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平成25年知事新年あいさつ

復興に向けて発展の「種」をまく年に

宮城県内に未曽有の被害をもたらした平成23年3月11日の東日本大震災から1年9か月余りが経過しました。この間、被災地の復旧・復興に向けて、全国の皆さまからの御支援と御協力の下、県民一丸となって最大限の力を注いでまいりました。

県では、平成24年を「復興元年」と位置付け、「宮城県震災復興計画」（平成23年10月策定）を着実に実施し進行管理を行うため、「宮城の将来ビジョン・震災復興実施計画」を3月に策定し、復旧・復興に向けた取組を本格化させたところです。

また、10月には震災後初の全国規模のイベントである「ねんりんピック宮城・仙台2012」を開催し、全国から多くの方々に本県を訪れていただくことができました。

今年は「宮城県震災復興計画」に掲げる「復旧期」の最終年に当たることから、「再生期（平成26年度～29年度）」を視野に入れ、発展の「種」をまくことができるよう、復興に向けた取組を加速させてまいります。

さて、「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が4月から6月に開催されます。全国からのお客様を温かくお迎えしましょう。私も、笑顔でおもてなししたいと考えています。

復旧・復興への道のりは長く険しいものですが、10年をかけて震災前の状態に戻す「復旧」にとどまらず、将来の県民生活を見据えた抜本的な再構築によるふるさと宮城の再生とさらなる発展を目指して、積極果敢にチャレンジしてまいります。明るい未来を目指しながら、県民の皆さんと手をつなぎ一緒に進んでまいりたいと考えておりますので、一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。