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掲載日:2019年7月11日

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レジオネラ症に注意しましょう

レジオネラ症の発生について

宮城県内で,レジオネラ症の発生届出数が増えています。
レジオネラ症はレジオネラ属菌による感染症で,例年7月に患者数が増加することが知られていますので,今後,特に注意が必要です。
レジオネラ属菌の多くは水環境(河川・湖水・温泉)に生息していますが,それだけでなく,土壌にも生息していますので,土埃の多い所での作業時にはマスクを着用するなどの対策を取りましょう。
また,近年は海外旅行中の感染も増えていますので,旅行中の体調管理に気を付けましょう。

宮城県レジオネラ症の届出状況(平成26年~令和元(平成31)年)

レジオネラ症の届出状況

レジオネラ届出数

※ 平成31(令和元)年:全国は6月27日時点,宮城県は7月11日時点

レジオネラ症とは

原因


レジオネラ属菌による細菌感染

症状

  1. レジオネラ肺炎
    • 急速に症状が進行します。
    • 全身倦怠感,頭痛,食欲不振,筋肉痛などから始まり,乾いた咳,高熱(38.0℃以上),悪寒,
      胸痛が見られるようになります。
    • 傾眠,昏睡,幻覚,四肢のふるえなど中枢神経系の症状が出るほか,下痢の症状も見られます。
  2. ポンティアック熱
    • 一過性に発症し,自然に治癒します。
    • 突然の発熱,悪寒,筋肉痛などの症状が見られます。

好発年齢

特定の年齢層はないが,免疫機能が低下した人は注意が必要です。
【ハイリスクグループ:新生児,高齢者,大酒家,喫煙者,透析患者,移植患者など】

潜伏期間

  1. レジオネラ肺炎 2~10日
  2. ポンティアック熱 1~2日

感染経路

以下のような感染が報告されています。

  1. エアロゾル感染
    汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)を吸入することによって感染します。
    代表的な感染源:冷却塔水,加湿器,循環式浴槽(追い炊き機能付き風呂,24時間風呂)など
  2. 吸引・誤えん
    温泉浴槽内や河川で溺れた際に,汚染された水を吸引・誤えんすることによって感染します。
  3. 土壌からの感染
    汚染された腐葉土の粉じんを吸い込んだことで感染します。

予防方法

  • 加湿器の水は毎日交換し,容器を洗浄する。
  • 循環式浴槽は定期的に洗浄を行いましょう。
  • 土壌に関連した作業を行う際は,マスクを着用するなどの対策を取りましょう。

※ 有効なワクチンはありません。

治療方法

  1. レジオネラ肺炎は抗菌薬による治療が行われます。
  2. ポンティアック熱は自然に軽快することが多く,診断に至らないこともあります。

参考となるホームページ

お問い合わせ先

疾病・感染症対策課感染症対策班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2632

ファックス番号:022-211-2697

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