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令和5年12月5日に農業土木コースの1年生35名を対象にした「令和5年度小牛田農林高等学校農業農村整備事業学習会」を開催しました。
この学習会は、農業土木を学ぶ生徒に対し、農業農村整備への理解を深め、学校での学習や今後の進路選択へ役立ててもらうため、平成18年度から毎年開催しているものです。
ダムや頭首工などを見学した7月の学習会に続き、今回は講義及びワークショップを行いました。
講師は当部の若手職員が務め、「農業土木とは何か?」といった基本的な説明や、当部が行う農業農村整備事業の役割について説明しました。
また、生徒の皆さんが、将来の仕事について考えるきっかけとなるよう、小牛田農林高等学校の卒業生である職員から農業土木の仕事について紹介しました。
この講義を通して、農業農村整備事業の理解を深めるとともに、生徒の皆さんにとって、農業土木の仕事がどのようなものか具体的にイメージしやすいものとなりました。
「みやぎの農業を守るには」というテーマについて話し合いました。
みやぎの農業について、「高齢化」や「後継者不足」を問題としてあげるグループが多く見受けられました。
また、その問題を踏まえて、みやぎの農業の将来像についても考えました。
農業の効率化のために「ロボットを導入する」ことや、若者に農業の魅力を知ってもらうために「農業の体験ができる施設を作る」といった高校生らしい発想豊かなアイデアが出ました。
ワークショップ開始直後は、積極的な話し合いが行われませんでしたが、時間が経つにつれ、どのグループも活発な意見交換が行われていました。
最後に、生徒からは「農業土木にはどんな仕事があり、どのようにして地域に貢献しているかがわかった。農業土木職員が進路選択の一つとなった。」といった声や「班の皆で話し合うことがめったになかったため、こういう機会があって良かった。」との感想がありました。
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