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開催日 令和5年12月19日(火曜日)
場 所 議会庁舎3階 控室
本日は大変お忙しい中、記者会見にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
あらためまして、第46代宮城県議会議長に就任しました髙橋伸二でございます。議長として果たさなければならない責任の重さと与えられた課題の大きさに、改めて身の引き締まる思いをいたしております。
さて、東日本大震災の発生から12年が経過しました。これまで、復旧・復興を第一に取り組み、ハード事業は概ね完了いたしましたが、被災者の心のケア等、その実情に応じたきめ細やかなソフト対策については、今後も継続して取り組む必要があります。
また、3年以上にわたるコロナ禍を経て疲弊した地域経済の回復と持続的発展、国際情勢の影響などによる物価高騰への対応、DXの推進、頻発化・激甚化する自然災害への備え、人口減少・少子高齢化対策など県政を取り巻く様々な課題は山積しており、県議会の果たすべき役割は、今後ますます大きくなっていくものと考えております。
議会の使命を全うすべく、議長として全身全霊で取り組んで参る所存でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議長とともに、11月28日の開会日に、第41代副議長に就任しました本木忠一でございます。
副議長として髙橋議長をお支えし、皆様方の御協力を頂きながら、二元代表制の一翼を担う県議会が、そのチェック機能を十全に果たせるよう、公正厳正な議会運営に努めてまいりたいと考えております。
少子高齢化や人口減少、東日本大震災からの復興等、様々な課題が山積している中ではございますが、県議会議員の一人一人が力を合わせて、県民のために頑張っていくことをお誓いしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
11月28日に開会しました11月定例会は、22日間の会期を終え、本日閉会いたしました。
今定例会を振り返ってみますと、一般質問においては、「県立病院等4病院の再編」に関することや、「教育」に関し、多くの議員が取り上げたほか、「企業誘致・企業支援」、「医療・福祉」、「農林水産業」に関することなどについて、議論を交わしました。
その他、「地域交通」、「広域防災拠点」、「ALPS処理水」、「物価高騰」など、喫緊の課題が取り上げられるなど、幅広く活発な議論が行われたものと感じております。
今定例会においては、県立精神医療センターの緊急修繕に要する経費や、国の補正予算に対応し、物価高騰対策をはじめとする各種施策に要する経費などについて計上した予算案を可決しました。この結果、今年度の予算規模は、総計で1兆6,344億3,100余万円となります。
議員提案としては、「教員の奨学金返還減免を求める意見書」、「医療・介護・障害福祉分野における処遇改善等を求める意見書」の2つの意見書を可決しました。
また、パレスチナ自治区・ガザ地区が深刻な人道上の危機に瀕していることから、国際社会に対して、「国際人道法をはじめとする国際法の遵守」などを求める「パレスチナ自治区・ガザ地区における平和の早期実現を求める決議」を全会一致で可決しました。
また、本日の本会議において、5つの調査特別委員会が設置されました。
大震災からの復興対策等を推進するため「大震災復興調査特別委員会」を継続して設置するほか、「地域交通対策調査特別委員会」についても、昨年に引き続き設置しました。また、新たに「鳥獣被害対策調査特別委員会」、「人口減少社会調査特別委員会」、「地域再生調査特別委員会」を設置しました。
いずれも県政において重要課題となっているものですので、県に対し効果的な提言ができるよう、各委員会の今後の調査活動に期待しているところです。
10月の県議会議員選挙後の初めての定例会であり、県議会も新たな体制となりました。この任期4年間、本県の様々な課題について、しっかりと議論を行ってまいりたいと考えております。
また、4病院の再編については、今定例会を見ていると、議論としては深まってきていると感じております。仙台市以外から見ると、仙台市の医療体制・医療資源は、とても充実しておりますので、それを均てん化することができれば、救われる命がたくさんあると思っています。多くの県民の皆様に御理解をいただくため、そういった点を含めて、しっかりとした情報発信が必要であると考えております。
私からは、以上でございます。
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