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今般、県内医療機関において冷却塔から目標値(※)を大幅に超えるレジオネラ属菌の発生が確認され、これが感染源と推定されるレジオネラ症の集団感染が発生しました。
各施設においても、今後同様の事案が発生しないよう、冷却塔の適正な維持管理に万全を期していただく必要があります。
つきましては、レジオネラ症防止対策の一層の推進を図るため、空気調和設備を保有する施設の管理者等におかれましては、下記指針等に基づいた冷却塔の適正管理を徹底いただくよう、改めてお願いします。
(参考)
レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針(平成15年7月25日)(厚生労働省サイトへリンク)
※「新版レジオネラ症防止指針(概要)厚生労働省生活衛生局企画課監修(外部サイトへリンク)
・人が直接吸引する可能性のない場合
102CFU/100ml(CFU:Colony Forming Unit)以上のレジオネラ属菌が検出された場合、直ちに清掃・消毒等の対策を講じることとされている。
宮城県内でレジオネラ症の発生届出数が増えています。
レジオネラ症は、レジオネラ属菌による感染症で例年7月に患者数が増加することが知られています。
レジオネラ症は、レジオネラ属菌を原因とする感染症です。
レジオネラ属菌は、土の中や河川、湖沼などの自然界に生息している細菌です。アメーバなどの原生動物に寄生し、20~45℃で増殖します。
レジオネラ属菌は、入浴施設などの水を使用する設備に付着する生物膜(バイオフィルム・ぬめり)に生息するアメーバなどの体内で大量に繁殖します。 人への感染は、これらの衛生管理の悪い設備から発生したエアロゾル(空中に浮遊している小さい粒子)にレジオネラ属菌が含まれ、 これを吸入することによって起きることが知られています。 レジオネラ属菌は、人から人へは感染しません。
加湿器の水は毎日交換し、容器を洗浄しましょう。
浴槽水は毎日入れ替え、浴槽を清掃しましょう。
循環器浴槽も最低1週間に1回以上完全に換水して浴槽を清掃、消毒すること。
レジオネラ属菌は、入浴施設などの水を使用する設備に付着する生物膜(バイオフィルム・ぬめり)に生息するアメーバなどの体内で大量に繁殖します。レジオネラ属菌などの微生物は、生物膜(バイオフィルム・ぬめり)の中では、消毒剤などの殺菌作用から守られて生息し続けます。これを除去せずに循環水だけを消毒しても、十分な効果は期待できません。
生物膜(バイオフィルム・ぬめり)を発生させないよう、発生してもすぐ除去できるようこまめな掃除を行い、循環水や浴槽水は換水し、適切な消毒を行いましょう。
施設におけるレジオネラ対策については、こちらのページをご覧ください。
・レジオネラ対策のページ(厚生労働省ページへリンク)(外部サイトへリンク)
・レジオネラ症について(宮城県食と暮らしの安全推進課ページへリンク)
施設における対応についての御相談は、施設所在地を管轄する保健所へお願いします。
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