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令和2年12月9日更新
本庁や保健福祉事務所において、県民の栄養、食生活の改善に向けた取組支援や健康づくり、給食施設指導等の業務に従事します。
具体的には、県民の食育の推進や健康づくりの推進に関する企画、調整や生活習慣病予防、健康増進のための指導や健康教育の実施のほか、地域の健康づくりや栄養管理体制をつくる拠点としての業務に従事します。
生活習慣病予防や健康増進のための食生活や運動などの指導や食育、健康教育の実施、特定給食施設等への立ち入り検査・指導、食品の栄養表示指導のほか、市町村や各職域の栄養士の研修、ネットワーク構築など地域の健康づくりや栄養管理体制をつくる拠点としての業務を行います。
県民の食育の推進や栄養、食生活面での健康づくりの推進に関する「みやぎ21健康プラン」や「食育推進プラン」などの各種計画の推進や関連事業の企画、調整などを行います。
平成19年度~平成20年度 | 登米保健福祉事務所(現東部保健福祉事務所登米地域事務所)(登米保健所)【地方機関】 |
平成21年度 | 拓桃医療療育センター【地方機関】 |
平成22年度~平成23年度 | 仙台保健福祉事務所(塩釜保健所)【地方機関】 |
平成24年度~平成27年度 | 保健福祉部健康推進課【本庁】 |
平成28年度~平成30年度 | 東部保健福祉事務所(石巻保健所)【地方機関】 |
令和元年度~ | 保健福祉部健康推進課【本庁】 |
宮城県は全国と比べ、脳血管疾患で亡くなる方が多いこと、メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の割合が高いことなど、県民の健康課題解決に向けた事業の企画、実施などが主な業務です。
ところで、栄養士が行う事業って、栄養教室や保健指導のような個別指導をイメージしませんか?
例えば働く人の健康を守るためには、働き方改革や受動喫煙防止への理解など、職場の環境づくりが重要です。そこで県では、企業のリーダーが社員の健康を考える「健康経営」の推進など、個人が健康づくりをしやすい環境を、どうやったら整備できるかを考えています。
現在の業務では、直接県民の皆さんと触れ合う機会は少なく、大学、企業、団体など、多くの関係団体の皆さんとの繋がりが大切です。
普段の仕事は、企業、団体の皆さんと関わることが多く、直接県民の方の反応に触れる場面は少ないのですが、電車の中やスーパーなどふとした時に「宮城県の人って、メタボが多いって知ってた?」「少し塩分減らさないとな。」といった会話が聞こえてくると、とても嬉しく思います。
業務というよりは、関わっていただいた人、企業・団体の皆さんと共に仕事をしたことで、様々なことに気付かされたことが印象に残っています。
健康に関心がある方も、関心が無い方も、全ての県民の皆さんの健康づくりを応援する業務ですので、「減塩しましょう」「野菜を食べましょう」といった指導的な事業ではなく、楽しんでいるうちに健康になり、一人ひとりが生きがいを持って生活していける環境づくりの視点を忘れないよう、心掛けています。
高校時代、女子サッカー部に所属していました。思い出の試合があって、まるで漫画のようですが、得点までのイメージをチーム全員が感じとって、そのイメージ通りに一人ひとりが動き、ボールがつながって得点につながった経験があります。
サッカーはチーム戦ですので、ポジションの役割や個人の特性を理解して戦略を立てていくのですが、同じイメージをチームで共有できるまでコミュニケーションを重ねたという経験は、仕事にも生かされていると思います。
そもそも、病院や学校ではなく行政栄養士を目指したのは、栄養士を目指した理由にも関わるのですが、生活習慣病によって治療をしている方の辛さを見て、生活習慣病になる前に助けてあげられる仕事に就きたいと思ったのがきっかけでした。
出身は岩手県奥州市で、大学進学で宮城県に移り住みました。
大学で、宮城県の栄養士の諸先輩方は、全国でも初めて、行政栄養士の配置を県施策として進めてきたという歴史を知り、就職先として宮城県を選びました。
行政の健康づくり施策の成果は、1年2年で現れるものではなく、最低でも5年、10年かかるため、モチベーションを保つことの難しさを日々感じています。
一方、10年後、20年後を見据えた事業を考えることは、行政栄養士の仕事の醍醐味だと思います。
もし興味がありましたら、一緒に仕事ができれば嬉しいです。
スマートみやぎ健民会議代表者会議の様子
平成20年度~平成21年度 | 東部保健福祉事務所(石巻保健所)【地方機関】 |
平成22年度 | 拓桃医療療育センター【地方機関】 |
平成23年度~平成25年度 | 気仙沼保健福祉事務所(気仙沼保健所)【地方機関】 |
平成26年度~平成27年度 | 北部保健福祉事務所(大崎保健所)【地方機関】 |
平成28年度~平成30年度 | 保健福祉部健康推進課【本庁】 |
令和元年度~ | 仙台保健福祉事務所(塩釜保健所)【地方機関】 |
保育所や学校などの給食施設において適正な栄養管理が行われるように指導・助言を行っているほか、食品の栄養成分表示がきちんと行われるように、食品関連事業者の相談受付・指導を行っています。
また、「朝食の欠食」や「野菜摂取量の不足」などの課題が若い世代に多くみられるので、SNSを活用した朝食レシピの発信など、大学生を対象とした食育の推進にも力を入れています。
これらの業務を通して、子どもの頃から大人まで、県民の皆さんの生涯を通した健康づくりや食育の推進に携わっています。
東日本大震災後、市の管理栄養士と被災した地区の公民館で栄養相談会を実施しました。
健康や食事についての話や調理実習を行い、参加者全員で食事をするというものです。
参加者からは「震災後初めて笑った」「楽しい時間が過ごせた」といった感想をいただき、食は単なる栄養だけでなく、心の栄養にも繋がっていると実感しました。
食を通して健康づくりのお手伝いができる管理栄養士の仕事にやりがいを感じました。
病院や福祉施設を転院する際、食事の摂食量が落ち、栄養状態が悪くなる事例がみられました。
原因として「軟菜食」といった引継の際に用いられる用語について、同じ名前でも施設によって堅さや大きさなど内容が違うことが分かりました。
そこで、用語の定義の均一化を図るべく、管内の各施設の食形態の状況を調査し、一覧にまとめる「食形態マップ」の作成に取り組みました。
各施設の管理栄養士・栄養士の他、医師等とも連携した取り組みとなり、たくさんの人の協力を得ることができたことから、印象に残っている業務の一つです。
自分の仕事に関する根拠を明確にし、どのような目的や役割があるのかを考えながら仕事をしています。
また、相談・指導を行う際は、対象となる方が何を知りたいか、何に困っているかなど、相手の立場で考えながら、分かりやすい説明を心がけています。
学生時代は、小学生に「自分にぴったりの食事量」を普及するイベントのお手伝いをしたり、福祉施設でお菓子やお茶を提供する喫茶ボランティアを行ったりと、興味を持った活動には参加するようにしていました。
そのときに、先輩や友達と意見交換をしたこと、大学の先生から助言をいただいたことが今の自分に大きな影響を与えていると感じています。
大学生のとき、宮城県の保健所で管理栄養士の実習をさせていただきました。
その際、保健師・薬剤師など様々な専門職種の方と一緒に仕事をしながら、市町村の栄養士をはじめ、病院、学校等様々な分野で仕事をしている管理栄養士・栄養士と関わることでのできる保健所栄養士に魅力を感じ、宮城県職員を目指すことにしました。
宮城県は、メタボリックシンドローム該当者やその予備群が多い、歩かない人が多い、塩分摂取過剰者、喫煙者が多いなど、健康課題が山積みです。
県民一人ひとりが生きがいを持ち、充実した人生を健やかに安心して暮らせる健康みやぎの実現を目指し、一緒に宮城県職員として仕事をしてみませんか。
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