ここから本文です。
ループにある「羽前街道」の標柱から入って、四方峠までの町道沿いに昔の面影を残す街道が残っています。足を踏み入れると早速「旧羽前街道道中まつり」で使用される関所が見えてきます。祭りのため新しく作られた関所ですが、いかにも「今から旧街道を通るぞ!」という雰囲気となっています。それを通り過ぎると、白い看板や石碑が見えてきます。これらには街道の由来や保存地区について記載されています。非常に解りやすい文章なので保存地区ついて書かれている部分を以下に掲載します。
羽前街道は現在もその道筋が利用されているが、ほとんどの部分は道路改良されている。しかし、四方峠に至る約800mの区間は新道が建設されたため旧道がそのまま残存している。道は幅約5mの溝状で、蛇行しつつ峠へと向かう。四方峠には文政期の三山碑や首なし地蔵等が建ち、円田盆地が一望できる。旧道は地元住民による保存会の手によって遊歩道として保存活用が図られている。
平成7年3月31日設置
蔵王町教育委員会
その上には比較的新しい標柱も立っていて「羽前街道さ〃やに至る」と刻まれています。地元の旧羽前街道保存協議会の人たちが立てた標柱です。
平成6年に発足し、地元の行政区長などが構成員となっているこの保存協議会は、年に3回程度の旧羽前街道保存地区の清掃、草刈り、修繕などを行っており、街道に関する研修会なども実施しています。この保存地区を利用して平成7年から実施しているのが、「旧羽前街道道中まつり」。この保存地区の入り口から四方峠までの旧街道を鎧甲や旅姿、お姫様、お殿様などの格好で歩くお祭りです。地域の一大イベントであり、多くの人間が関わることから協議会とは別に「道中まつり実行委員会(実行委員長 山川 登 平沢公民館長)」を立ち上げて実施しています。
お話をうかがった
山川登 平沢公民館長
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す