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県は、宮城の豊かな環境を守り、次の世代へ引き継いでいくために、平成23年度からみやぎ環境税(以下「県環境税」)を導入し、さまざまな事業に取り組んでいます。
県は、以下の4つの視点を設定し、「新みやぎグリーン戦略プラン」として施策をまとめています。平成30年度は47の事業に取り組みました。
そのほか、市町村向け事業「みやぎ環境交付金事業」を実施しました(「みやぎ環境交付金」活用事業参照)。
環境配慮と経済発展が両立する地域社会を構築するため、事業者や家庭での積極的な二酸化炭素の削減に向けた取り組みを推進しました。
主な事業
燃料電池自動車の展示
二酸化炭素の吸収機能など多面的機能を持つ森林や里山の管理・保全と森林資源活用に向けた取り組みを推進しました。
主な事業
伐採後の森林への植栽
生物多様性や自然環境を保全・再生し次世代へ継承する取り組みを推進しました。
主な事業
専門指導員による有害鳥獣の捕獲活動
自主的・継続的に環境に優しい行動を実施する人材の育成や環境教育を一層充実させる取り組みを推進しました。
主な事業
こども環境教育出前講座
家庭用の太陽光発電システムやエネファーム(燃料電池)の導入、既存住宅の断熱改修、事業者用の再生可能エネルギー設備(太陽光発電・風力発電・バイオマス発電)の導入などを支援し、省エネ効果として約5万5420トンの二酸化炭素排出を削減しました。
平成30年度のCO2削減量 5万5420トン
平均的な家庭約1万2400世帯分の年間排出量とほぼ同じ量=ほぼ亘理町の世帯数
二酸化炭素吸収機能を高め、降雨などによる山崩れや土壌の流出を防止するため、514ヘクタールの間伐や、58ヘクタールの造林などの森林整備を推進しました。
県民の皆さんからお預かりした県環境税は、県内の市町村へも「みやぎ環境交付金」として配分し、全市町村で活用されています。事業内容は以下のとおりです。
市町村が地域の実情に応じた環境課題の解決のため、6つの事業メニューから選択し実施する事業へ活用しました。
メニュー例
公共施設、学校、商店街などでのCO2削減対策:電気自動車の率先導入や学校施設・街灯のLED化
野生鳥獣対策:被害防止電気柵などの設置、わなの購入補助
自然環境保全や環境緑化に関わる活動 など
各市町村独自の環境課題への取り組み、メニュー選択型事業の複合的な取り組み、震災復興における環境に関する取り組みなど、市町村が創意工夫して行う地域の環境課題解決に向けた事業に活用しました。
石巻市 | 太陽光エネルギーを活用した電動フォークリフトの魚市場への導入支援 |
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気仙沼市 | 緊急時の非常電源としても使用できるソーラー街路灯の国立公園内への設置 |
大崎市 | 「化女沼」ラムサール条約湿地登録10周年記念「湿地・里山再生プロジェクト」ほか |
富谷市 | 公共施設への純水素燃料電池導入と市民啓発イベントの開催 |
七ヶ浜町 | 公用電気自動車を活用した普及啓発事業 |
石巻魚市場で活躍する電動フォークリフト
県環境税は、課税目的に沿った事業にのみ使用し、その使い道を明らかにするため、「環境創造基金(以下「基金」)に積み立てて管理しています。(下表)
金額(円) | |
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平成29年度末の基金残高(1) | 7億1265万 |
平成30年度収入(2)(税収、運用など) | 17億3781万 |
平成30年度支出(3) | 17億913万 |
平成30年度末の基金残高(1)+((2)-(3)) ( )内前年度比変化額(2)-(3) |
7億4133万 (+2868万) |
基金の残高は、令和元年度以降の事業に引き続き活用していきます。
お問い合わせ
みやぎ環境税に関すること
環境政策課
TEL 022(211)2661
お問い合わせ
みやぎ環境税の仕組みに関すること
税務課
TEL 022(211)2323
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/zeimu/(税務課)
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