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令和5年7月7日更新
県内の畜産業の生産性を高め、収益性の高い畜産経営を推進するため、家畜畜産物の生産振興・流通等の施策に関する企画、立案を行います。
草地開発整備、自給飼料生産、畜産環境の整備など畜産業の振興策や畜産団体の指導などに関する施策の企画・立案・実施を行います。
家畜の生産性向上、畜産物の品質向上や優良種畜の増殖育成、試験研究などの業務を行います。
畜産業の振興及び経営安定を図るため、施策の企画立案・推進や畜産技術の研究支援などの総合的な業務があり、仙台牛を始めとするブランド畜産物の品質向上や消費拡大対策の立案・推進業務、畜産生産基盤の強化対策などの業務を行います。
家畜の改良増殖や優良種畜の選抜調査など畜産農家や団体に対する生産技術指導や検査業務などを行うほか、家畜の生産性向上、畜産環境対策、畜産物の品質向上、家畜に関する先端技術の研究開発など畜産に関する専門的な業務を行います。
平成26年度~平成28年度 | 北部家畜保健衛生所兼北部地方振興事務所畜産振興部【地方機関】 |
平成29年度 平成30年度~令和元年度 |
農林水産部畜産課兼全国和牛能力共進会推進室【本庁】 農林水産部畜産課【本庁】 |
令和2年度~令和4年度 | 大河原地方振興事務所地方振興部【地方機関】 |
令和5年度~ | 農政部畜産課【本庁】 |
県有の公共牧場・岩出山牧場の管理や畜産経営の支援、各種補助事業に関することを担当しています。
岩出山牧場では、健全な繁殖雌牛の育成と生産者の労働負担軽減を目的として、県内畜産生産者から肉用繁殖雌牛を預かり、広々とした放牧地で飼養し、発情を見つけたら人工授精を行っています。また、次世代の種雄牛候補の雄子牛を育成する牧場でもあり、県の畜産振興にとって重要な拠点を管理しています。
畜産経営の支援業務では、生産者が安定した経営ができるよう、畜産関係団体や各家畜保健衛生所・畜産振興部と協力して、経営改善のアドバイス等の支援を行っています。
いずれも県の畜産の安定を下支えするような大事な仕事です。
全国和牛能力共進会推進室に勤務していたとき、6か月間という短い勤務期間でしたが、宮城県内の食品のPRを行うエリアの出店配置を担当しました。当日、担当したエリアはもちろん、会場全体がたくさんの一般消費者で賑わっている様子を見て、このような大きなイベントを作り上げることに少しでも関われたうれしさと達成感がありました。また、肉用牛にこんなにも多くの方々が興味を持ってくれたということへの感動がありました。
畜産課生産振興班で勤務していたとき、東京都内及び県内のスーパーの精肉売り場にて、関係団体の職員の方々とともに消費者の方に直接仙台牛をPRするという機会がありました。都内と県内、そして地域によって、肉の小売価格への反応や仙台牛に対する認知度・印象の違いがあり、非常に印象的でした。畜産物は、最終的に消費されるために生産しています。いかに選ばれ、買ってもらうか、販売戦略やブランド価値のPRの重要さを肌で感じました。
うまく仕事を回していくために、コミュニケーションをよく取ることを大事にしています。同僚や上司だけでなく、畜産関係団体の方や生産者とよくお話をすることで、生産現場の現状や困りごとなどの情報収集を行うとともに、より良い関係を築くようにしています。
大学時代の研究室では、乳用牛を大学構内で20~30頭程度飼養しており、研究のために飼料給与・搾乳・牛床の掃除などの飼養管理を経験していたため、酪農の生産現場のイメージは湧きやすかったです。
私は宮城県出身なので、元々地元に戻るということが選択肢の1つにありました。宮城県は、大学ではあまり触れなかった黒毛和種の産地であり、仙台牛というブランドがあるほど畜産が盛んだと知り、地元の畜産に携わってみたいという思いで宮城県職員を目指しました。
畜産職は、生産現場から食卓まで、様々な場面で様々な業種・地域の方々と関わりながら、宮城県の畜産を支え、盛り上げていくやりがいのある仕事です。試験研究や農家への指導など業務も多岐に渡り、生産者や地域と一緒に生産物を作っていく面白さもあります。ぜひ一緒に、宮城の畜産を盛り上げましょう。
平成25年度~平成27年度 | 大河原家畜保健衛生所兼大河原地方振興事務所畜産振興部【地方機関】 |
平成28年度~平成30年度 | 農業大学校【地方機関】 |
平成31年度~令和2年度 | 仙台地方振興事務所農業振興部兼仙台農業改良普及センター【地方機関】 |
令和3年度~令和4年度 | 農政部畜産課【本庁】 |
令和5年度~ | 仙台家畜保健衛生所兼仙台地方振興事務所畜産振興部【地方機関】 |
畜産振興に関する業務を全般的に担当しています。地域の畜産業がより発展的になるよう施設や機械の導入支援及び経営の指導等を行っています。
また、県民の皆さんへ安心安全な畜産物を届けるため、牧草等の放射性物質検査を行っています。さらに畜産農家と県民の皆さんが同じ地域で暮らしていくための畜産環境に関する相談等への対応も行っています。
農業大学校では、教えるだけでなく、学生たちからたくさんのことを学ぶことができました。
当時、私もまだ若かったこともあり、年齢も近く、一緒にワイワイ楽しく過ごしたのは良い思い出です。学生たちが畜産業に必要な資格の試験勉強をする際、放課後まで毎日一緒に残って指導し、合格できて嬉しそうにしていた時はとてもやりがいを感じ、また、無事に卒業したときは感慨深いものがありました。
卒業生たちは現在も畜産業の第一線で活躍しています。
畜産課勤務時、初めての県庁勤務ということで、業務の内容も方向性も地方機関とは異なり戸惑いました。その中で、畜産農家を支援する事業を企画し、それを事業化できたときは達成感がありました。また、長らく職場でも一番下の立場でしたが、畜産課で初めて後輩ができ、自分も業務を多く抱える中で、接し方やサポートの方法など、逆に学ぶ機会が多く、とても良い経験でした。
子供が小さく、急に体調を崩すこともあるため、できるだけ業務を溜めないように効率よく進めるようにしています。また、県民の皆さんからの問い合わせなどに対し、専門的な用語は極力使わず、わかりやすい説明を心がけています。さらに突発的な業務が入った場合には、緊急時こそ、自分の限界を超えるチャンスだと思い、前向きに捉えるようにしています。
大学では、畜産の知識を全般的に学ぶとともに、家畜繁殖学を専門としていたので、農家さんと話をする上でとても役立っています。また、農業大学校時代は、大学時代に勉強していたことをダイレクトに生かすことができました。さらに、馬術部で毎日、馬に触れていたため、家畜に対して恐怖心なく接することができているのかなと思います。
研究者を目指し大学院に進学したタイミングで東日本大震災を経験し、地元である宮城県の復興に貢献したいと思うようになりました。また、大学で学んでいた知識を生かせそうなこと、さらに大学の研究室の先輩方が公務員として働いている方が多く、楽しそうに仕事の話をしていたことから公務員を目指すことにしました。
また、基本的に土日祝は休みであるため、家庭との両立もできる点も選んだポイントです。
公務員という仕事は、事務的で地味な仕事をイメージすることも多いかと思います。
しかし、実際の「畜産職」は、行政の企画立案、試験場での研究、農業大学校での学生への指導など多岐にわたり幅広い活躍の場があります。また、配属先によっては、観光や地域振興、食産業振興など畜産分野にとどまらない業務に携わる場合もあります。一見直接関連がなさそうに思える知識や経験がそれぞれの業務の中で生きることもあり、自身の視野も広がる魅力的な仕事です。
ぜひ、宮城県を盛り上げてみませんか?
皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。
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