【選定結果を公表しました】「総合評価落札方式に関する分析業務委託」の企画提案を募集します

1　業務目的

公共工事における「価格のみの競争」から「価格と品質で総合的に優れた調達」への転換を目的とした「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の施行を受け,宮城県（以下「県」という。）では平成18年度から,一般競争入札で建設工事における総合評価落札方式を導入したところである。

総合評価落札方式の導入後,社会情勢の変化や業界団体からの意見・要望等を参考に,評価項目や配点等を必要に応じて見直してきたところだが,制度導入から約15年が経過したことにより,価格評価点と価格以外の評価点のバランスや,価格以外の評価項目の配点割合等が,落札者の偏りに影響を及ぼしている側面も表面化している。

このことから,総合評価落札方式に関する分析等業務（以下「本業務」という。）において,より緻密的・多角的視点を持った専門的な分析・シミュレーション及び評価を行うことで,総合評価落札方式の評価内容を見直し,より公平な入札・契約制度に改善していくための基礎材料とすることを目的とする。

2　委託業務名

総合評価落札方式に関する分析業務

3　委託期間

契約締結日から令和4年2月28日（月曜日）まで

4　事業費（委託料の上限額）

8,690,000円（消費税及び地方消費税の額を含む）

5　業務内容

以下のとおり実施することするが,それ以外の内容についても幅広く実施することも可能とする。

なお,実施に当たっては,宮城県出納局契約課のホームページに掲載の,宮城県建設工事総合評価落札方式（簡易型・標準型）の手引き（令和3年4月1日から適用）を参照すること。（宮城県建設工事総合評価落札方式）

• （1）本県の建設産業を取り巻く現状把握
  厳しい経営環境化の中では,公正・公平な入札・契約制度のあり方が,より建設産業の維持・発展のための重要な位置付けになることから,本県における建設産業の現状把握を行うこと。
• （2）分析対象データの整理

  • イ　落札状況の整理

  • ロ　応札者及び落札者の評価項目毎の得点状況の整理

  • ハ　イ及びロのデータ整理の完了後,シミュレーション作業のための基礎データの作成

• （3）データ分析
  前項のデータを集計し,グラフ等を用いて傾向を「見える化」するとともに,統計的手法を用いた分析を実施する。
• （4）落札シミュレーション
  配点割合変更による落札（想定）企業への影響をシミュレーションする。なお,シミュレーションに当たっては評価指標をあらかじめ設定しておくものとする。
• （5）本業務の評価結果の取りまとめ
  （1）から（4）までの業務を通じて得た結果を評価した上で取りまとめを行い,現行の総合評価落札方式に対する改善等の必要性について,結論を導き出すこと。

6　スケジュール

廃業届の提出があった建設業許可業者について

内容	期日
企画提案募集開始（県ホームページに掲載）	令和3年4月15日（木曜日）
企画提案書作成等に関する質問受付期限	4月22日（木曜日）正午
質問回答	4月27日（火曜日）
企画提案書の提出期限	5月14日（金曜日）午後3時
企画提案書のプレゼンテーションの実施	5月20日（木曜日）
選定結果の通知	5月24日（月曜日）
業務委託契約の締結（予定）	6月上旬

7　委託事業者の選定方法

公募型プロポーザル方式

8　募集要領等

• 総合評価落札方式に関する分析等業務委託に係る企画提案募集要領（PDF：173KB）
• 募集要領（様式）（ワード：23KB）
• 総合評価落札方式に関する分析等業務委託仕様書（PDF：170KB）

9　企画提案書作成等に関する質問受付及び企画提案書等の提出先

提出場所

宮城県土木部事業管理課技術企画班（担当：森本,簾内）

宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号（宮城県行政庁舎8階）

提出方法

• （1）質問がある場合は,指定様式（様式第1号）を電子メール（d-gijutu@pref.miyagi.lg.jp）により,令和3年4月22日正午までに提出してください。
• （2）企画提案書等を提出する場合は,企画提案提出書（様式第2号）,宣誓書（様式第3号）,企画提案書（任意様式）,経費概算見積書（任意様式）について各必要部数,持参又は郵送により令和3年5月14日午後3時まで（必着）提出してください。

10　質問に対する回答

• 質問・回答（PDF：111KB）

11　選定結果

業務委託候補者：株式会社日本経済研究所