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平成26年に国内でデング熱に感染した症例が報告されています。デング熱は,デングウィルスを保有する蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)に刺されることによっておこる急性の熱性感染症で,ヒトからヒトには感染しません。またデング熱は感染しても重症化することは,まれです。
日本国内にはネッタイシマカは常在していませんが、ヒトスジシマカは青森県以南のほとんどの地域で生息しています。
ヒトスジシマカの活動範囲は50~100メートル程度です。日本での活動時期は5中旬~10月下旬までです。冬季には成虫はいなくなりますので、感染の可能性は低くなります。
デング熱に効果のある抗ウイルス薬はなく、対処療法が主になります。また現在実用化されたワクチンもありません。
デング熱に対する予防接種はありませんが、媒介する蚊に刺されないこと、蚊を増やさないことが予防策になります。
デング熱等蚊媒介感染症の発生地域へ渡航する場合は,長袖・長ズボンを着用したり,蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用するなど,蚊に刺されないように注意することが一番大事です。
現地や帰国時に発熱等体調の異常があった場合には,空港等の検疫所にご相談ください。また,帰国後に発熱等が出現した場合は,医療機関を受診し,海外への渡航歴を告げてください。
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