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平成22年6月から,宮城県農業土木技術職員をJICA青年海外協力隊員としてアフリカのマラウイ共和国デッザ県に派遣しています。都道府県の行政職員を継続的に青年海外協力隊員として派遣するのは全国で初めてであり,地方からの国際協力として注目されています。
また,青年海外協力隊員の派遣と併せて,マラウイ共和国デッザ県のかんがい農業に関わる人材を育成するために,専門家の短期派遣や研修員の受入等を行いました。
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宮城県と友好県省を締結している吉林省の水利庁を相手機関としてJICAの地域提案型草の根技術協力事業を活用し,「住民参加型かんがい管理支援事業(平成17~19年度)」「参加型灌漑管理組織強化プロジェクト(平成20~22年度)」の2期事業をNPOと協働して実施しました。農家組織の体制整備のため,吉林省から土地改良区制度の技術研修員を受入れ,宮城県からは参加型かんがい管理技術の専門家を短期派遣し現地指導にあたりました。
JICAのプロジェクト方式技術協力「中国大型灌漑区節水かんがいモデル計画(2001~2006)」により中国政府水利部農村水利司が北京に設置した中国灌漑排水発展センターに,本県農業土木職員1名を水田農業担当の長期専門家(平成13年6月~平成15年5月)として派遣しました。また,このプロジェクトには,宮城県から短期専門家として県農業土木職員1名・県土地連職員1名・民間研究者1名も,節水モデル水田の造成などの現地技術指導にあたりました。
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県の海外技術研修員受入制度により,JICAからの要請を受けてラオス国の南端にあるチャンパサック県の農林局女性技術者1名を,7ヶ月間(平成13年8月~平成14年2月)にわたり大崎管内を中心に参加型かんがい管理の研修のため,土地改良区制度全般の研修生として受け入れました。チャンパサック県は稲作の盛んな地域ですが,農家組織の体制整備が課題となっていました。
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JICAプロジェクト運営指導調査団の調査団員(圃場整備)として,本県農業土木職員1名を平成12年4月に,イラン国テヘランより北へ約200kmのマザンダラン州アモール市に派遣しました。アモールでは圃場整備技術者や米生産農家の養成のため,技術協力プロジェクト「イラン・ハラーズ農業技術者養成センター計画(1999~2004)」が実行中で,その進捗確認調査と詳細活動計画等の策定のため派遣されたものです。
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JICAの農業開発技術協力プロジェクトの短期派遣専門家(農業水利)として,2名の本県農業土木職員を,平成元年の2月~3月,7月~9月にかけて交代で中米の国,ホンジュラスの首都テクジガルパ天然資源省水資源局と地方都市コマヤグアの出先機関へ派遣しました。ホンジュラス国は,米生産の盛んな国です。
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JICAの長期派遣専門家(かんがい技術)として,本県農業土木職員1名を昭和50年7月~昭和52年7月にかけて,アフリカにあるタンザニア国「キリマンジャロ農業開発計画 (開発調査:昭和49年12月~昭和53年3月)」に派遣しました。キリマンジャロ州は,ケニアとの国境となるタンザニア国北東部にあり米生産は不可能な地域でしたが,現在では米生産の有数の穀倉地帯となっています。また,平成8年8月~平成9年2月にかけての7ヶ月間,県の海外技術研修員受入制度によりタンザニア国の男性技術者1名を乾期用水確保技術の研修生として仙台管内を中心に受け入れました。
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JICAの長期派遣専門家(かんがい技術)として,本県農業土木職員1名を昭和48年6月~昭和50年5月にかけて,インドネシア国に「後進国開発援助」により首都ジャカルタの東部に位置するジョクジャカルタ州にダムかんがい計画の策定のため派遣しました。州都ジョクジャカルタ市は,「平和の町」を意味する古都です。
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JICAの農業開発技術協力プロジェクトの短期派遣専門家(かんがい技術)として,本県農業土木職員1名を昭和47年に4ヶ月間,インド国の西部,マハラシュトラ州ムンバイの東約100kmにあるコポリ・アグリカルチャー・センターに派遣しました。コポリの町は水田の多い農村地帯です。
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