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県は、県の政策の指針となる次期総合計画(2021~2030年度)にSDGs(エス・ディー・ジーズ)の考え方を取り入れて、策定を進めています。
SDGsは、2015年9月に国連で採択され、世界が合意した「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)の略称です。全世界の共通課題である貧困や不平等・格差、テロや紛争、気候変動などさまざまな課題を2030年までに解決し、「誰一人として取り残さない」世界の実現を目指すために、17の目標を設定しています。(下図)
SDGsの特徴として、次の3点が挙げられます。
この世界の大きな目標であるSDGsの考え方ですが、実は皆さんの身の回りにもつながっています。
例えば、地球温暖化の問題は、気象、農林水産物、生態系、自然災害、健康などに深刻な影響を及ぼすといわれている大きな問題ですが、どうやって対策をすれば良いでしょうか。
電気やガスの使い方の見直しや省エネ家電への買い換え、電車などの公共交通機関や自転車の利用など自分の生活を再確認する行動が重要です。
SDGsの達成のためには、私たち一人一人が行動を起こすことが大切です。2030年の自分や社会、そして宮城県がどうなっているか。皆さんも身近なところからSDGsを考え、行動してみませんか。
SDGsは、日常生活から遠い話だと感じていませんか?
SDGsを達成するために今すぐ始められる身近な取り組みを紹介します。
4月に「宮城県SDGs推進本部」を設置し、全庁一丸となって県が抱える諸課題の解決を通じて、SDGsの達成を目指します。
県内の取り組みがSDGsとどのように関係するか紹介します。
(一財)光科学イノベーションセンター提供
2023年度運用開始予定の次世代放射光施設の設置により、新たな産業の集積や、県内企業が施設を利用して研究開発に取り組むことによる技術革新が促進されることが考えられます。
例えば、新たな薬の開発や環境負荷の少ない製品の開発が進み、私たちの暮らしや自然環境にも良い影響をもたらします。
子どもたちの健全な育成や地域のにぎわいづくりにつながる「子ども食堂」は、企業や食材の生産者、県・市町村などさまざまな支援をもとに活動が展開されています。
県は、「子ども食堂」の開設や運営についてのノウハウを提供し、県内各地に「子ども食堂」の取り組みが広がるように支援しています。
東松島市提供
自治体のSDGs達成に向けた取り組みを推進するため、2018年に内閣府がSDGs未来都市として全国29都市を選定し、県内では唯一、東松島市が選定されました。東松島市では、地域と連携した学校教育や、高齢者の就労、防災に強いまちづくりなどを推進し、「子ども・若者・高齢者の全世代にわたって住みよいまち」を目指した取り組みを展開しています。
2019年1月には、東北地方でSDGs未来都市に選定された秋田県仙北町、山形県飯豊町とともに「第1回東北SDGs未来都市サミット」を開催しました。
登米市FSC®認証木材のティッシュペーパー
県内では、登米市、南三陸町で、持続可能な林業を目指し、FSC®認証森林※が広がっています。
“木を使い、植えて、育てる”循環型の林業・木材産業が成長することで、自然災害の予防・軽減や地域の活性化、地球温暖化の防止にもつながります。
FSC®認証森林とは、国際的な非営利団体であるFSC(森林管理協議会)が作成した世界共通の基準に照らし「審査」を受け、生物多様性・水資源・土壌などの保全が行われ、適正に管理されていると認められた「森林」のことです。FSC®認証は、SDGsの達成度を測る指標の一つになっています。
お問い合わせ
震災復興政策課
TEL 022(211)2418
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