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一戦場首塚と梅(蔵王町の文化財「銘木古木」より)
猿鼻宿の交差点から切り通しを越えて下ってきた左側の道路脇に一本の梅の木がポツンとあります。これが一戦場首塚です。「戦」「首」というとなにやら不気味な感じがしますが、その名の通り、前九年の役で敗れた安倍氏一族の首が葬られているという言い伝えがあります。
誰の首なのかはわかっていませんが、梅の木の下がこんもりとしており、その上には彫ってある字が判然としない石碑があり、いかにもそのような雰囲気があります。また、一説には、昔の街道沿いに建てられた「一里塚」ではないかという話もあります。羽前街道の宮と永野の間の曲竹という地区に「一里塚」がありそこからちょうど一里(4km)ぐらいであることがその話の根拠のようです。
現在塚の上に植えられている梅は、推定樹齢200年、樹高7m、胸高幹周1.4mの大木で、種類はわかりませんが、毎年純白の花を咲かせています。ちゃんと実のなる梅で、6月には梅の実が実ります。
花を眺めるだけならいいでしょうが、個人が所有しているものですので、無断で塚に入らないようにお願いします。梅の実を取ったり、枝を折ったりするのはもってのほかです。
梅の木の下には謎の石碑があります
ちゃんと梅の実がなります
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