童の心理学的診断、判定を行い、児童や保護者へ診断に応じた支援・指導を行うほか、発達障害児者支援やひきこもり対策、依存症対策などに心理学的な観点から支援を行います。
児童心理司として心理学の専門的知見に基づき、虐待や非行、発達により問題を抱えた児童の心理検査・判定を行い、児童や保護者への指導など家庭内の状況に応じた支援策を検討します。
発達障害児者の相談・支援を行う発達障害者支援センターの運営など発達障害児者の支援体制を整備するほか、心身障害児や保護者を対象とした療育相談・指導などを行います。
年度 | 配属先 |
---|---|
平成14年度~平成17年度 | 中央地域子どもセンター(現中央児童相談所)【地方機関】 |
平成18年度~平成20年度 |
石巻地域子どもセンター →組織名称変更により東部児童相談所【地方機関】 |
平成21年度~平成24年度 | 精神保健福祉センター【地方機関】 |
平成25年度~平成26年度 | リハビリテーション支援センター【地方機関】 |
平成27年度~平成29年度 | 東部児童相談所気仙沼支所【地方機関】 |
平成30年度~ |
保健福祉部障害福祉課 →組織改編により保健福祉部精神保健推進室【本庁】 |
発達障害の支援体制整備を担当しています。
県内どこに住んでいてもライフステージに応じて必要な支援が受けられる体制をつくることが最終的な目標です。保健、医療、福祉、教育、就労等の関係機関の方々や発達障害のあるお子さんの子育て経験があるご家族にご協力いただきながら、相談事業や家族支援事業、人材育成などを進めています。
これまで相談機関で幼児期のお子さんの発達相談や障害特性ゆえに学校・職場への適応に苦労する方の相談などを担当してきた経験があり、障害特性への配慮と強みを生かした支援が広く浸透するにはどうしたらよいか、日々考えています。
やりがいはそう簡単に得られるものではないと思っています。
相談機関で虐待やひきこもり等のケースを担当することもありましたが、自分の力のなさを痛感することが圧倒的に多かったです。
今回、相談の現場を離れて初めての本庁勤務となりました。
最初は周りの方が使う言葉が分からず、予算編成や契約事務など初めてのことばかりで苦労しましたが、県として必要な事業を検討し、実現に必要な情報収集や分析、企画、調整といったプロセスを一通り経験したことで、以前に比べると、様々な観点から物事を捉えることができるようになった気がします。
子どもの頃から引っ込み思案で人前で喋ることが大の苦手でした。
ある時、メンタルヘルスに関する講話を頼まれ、上司に「業務命令だから」と言われて泣く泣く引き受けました。当日は緊張でうまく喋れず落ち込んだのですが、後日、講話を聞いてくださった方から「うちでも話してもらえませんか?」と依頼が寄せられ、安堵しました。
苦手なことも周りの方に相談しながら事前の準備をしっかりすることで何とかなるものだと学習しました。
ありきたりですが健康管理です。
特に相談機関では、相談者の方が前々からスケジュール調整をして相談に足を運んでくださいます。こちらの体調が悪いと相談に集中することができないので、万全の体調でお会いできるよう気をつけていました。
また、子どもでも障害のある方であっても、自分で自分のことを考え、決められるような、そんな力を育むことができるようなサポートが相談の基本と考えています。
よかれと思ってしたことが相手の力を奪う結果になることもあるので、自分がしていることを客観的に見るように心がけています。
正直あまりありません。
ただし、大学でお世話になった先生と会議でお会いすることや、同級生と仕事で再会することがあり、人とのつながりを大切にしようと思っています。
今は心理の職域が広がっていますが、当時は心理職を募集している所が少なかったので、心理職として働けそうな所の採用試験を一通り受け、幸い宮城県に受かることができました。
生まれも育ちも宮城県です。
就職するまでは行動範囲が狭かったのですが、どこに配属されても公用車で出かける機会が多く、仕事がてら宮城県の魅力を発見することが増えました。
県内の見どころ、味どころにだいぶ詳しくなり、宮城県への愛着が深まりました。
宮城県職員になることがゴールではなく、そこからがスタートです。
私が入庁した時点と比べると心理職の配属先が増え、考えもしなかった業務を数多く経験することになりました。
思いがけないことの連続に戸惑い、頭を抱えることもありますが、この仕事をしていなければ出会うことがなかったであろう様々な立場の方との出会いに支えられたり勇気づけられたりしながら、何とかやっています。
10年後、20年後に自分の成長を実感できるはずです。
デスクワーク
市町村説明会
打合せ
発達障害啓発週間
年度 | 配属先 |
---|---|
平成19年度~平成20年度 | 中央地域子どもセンター(現中央児童相談所)【地方機関】 |
平成21年度~平成23年度 | 東部児童相談所気仙沼支所【地方機関】 |
平成24年度~平成26年度 | 子ども総合センター【地方機関】 |
平成27年度~平成29年度 | 北部児童相談所【地方機関】 |
平成30年度~ | 東部児童相談所【地方機関】 |
虐待や不適切な養育を受けた子どもたちが安心・安全な生活を送れるよう、面接、検査、行動観察などを通して子どもの特徴を理解し、必要な支援や環境調整を行っています。
また、児童養護施設やファミリーホーム、里親などの社会的養護にいる子どもたちの心理的ケアや支援や18歳未満の児童の療育手帳の判定業務も担当しています。
子どもが変化、成長していく様子が見られるところや、問題行動や失敗したことについてばかり話をしていたのに、最近の楽しかった話題などを話してくれるようになると嬉しいです。
東日本大震災の後に避難所を訪問して、保護者が亡くなってしまった子どもがいないか確認したり、こころのケアが必要な人がいないか確認したりしたことです。
子どもの生育歴などを丁寧に確認し、子ども自身がどのような考え方・感じ方をするのか、共感的に理解できるように努めています。また、チームによる対応なので、チームのメンバーに自分の考えや根拠などを分かりやすく伝えること、チームのメンバーの考えを聞くことを意識しています。
心理学の知識はすぐに生かされます。特に面接技術、心理検査は学んでおくと良いと思います。
また、子どもと関わる経験があると良いと思います。
児童相談所の勤務は大変というイメージを持たれる方が多いですが、チームで対応するため、チームで相談や支え合いをしながら仕事をしています。
人と協働して仕事がしたい方をお待ちしています。
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