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掲載日:2021年11月29日

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しいたけ原木林放射性物質現況調査の結果について

調査の目的

前回平成29年度の調査から3年が経過したことから,県内のしいたけ原木林の概況を確認するため,現況調査を実施しました。

調査の方法

1調査箇所

県内21市町村(75か所)のしいたけ原木林

2調査方法

1調査地当たり3~9本の原木を伐採し,ゲルマニウム半導体検出器を用いて放射性物質濃度を測定(破壊検査)

3調査期間

令和3年3月19日から令和3年8月13日まで

調査結果の概要

平成29年度の調査結果と比較すると,全体的に放射性物質濃度は減少しており,平均値で36ベクレル/kgでした。国の指標値(50ベクレル/kg)以下の箇所は75か所中,45か所で,全体の60%でした。

今回の調査で,国の指標値を下回る場所が一部で確認された一方で,前回調査時の測定値より高い値のきのこ原木林もあり,測定値がしいたけ原木林全てを示す値でないことや,放射性セシウム濃度にバラツキがあることから,県内の原木林の活用は依然困難な状況となっています。

概要 平成26年度調査 平成29年度調査 令和2年度調査
調査市町村 23市町 20市町 21市町村
調査箇所数 113か所 97か所 75か所
放射性セシウム濃度 最大値 880Bq/kg 2,100Bq/kg 250Bq/kg
平均値 116Bq/kg 87Bq/kg 36Bq/kg
指標値(50Bq/kg)以下 20か所(18%) 29か所(30%) 45か所(60%)
調査結果の概要

国の指標値(50ベクレル/kg):安全なきのこ栽培ができる原木の放射性物質濃度の基準

今後の対応

原木林内で放射性セシウム濃度にばらつきが大きことから,令和元年度に,県では通常の破壊検査よりも高頻度に検査を実施できる非破壊型放射能検査装置を導入しており,試験的に検証を行っています。

今後は,原木林を早期に再生する手法を見出していくため,現在の森林を伐採し更新する実証事業を実施していくとともに,比較的放射性物質濃度の低い地域を中心に原木の供給再開の可能性について検討を行っていきます。

お問い合わせ先

林業振興課地域林業振興班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2914

ファックス番号:022-211-2919

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