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迫川改修75周年を記念して「迫川フォーラム」を開催しました。
古来より,水は人と自然が共生していく上で貴重な存在です。自然環境が変化する中,今後,我々がどのように水と関わっていくのかということは,非常に重要なテーマですが,まず「水を知る」ということから始めようという目的で,宮城県ではこれまで各地で「知水講座」を実施してきました。
今年2007年は,迫川の改修が1932年(昭和7年)に国内初の補助事業として採択されてから75周年を迎えるとともに,過去に甚大な被害を及ぼした1947年(昭和22年)のカスリン台風,翌1948年(昭和23年)のアイオン台風からちょうど60年目に当たります。
さらに,平成24年度に完成予定の「長沼ダム」では,今年10月に定礎式を挙行するなど,迫川にとって,まさに節目の年であることから,「迫川フォーラム」と題した知水講座を実施いたしました。
宮城県登米土木事務所長
(財)リバーフロント整備センター理事長 竹村 公太郎氏
講師経歴 1945年生まれ。1970年東北大学土木工学科修士課程修了。同年建設省入省。
1999年河川局長。2002年国土交通省退官。現在,(財)リバーフロント整備センター理事長。
「川と日本人」と題し,縄文・弥生時代から現代までの川(水曜日)と日本人の関わりを貴重な絵や写真を使ってわかりやすく教えてくださいました。また,地球温暖化等による世界的な気候の変化を取り上げ,未来を担う子供達に水を含めた自然の大切さなどを熱心に説いていただきました。子供達も先生のユーモアたっぷりのお話しに,時折笑い声をあげながら興味深く聞いていました。
宮城県土木部技術参事兼河川課長 伊藤 文男
「迫川改修の歴史」をテーマとして,これまで県が行ってきた迫川改修の歴史を中心にお話しいたしました。迫川は上流域が栗駒山の南東斜面に接し,雨が降りやすい一方,中・下流域が低平地で流れが遅く,たびたび洪水を引き起こしてきた川であり,長沼ダムを含むいろいろな河川改修の必要性などについてわかりやすく説明いたしました。
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