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職種紹介:農芸化学

令和2年12月21日更新

職務内容

環境・衛生等の面から県民の安全・安心に向けた幅広い業務を行います。

具体的には、環境基本計画、地球温暖化対策、ゴミの減量・リサイクル、再生可能エネルギー関連の企画立案のほか、食品衛生(注)対策や廃棄物の適正処理、公害防止対策に関する調整指導など、良好で安全な生活環境の確保に向けた取り組みを推進します。
また、保健環境センターでは、保健・環境分野の検査や試験研究なども行います。

(注)食品衛生監視員の資格がある場合には、食品衛生業務に従事いただくことがあります。

主な配属先1

環境対策課【本庁】

大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音振動、地盤沈下などの公害防止対策を推進するため、環境測定データの収集・監視・公表、環境保全関連計画の策定、市町村・事業者への指導・助言を担います。

また、環境影響評価制度の運用を通じ、様々な開発事業が地域の自然や生活環境の保全に配慮して行われるように指導する業務にも携わります。

このほか、具体的な公害紛争の調停事務などにも従事します。

主な配属先2

循環型社会推進課【本庁】

循環型社会の構築に向けて廃棄物等の発生抑制・再使用・再生利用(3R)や各種リサイクル法の推進を図っているほか、排出事業者・処理業者への指導監督やPCB廃棄物対策を行っています。

また、産業廃棄物の不法投棄対策に取り組んだり、産業廃棄物処分業の許可や廃棄物処理施設の設置許可を行うなど、幅広い業務に当たっています。

主な配属先3

保健環境センター【地方機関】

大気汚染状況の常時監視、河川や湖沼、海域、地下水の水質等、環境の状況を把握する調査等のほか、工場事業場等からの排出ガスや排出水、流通している食品や医薬品等が法令に定める基準等に適合しているかの行政検査、食中毒や集団感染症、水質事故等が発生した場合の原因調査等を行います。

また、保健衛生や生活環境の保全や被害の未然防止・回避・低減に向けて、各種調査研究を企画し、関係機関と連携した取り組みを行います。

職員インタビュー

【本庁】環境生活部環境生活総務課・山田さん(平成23年度入庁)

入庁から現在までの経歴
年度 配属先
平成23年度~平成25年度 仙台保健福祉事務所(塩釜保健所)岩沼支所【地方機関】
平成26年度~平成28年度 環境生活部環境対策課【本庁】
平成29年度~平成30年度 環境生活部再生可能エネルギー室【本庁】
令和元年度~ 環境生活部環境生活総務課【本庁】

Q1:現在の担当業務を教えてください。また、その仕事は県民の生活等にどのような関わりがありますか?

私の担当業務は部内の調整や部内職員に対する研修の実施です。
私が所属している環境生活部では、地球温暖化対策や公害対策、衛生管理、廃棄物対策、文化芸術の振興、男女共同参画の推進等、幅広い分野の業務を行っていますが、それぞれの業務が円滑に進むよう意識しながら調整等に取り組んでいます。
特に研修に関しては、職員の資質向上や問題・課題の共有につながるようなテーマを検討し、最終的には県民サービス等の向上に結び付けることができるよう努めています。

Q2:やりがいがあった、嬉しかったというエピソードがあれば教えてください。

再生可能エネルギー室勤務時、水素エネルギーの利活用推進に携わったことです。
水素は電気の缶詰とも呼ばれており、天候に左右される場合のある太陽光などの再生可能エネルギーから水素を作ることで、環境に優しく、安定性をもったエネルギーとして活用することができます。
その水素エネルギーについて、県民の方々に知っていただくため、事業者の方と協力し普及啓発イベント開催やPR動画作成などを行いました。
悩みもありましたが、より良い取り組みとなるよう関係者で知恵を出し合った経験は、非常に大きなやりがいを感じるものでした。

Q3:これまでの業務で印象に残っていることを教えてください。

大気環境測定を行うシステムや機器の整備を行う業務です。
県では県内の大気環境を常時測定し、その結果をリアルタイムで公表していますが、システムや測定機器の整備等に係る予算案の作成、仕様の検討、契約といった、公表に至るまでの一連のプロセスを担当しました。
測定機器の原理等については技術系職員として理解できる部分があったものの、システムについての知識が全くなかったため、四苦八苦しながら、一つ一つ理解を深めていった経験が強く印象に残っています。

Q4:日々どんなことに気をつけて仕事をしていますか?

楽しみながら元気に仕事をすることです。
忙しいときでも、その業務に楽しみを見つけていけるよう気を付けています。
業務を行っていく中で、一つのことに集中し過ぎてしまうと俯瞰的に物事を捉えられなくなることが多いと自分自身が感じるため、心の余裕を持つ手段の一つとして大切にしています。

Q5:学生時代の経験が生かされていると思ったことは?

部活の野球で培われたチームプレーです。
私は当時キャッチャーを務めていましたが、キャッチャーは、グラウンド内において全体を見渡すことができる唯一のポジションであると言われています。
チームのこと、さらには対戦相手のことを考えながら打ち込んだ経験は、部全体のバランスを見ながら取り組む現在の業務や姿勢に生かされているように感じています。

Q6:宮城県職員を目指した理由を教えてください。

地元の宮城県のことをもっと知り、貢献をしていきたいとの思いがあったためです。
併せて、大学等において、食品や分析化学などを学び、その知識を生かすことができる職を検討したときに、県職員が最も良い選択肢と考えました。
現在、周りの職員に助けていただきながら、仕事・家庭ともに充実した生活を送ることができています。

Q7:宮城県職員を目指そうとしている方に一言メッセージをお願いします。

私は農芸化学職として入庁し、その専門知識を生かしつつ、様々な業務に携わることができています。
日々の勉強は必要ですが、同時に、人とのつながりや自分の成長を感じるやりがいのある職場であると実感しています。
将来の宮城県のために一緒に頑張りましょう!

農芸化学1農芸化学2

【地方機関】仙台保健福祉事務所(塩釜保健所)・赤崎さん(平成13年度入庁)

(注)「崎」の漢字は,「大」部分が「立」です。

入庁から現在までの経歴
年度 配属先
平成13年度~平成15年度 仙台保健福祉事務所(塩釜保健所)岩沼支所【地方機関】
平成16年度~平成18年度 環境生活部環境対策課【本庁】
平成19年度~令和元年度 保健環境センター【地方機関】
令和2年度~ 仙台保健福祉事務所(塩釜保健所)【地方機関】

Q1:現在の担当業務を教えてください。また、その仕事は県民の生活等にどのような関わりがありますか?

私は現在、仙台保健福祉事務所(塩釜保健所)の環境廃棄物班で、工場・事業所等に起因する大気汚染、水質汚濁、騒音及び悪臭などの公害対策に関する指導や、産業廃棄物が適正に処理されるための許可事務や立入検査を行っています。
県民の皆さんに安心で快適な生活を送っていただくために、きれいな空気とごみのない街並みを守ることは、大変重要なことであると思っています。
関係する法律は多岐にわたるので、知識を身につけるのに苦労することもありますが、地域の皆さんの生活環境の維持向上を図るため、日々の業務を行っています。

Q2:これまでの業務で印象に残っていることを教えてください。

保健環境センターでは、水質分析の仕事をしていました。
水質分析をするのは初めてでしたが、機器分析や生物試験など広い範囲で仕事を身につけられたことはとても勉強になりました。
一昨年行われた第6回水環境学会東北支部の発表会で表彰状をいただけた時はとても嬉しかったです。
また、他県の地方研究所や国立環境研究所の方々と交流が図れたことも大切な財産となりました。

Q3:日々どんなことに気をつけて仕事をしていますか?

小学校2年生と5歳児の2児の母親です。
時間の制約があるので、出来るだけ効率よく仕事が出来るよう心がけています。
仕事に優先順位を付け、どの仕事をどのタイミングでということも意識して仕事に取り組んでいます。

Q4:学生時代の経験が生かされていると思ったことは?

学生時代を宮城県外で過ごしました。
自分の住んでいる場所を外から見られたことはとても良い経験だったと思います。その時に宮城県の認知度や方言など今まで意識しなかったことを意識するようになりました。
今でも県外の方に宮城県を紹介するとしたらどこがおすすめか、お土産は何が良いかなど、宮城県はどんな所なのかを考え、アンテナを張り巡らせています。

Q5:宮城県職員を目指した理由を教えてください。

学生時代に宮城県を離れて初めてその良さを知りました。
大都市である一方、自然が豊かで山も海もあり、おいしい食べ物も沢山あります。大学を卒業する頃には宮城県に戻って働きたいと漠然と思うようになりました。
そのような時に宮城県職員の募集を見つけ、自分が今まで学んだことを生かして、県民のために働ける素晴らしい仕事だと思い、宮城県職員を目指しました。

Q6:宮城県職員を目指そうとしている方に一言メッセージをお願いします。

農芸化学職は主に環境分野の仕事を行います。
環境政策や廃棄物・リサイクル業務や分析業務など色々な仕事を経験することが出来ます。どの仕事も県民のための大切な仕事です。
宮城県はとても良い所です。ぜひ一緒に宮城県のために働きましょう。

農芸化学11工場排水の採水業務

農芸化学12廃棄物関係の相談受付業務

農芸化学13大気汚染防止法に基づく立入り

 

お問い合わせ先

人事委員会事務局総務課任用班

宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号
県庁行政庁舎17階

電話番号:022-211-3761

ファックス番号:022-211-3797

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