ここから本文です。
麻しんが発生しています
麻しん(はしか)とは
感染経路/症状/予防方法(ワクチン接種)/治療/発症した場合の注意事項
医療機関のみなさまへ(麻しんが疑われる患者を診断した場合)
関連リンク
昨今、新型コロナウイルス感染症により制限されてきた国際的な人の往来が徐々に増加しつつあります。日本は麻しん排除国とされてきましたが、海外で感染し、日本に帰国/入国後に発症する事例(輸入症例)が確認されています。
現在、海外では麻しんの流行が報告されており、特にヨーロッパ地域の報告数は令和5年度の30倍以上に急増し、重症例や死亡例も確認されています。また、東南アジア地域に ついても、世界的に麻しんの症例報告数が多い地域の一つとなっています。
国内でも、輸入症例が契機と考えられる事例報告が増加してきており、今後さらに、輸入症例や国内における感染伝播事例が増加する可能性があります。
麻しんは感染性が非常に高く、免疫がなければ、コンサート会場や体育館等広い場所であっても、同じ空間にいるだけで感染し、発症する危険性が高くなります。
発症した人が周囲に感染させる期間は、症状出現の1日前(発疹が出現する3~5日前)から発疹出現後4~5日後位までです。
なお、感染力が最も強いのは症状が出てから発疹出現前の期間です。
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
特効薬はなく、対症療法を中心とした治療が行われます。
中耳炎や肺炎など細菌性の合併症を起こした場合、抗菌薬の投与が必要になる場合もあります。
麻しん患者に接触した場合、72時間以内の麻しんワクチンの予防接種が効果的とされています。
医師による麻しん届出ガイドライン 第五版(国立感染症研究所)
医療機関での麻疹対応ガイドライン第7版 (国立感染症研究所)
1. 接触者調査リスト(Excel)(エクセル:28KB)
5. 平常時・発生時の対策チェックリスト(エクセル:26KB)6. 予防接種記録カード(エクセル:24KB)
【医療機関のみなさまへ】麻しん発生状況に関する注意喚起(国立感染症研究所)
麻しんに関する特定感染症予防指針(平成31年4月19日一部改正・適用)(厚生労働省)
麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方(国立感染症研究所)
お問い合わせ先
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す