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掲載日:2021年11月16日

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研究PRパンフレット(H28)/青刈用ソルガム奨励品種「ブラウントウミツソルゴー」

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宮城県畜産試験場

青刈用ソルガム奨励品種[ブラウントウミツソルゴー」(PDF:276KB)

畜産試験場 草地飼料部 草地飼料チーム TEL:0229-72-3101

研究の目的

飼料作物であるソルガムは,稈が長く草丈は2m程度になりますが,ロールベールによる収穫体系に適合し,家畜の嗜好性にも優れ,トウモロコシに次ぐ可消化養分総量(TDN)を得られます。そこで,宮城県の環境に適した青刈用のソルガム品種を選定しました。

研究成果

平成24年から27年の4年間,宮城県畜産試験場において市販のソルガム6品種の栽培調査を行いました。そのうちブラウントウミツソルゴーは,収穫時草丈等の生育特性や耐倒伏性は標準品種スダックスと同等でした。一方,乾物収量はわずかに劣りましたが,TDN含量は11.2%高くなりました。ブラウントウミツソルゴーは,高消化性遺伝子BMR(ブラウンミドリブ)を持つことで難消化性のリグニン含量が少ないBMR品種であることから,他品種よりもTDN収量が高いと考えられました。
以上から,本品種の優位性が確認されたため,ブラウントウミツソルゴーを宮城県の飼料作物奨励品種としました。

表 ブラウントウミツソルゴー生育特性および収量
ブラウントウミツソルゴーの生育特性および収量一覧

写真ブラウントウミツソルゴー

写真 ブラウントウミツソルゴー
草姿(タキイ種苗提供)

利活用の留意点等

ブラウントウミツソルゴーは早生品種であり,5月中旬から7月中旬が播種適期です。播種量は散播では3~4kg/10a,条播種では2~3kg/10aが目安です。
5月下旬に播種した場合,8月中旬の糊熟期に1番草を収穫することで,10月下旬に2番草の刈り取りが可能となります。
より詳しい内容は「普及に移す技術」第91号(平成28年発行)「青刈用ソルガム奨励品種「ブラウントウミツソルゴー」」をご覧ください。
普及に移す技術第91号

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お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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