建設キャリアアップシステム活用工事について
目的
建設キャリアアップシステム(以下,「CCUS」という。)とは,技能者の資格や現場での実績を蓄積し見える化することにより,技能者の経験や技能に応じた処遇の実現を目指すシステムであり,平成31年4月から本格運用が始まっています。
本格運用が開始されている「建設キャリアアップシステム」について,県内の普及拡大を図るため宮城県土木部発注工事において「建設キャリアアップシステム活用工事(CCUS活用工事)」と「建設キャリアアップシステム義務化工事(CCUS義務化工事)」を実施します。
実施要領等
- 対象工事
- 土木部が発注する全ての工事を対象とする。
- 次の各号のいずれかに該当する場合を除き,CCUSの活用に努めるものとする。
- (1)災害復旧など緊急性を要する場合
- (2)工期が著しく短い場合
- (3)その他の事由により,発注者がCCUSを活用出来ないと判断する場合
- 土木部が発注するS等級工事のうち,発注機関が指定する工事にあっては,CCUSの活用を義務づけるものとする。
- 実施内容
- (1)令和3年4月1日以降に公告する案件から適用する。
- (2)現場でCCUSを活用し,下記基準を達成した場合は県工事成績調書「別紙-1(7)創意工夫」の「その他」において,1点加点する。
条件一覧
条件
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基準
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- 事業者登録
- 技能者登録
- 管理者ID(現場管理者)登録
- 現場にカードリーダーを設置
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元請のみ。下請の登録は求めない。
- 1名以上
- 当該現場の登録
- 実働日数30日以上ICカードを読み取る
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- (3)活用工事受注者が基準を達成出来なかった場合は,工事成績考査の減点などの措置は課さない。
- (4)義務化工事受注者が基準を達成出来なかった場合は,県工事成績調書「別紙-1(1)施工体制一般」及び「別紙-3(1)施工状況」の「その他」において減点する。
- (5)CCUS利用にかかる費用については,活用工事は受注者が全額負担する。義務化工事はカードリーダー設置費用と現場利用料を設計変更にて計上する。
「建設キャリアアップシステム」についての情報はこちら
建設キャリアアップシステム(https://www.ccus.jp/)(外部サイトへリンク)(クリックすると一般財団法人建設業振興基金のHPに飛びます)