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令和2年12月16日更新
建築確認、宅地開発といった許認可事務や県有建築物の建設・改修など住宅・建築分野を担当しています。東日本大震災以降は防災集団移転促進事業や、災害公営住宅などに関わる市町支援にも取り組んできました。
主な配属先は、都市計画課、建築宅地課、住宅課、営繕課等の県庁各課や、建築確認の許認可事務等を行う地方機関の土木事務所です。
この他、庁舎や県立学校の営繕等を行っている他部局での勤務もあります。
<各課室の業務内容>
都市計画課
都市計画に関する調査・企画、都市計画審議会、都市計画決定、土地利用に関する調査・企画
建築基準・建築許可等に基づく建築物の安全対策、建築士免許等、建築物の地震防災対策・バリアフリー化等、都市計画法による開発許可等
住宅施策の企画、県営住宅の整備・管理、市町村営住宅の整備指導、応急仮設住宅の建設、災害公営住宅に関する市町支援
県有施設の営繕業務の企画及び調整、県有施設の営繕工事の設計・施工
<地方機関の業務内容>
建築基準法に基づく確認申請の審査・現場審査、開発行為の許可、建築士事務所の立入指導、建築相談
宮城県土木部が、技術系公務員(総合土木・建築・電気・機械)を目指す皆さんのキャリアイメージ支援となることを目的に作成したページです。ぜひご覧ください。
宮城県職員採用試験情報トップページ「動画集」に、土木部技術職PR動画を掲載しています。
平成25年度~平成27年度 | 気仙沼土木事務所【地方機関】 |
平成28年度~平成30年度 | 土木部営繕課【本庁】 |
令和元年度~ | 土木部住宅課【本庁】 |
住宅課では主に、公営住宅を中心とした住宅政策を進めています。
私の業務は、高齢者等の住まいに困窮する方が民間賃貸住宅へ入居しやすい環境を整備するための住宅セーフティネット制度の普及や高齢者向け賃貸住宅(サービス付き高齢者向け住宅)登録業務、住宅政策の企画立案を担当しています。
住宅を失うことは日常生活に直結するため、公営住宅等のセーフティネットが不可欠になります。
人口減少・少子高齢化、空き家の増加等により、新たな公営住宅の整備は難しく、民間賃貸住宅の活用が望まれますが、民間賃貸住宅では孤独死などの懸念から高齢者等が入居を拒まれる傾向にあるため、見守りなどを含めた仕組みづくりを関係団体と協力しながら進めています。
初任地の気仙沼土木事務所では、建物などを建てる際に必要となる建築基準法等の書類審査や検査業務、相談対応を行いました。
新任で覚えなければならないことが沢山ある上、震災直後により申請件数が多く大変苦労しましたが、住宅などの建物の検査で現場を回る中で、被災地に建物や道路など日々建設されていく光景を目の当たりにし、震災からの復旧・復興を肌で感じることができた貴重な経験でした。
仕事は今行っていることで終わるものではなく、次に繋いでいくものであると思っています。
マンパワーが限られる中、時間を要する定常的な業務の簡素化や煩雑な事務作業の効率化など、維持だけではなく、一つでも良い方向へ進めるために「改善」を意識しています。
仕事をしやすい環境を整備していくことは今後の仕事の質も変えていくものであり、上司や同僚の意見等を踏まえつつ調整していくことは、自らの知識をつけることにも繋がっています。
大学時代はサークル活動に参加し、大人数のサークル運営を任される立場を経験しました。
サークル活動では、自分の考え方が正しいと一方的な考え方は持たず、共に活動する皆の意見や考え方を聞き入れながら、寄り添った活動となるよう心がけました。うまく行くことばかりではありませんでしたが、多様な意見に耳を傾けつつ、主体となって考えていくことは今も生かされていると思います。
学生時代に幅広い世代の方と接し、様々な考え方があることを知る機会を大切にしてもらいたいです。
私が県外の大学に通っていた際に東日本大震災を経験しました。
被災直後はメディアの情報を中々信じられませんでしたが、帰省した際にその惨状をこの目で見て、長くかかるだろう復旧・復興に何らかのかたちで関わりたいと地元の宮城に戻ることを決めました。
私の出身は女川町ですが、同様の被害のある地域についても復旧・復興の力になりたかったこと、大規模な災害は今後また起こることも想定されるため、より広い視野・分野で経験を積みたかったことから宮城県職員を目指しました。
公務員の仕事は県民の暮らしを下支えする基礎となるような大切な仕事ばかりです。
魅力あるみやぎを支えていくために共に働いていきましょう!
デスクワーク(企画立案、起案等の事務業務)
市町村や住宅政策に携わる団体に向けた会議での説明の様子
班内ミーティング(企画の打合せ)
平成24年度~平成26年度 | 土木部建築宅地課【本庁】 |
平成27年度~平成29年度 | 土木部都市計画課【本庁】 |
平成30年度~ | 東部土木事務所【地方機関】 |
宅地を造り、建築物を建てるまでに行う各種申請に対し、書面の審査や現地での検査を行っています。
また、県有建築物を長期に安全に使用出来るよう、改修の要否判断のための点検や、不特定多数の人が集まる建築物が定期的に適切な点検、是正が行われるよう、アナウンスするなど、既にある建築物の維持保全に関わる業務も大事な業務の一つです。
この他、建築物等に関する事故が起きた際には、管轄地域の緊急点検等を行うこともあります。
これら全ての業務が、建築物を通じて県民の生活を守ることに繋がっています。
宮城県震災復興計画の再生期の時期に都市計画課に所属しており、数多くの都市計画決定に関わりました。
市町村職員の方々と打ち合わせを重ねて、町の将来像に合わせた決定を行うのですが、都市計画決定は、事業を進めていくに上で最初に行う手続きなので、大きな事業は計画の実現まで関われませんでした。
このため、所属している時は、やりがいや達成感を得ることが難しかったのですが、先日、都市計画決定を行った場所に訪れる機会があり、数年前の打ち合わせで聞いていた将来像のとおり、人々が集まり賑わっているのを見ることが出来て「数年前の頑張りはここに繋がっていたのか!」と嬉しくなりました。
期限を示すこと、期限を守ることを大切にしています。
土木事務所に申請をされる方々は、工事を進めるために手続きを急がれている方々がほとんどです。
事前に期限を示すことで、設計者、事業者のスケジュールが立てやすくなればと思っています。
「これは、生かされている!」と思うようなことは特にないかなと思っています。また、やっておけばよかったと後悔していることも特にありません。
このため、何か活動をする際に、県職員になるのに役立つかどうかを考える必要はないと思います。
それよりも、日々の授業や、卒業論文、卒業制作にたくさんの時間を割いて、誠実に取り組んでほしいです。
例えば、予算を気にせずに、地域の問題点を自分で見つけて、建築することで解決するようなことは、働き始めてからなかなか出来ないので、学生時代に体験してほしいです。
宮城県を選んだ理由は、震災後「10年で復興を完結させる」と報道等でよく目にしていたからです。
今から試験を受ければ、10年ではなくとも長期にわたり復興に関わる仕事ができると思い受験しました。
また、建設会社や設計事務所ではなく県職員を志望したのは、3年に一度異動があるので、複数の業務を通して復興に関われると思ったからです。
実際に配属先によって、住宅を建てたい住民の相談に乗ったり、10年先を見据えたマスタープランを作成したりと様々な業務に関わることが出来て、入庁してよかったと思っています。
県職員の仕事は多種多様です。
このため、これからたくさんの業務に関わることが出来ます。
これが楽しみだと思える人は、ぜひ目指してほしいと思います。
県有建築物保全点検の様子(壁のクラック幅を計測し劣化状況を確認しています)
県有建築物保全点検の様子(打診棒により外壁材の浮きを確認します)
開発行為の完了検査の様子(造成工事で築造された道路が計画どうり完成しているか検査しています)
開発行為の完了検査の様子(完成した現地では目視できない部分の工事状況について施工者より説明を受けています)
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