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所管区域である石巻市及び女川町の海岸線は離島を含めて321キロメートルに及び,水産業の生産活動拠点である漁港は大小57港に上り,そのうち,遠洋・沖合漁業の基地としても重要な特定第三種漁港の石巻漁港,第三種漁港の女川漁港,渡波漁港,避難港である第四種漁港の鮎川漁港など11漁港を県で管理しています。また,内水面漁業を営んでいる内陸部は,大崎市,栗原市,登米市を流れる北上川,江合川,迫川等の主要河川のほか,伊豆沼や長沼等の湖沼なども所管区域としています。
当区域の沿岸部は東日本大震災の津波により甚大な被害を受けましたが,漁船,養殖施設,水産加工場等については,漁業者をはじめとした関係者のたゆまぬ努力により,震災前に近い状況まで復旧が進んでいるとともに,魚市場に関しては高度衛生管理を備えた施設で再生するなど,当地域は復興に向け着実に歩んでおり,水揚げ量は震災前に比べ7~8割,水揚げ金額は同額程度まで回復している状況にあります。
現在は,既に着手している漁港施設や海岸保全施設,漁港背後地関連施設等の水産業基盤の,一日も早い竣工に向け集中的に取り組んでいます。また,水産業全体の振興につながる水揚げ確保に向けた漁業者等への指導・助言とともに,各地域に芽生え始めた6次産業化の取組支援,水産加工の振興,新規漁業就業者の確保に向けた関係機関との一層の連携と漁業の魅力発信など,石巻地域の水産業の復興が確実なものとなるよう取り組んでいます。
管内沿岸部は,従来からアワビ,ウニ等の魚介藻類を多産しており,小型漁船漁業やノリ,カキ,ホタテ,ギンザケ,ホヤ,ワカメなどの養殖が盛んに行われている地域です。また,牡鹿半島以南は平坦な砂浜域を形成する仙台湾に面しており,カキ,ノリなどの養殖とともに,小型底びき網漁業や刺網漁業等の漁船漁業が盛んに行われてきました。
一方,内陸部の河川などではサケの人工ふ化放流事業やシジミ漁などが営まれています。
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