普及に移す技術第93号/普及技術11
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普及技術11(平成29年度)
分類名〔家畜〕
飼料用トウモロコシ奨励品種「KD418」(PDF:226KB)
宮城県畜産試験場
1 取り上げた理由
市販されている流通品種の特性を把握することを目的とした県内適応品種選定試験を行った結果,安定した成績を示す品種「KD418」の優位性が確認されたので普及技術とする。
2 普及技術
- 1)飼料用トウモロコシとして「KD418(系統名 KE5401)」を奨励する。
a 収量性については乾物収量(kg/10a)及びTDN収量が比較品種である極早生3品種より優れる(表5)。
b 紋枯病,虫害発生,赤カビ発生が比較品種である極早生3品種より優れる(表6)。
主な特性は下記のとおりである。
3 利活用の留意点
- 1)栽培管理については,「牧草・飼料作物(県奨励品種)栽培の手引き」を基本とすること。
- 2)栽植本数は10a当たり7,400~7,800本(畝間75cmの時,16~18cm)とし,1本仕立てとする。
- 3)試験は畜産試験場(大崎市岩出山)の試験ほ場で実施したものである。
- 4)播種は5月上旬に行い,発芽の翌日から収穫期までの2ヶ年平均値を用いて検討を行った。また,評価に用いた成績は20本/区を3反復し得られたものである。
(問い合わせ先:宮城県畜産試験場草地飼料部 電話0229-72-3101)
4 背景となった主要な試験研究
- 1)研究課題名及び研究期間 飼料作物・牧草適応品種の選定(平成27~29年度)
- 2)参考データ
- 3)発表論文等
なし
- 4)共同研究機関
(独)東北農研センター,東北地方各県
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