ここから本文です。
車椅子ユーザーにとって、雪は移動を妨げるやっかいなものというイメージを持つ方も多いと思います。
スキーのイメージは、機材等の準備、現地までの移動、スキー場でのトイレや雪の上での移動の不安等もあります。
このページでは、仲間やインストラクターとともに、脊髄損傷の車椅子ユーザーがみやぎで初めて雪の世界に飛び出したチェアスキー体験ツアーをお伝えします。
スキーの板にイスをつけたものです。
チェアスキーは1本のスキー板の上に、衝撃を吸収するサスペンションをつけ、その上に座るバケットシートが取り付けられています。
ストックの下に小さなスキー板がついた「アウトリガー」を両手に持ち、座った状態で雪上を滑ることができます。
写真1 チェアスキーの写真
チェアスキーは、障害のない人もある人もだれもが一緒に楽しめるスポーツです。
リフトへの乗り方が特徴的です。椅子の部分だけをレバーで浮かせてリフトに乗ります。
写真2 山上での1枚
今回体験したのは宮城県川崎町にあるセントメリースキー場。
スキー場内はレストハウスに隣接した駐車場やトイレも整備されています。身体障害者手帳の提示でリフト料金が大人料金の半額となります。
写真3 宮城県川崎町セントメリースキー場の写真
脊髄損傷で車いすを使い始めてから6年が経ちます。
スポーツとしては車いすテニス経験があります。チェアスキーは、現地までの移動や準備など正直にいうと、ハードルが高いイメージがありました。テニス仲間から何回か誘われていましたが、なかなか一歩を踏み出せませんでしたが、今回は宮城でようやくチャレンジできました。
宮城では、初心者向けの教室が開催されていて参加しやすいのは魅力でした。
スキー場のレストハウも車椅子での移動やトイレ等の環境が配慮されていて快適にスキーに集中できました。雪山というダイナミックな開放感は他のスポーツと一味違います。同じ障害を持つインストラクターからの的確なアドバイスは本当に参考になりました。ぜひ、続けて行きたいと思っています。
写真4 車椅子からチェアスキーへの移乗の様子 バケットシートに車椅子を横付けして乗り移ります。
写真5 座面のリフトアップ リフトへの乗り方が特徴的です。椅子の部分だけをレべーで浮かせてリフトに乗ります。
写真6 山上でインストラクターと一緒に
クラブでは、チェアスキーをはじめたい方をサポートする初心者講習を行なっています。チェアスキーはレンタルがあります。
はじめはマンツーマンで経験豊富なインストラクターが指導しますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
→前ページ(5-3 みやぎの3大スポーツを楽しむ 車椅子アクセスガイド)に移動
→次ページ(5-5 なるほど!旅の達人が教える車椅子ユーザーの旅のコツ
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す