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いつまでも自分らしく豊かな住生活を送れるよう、高齢期を迎える前の早い段階から将来の住まいのあり方を意識し、自らが望む暮らしの実現に取り組んでいくことが大切です。
家庭内での不慮の事故による死亡数は、交通事故による死亡数の約2.4倍となっています。なかでも、浴槽内での溺死が最も多く、転倒・転落が第3位となっています。また、溺死や転倒・転落による死亡数のうち、8~9割を65歳以上の高齢者が占めています。
一方で、今後の住み替えの意向を見ると、高齢者世帯の約9割は、住み替えを「考えていない」、つまり、住み慣れた住まいで暮らし続けたいと考えていることがうかがえます。
住み慣れた自宅に住み続けるためには、自宅の改修などを行いながら、高齢になっても使いやすく快適で安全な住まいにしていくことが大切です。
また、必要に応じて自宅での生活を支える安否確認サービスや在宅サービスを利用することも考えられます。
家庭内の転倒事故の主な原因として、次のようなことが挙げられます。
段差の解消や手すりの取り付けなどのバリアフリー化により事故が予防できます。
バリアフリー(手すり)
ヒートショック※が溺死や転倒に至る事故の原因の一つといわれています。
二重サッシや浴室暖房設備などを取り入れた断熱・省エネ化・室温調整により、ヒートショックなどの事故を予防でき、経済的で地球環境にも優しく、住宅内の温度差が小さい快適な環境が得られます。
※ヒートショックとは?
急激な温度変化による血圧の急変などの身体が受ける影響のことで、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす恐れがあります。
二重サッシに改修し、断熱性能を向上
自宅以外への住み替えが必要になった場合には、ご自身(ご家族)の状況に応じた住まいを選択することが考えられます。
その中でも、見守りや一定のサービスを受けながら、自立して暮らすことができる高齢者向けの賃貸住宅には、公営であるシルバーハウジング(所得制限あり)の他、民間運営の「サービス付き高齢者向け住宅」があります。
※住宅ごとに受けられるサービス、併設施設の有無などが異なるので、確認が必要です。
落ちつける自分専用の部屋があります
サービス付き高齢者向け住宅を検索できます。
(外部サイトへリンク)
将来の住まいのあり方を考える際の資料集「将来(高齢期)を見据えた住まい方」を公表しています。
資料集では、リフォーム事例などの情報のほか、リフォームや在宅サービスにかかる費用や高齢者向け住まいでの生活にかかる費用の目安を試算して比較しています。
また、職員による出前講座も実施していますので、ご利用ください。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/juutaku/koureiki.html(将来(高齢期)を見据えた住まい方)
早めに住まいを改修することのメリットや改修の際に配慮すべきポイントを取りまとめた「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」を公表しています。
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk7_000015.html(高齢者向け住宅)(外部サイトへリンク)
改修(リフォーム)の進め方・ポイント・事例や減税・補助・融資制度などをわかりやすく紹介した「住宅リフォームガイドブック」を公表しています。
http://www.j-reform.com/publish/book_guidebook.html(住宅リフォームガイドブック)(外部サイトへリンク)
お気軽に「みやぎ建築・住宅相談所」にご相談ください。(相談無料)
連絡先
(一社)宮城県建築士事務所協会
TEL 022(797)8126
お問い合わせ(下記問い合わせ先でも冊子を配布しています)
住宅課
TEL 022(211)3256
お問い合わせ先
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