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令和6年12月10日に、農業土木コース1学年を対象とした「小牛田農林高等学校農業農村整備事業学習会(講義・ワークショップ)」を開催しました。
この学習会は、農業土木を学ぶ学生に対し、農業農村整備への理解を深め、学校での学習や進路選択へ役立ててもらうため行うものです。北部地方振興事務所農業農村整備部が平成18年度から毎年開催しており、今年で19年目になります。
7月に開催した学習会では、二ツ石ダムや上川原頭首工の見学や色麻町農業伝習館にて、世界農業遺産について学びましたが、今回は講義及びワークショップを行いました。
当部の若手職員が講師を務め、「農業土木とは何か?」、「農地整備事業とは何か?」という説明から始まり、ワークショップのヒントとなる宮城県の農業について説明する講義も行いました。
また、小牛田農林高等学校OBOGである職員から、現在取り組んでいる業務や入庁してからのギャップなどについて説明しました。
生徒の皆さんは、先輩たちが農業土木職員として、どんな活躍をしているのかを知ることができました。
ワークショップは、以下のとおりStepを設け、「みやぎの農業を守るには」というテーマについて、生徒の皆さんで考えました。
Step1では、多くのグループが「高齢化」や「人手不足」を挙げていました。Step2では「お米がおいしい」、「田んぼの風景がきれい」や「自然豊か」などの魅力がありました。Step3では、Step1で挙げられた人手不足を解消するため、「非農家と農家の交流の場を設けるために農業体験を行うこと」や「SNSで農家の日常を発信して、農業の良さを知ってもらう」など、非農家が農業に関わるきっかけを作るアイデアが挙げられました。
出たアイデアに対して、質問するなど熱心にワークショップに取り組む様子が見られ、グループによって全く色の異なる、個性あふれるワークショップとなりました。
学習会後のアンケートでは「進路を考える上での材料となった」や「今後の学生生活の良い刺激になった」との声がありました。
この学習会が、生徒の皆さんにとって進路選択の一助となれば幸いです。
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