仙南の農道をゆく～広域営農団地農道「仙南線　新・羽前街道」～旧道入り口（川崎側）

6.旧道入り口（川崎側）

川崎町内から遠刈田温泉に向かう「主要地方道蔵王川崎線」途中の左側に四方峠に向かう旧羽前街道の入り口があります。自動車だと見過ごしてしまって、ちょっとわかりづらいのですが、入り口に「羽州街道（猿鼻街道　笹谷街道）」と記された白い標柱が立っています。

羽州街道は、一般には、山形県上山市の金山峠を越えて七ヶ宿-白石市小原-小坂峠-桑折のルートと言われていますが、江戸初期まではルートが確定しておらず、この街道の利用もまだまだ多かったことから、羽州街道と解釈したのでしょう。蔵王町側の標柱は「羽前街道」、川崎町側は「羽州街道」と矛盾しているようですが、「どっちなんだ！」と目くじら立てずに、おおいに日和ってどちらの解釈でもOKとしてみてはいかがでしょうか？いずれにしろ、昔ながらの街道の風情を楽しむことが大切なのではないでしょうか。

簡易舗装された町道です。奥に行くと車一台ぐらいの道幅となります