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日時 令和2年10月22日(木曜日) 午後4時45分から午後4時57分まで
場所 議会庁舎1階 議員応接室1
本日は大変お忙しい中,記者会見にお集まりいただきまして,ありがとうございます。
まず初めに,新型コロナウイルス感染症に最前線で対応されている医療及び福祉,教育従事者の皆さまをはじめ,関係者の皆さまのご尽力に,改めて心より敬意を表します。
さて,9月23日に開会しました9月定例会は,30日間の会期を終え,本日閉会しました。
今定例会を振り返ってみますと,代表質問と一般質問においては,東北電力女川原子力発電所2号機再稼働に関する質問のほか,収束が見通せない新型コロナウイルス感染症対策に関して,多くの議員が取り上げ,議論を交わしました。
東北電力女川原子力発電所2号機再稼働に関しては,所管する環境福祉委員会において,参考人意見聴取を行ったうえで,賛成と反対のそれぞれの請願に対する審査を行うなど活発な議論が交わされ,本日再稼働を求める請願が賛成多数で採択されました。
また,不登校児童生徒に対する学校以外の場での支援などについても質問があったほか,令和元年東日本台風被害の復旧・復興の推進についても,執行部との間で議論が交わされました。
その他,環境問題や観光振興,農林水産業振興など幅広く議論が交わされたほか,県立美術館移転に関しても取り上げられるなど,充実した議論が行われたものと感じております。
本日,最終日には,PCR検査体制の更なる充実を図るための新型コロナウイルス感染症対策費を含む,総額166億2百余万円の補正予算を可決するとともに,令和元年度宮城県一般会計決算,各特別会計決算及び公営企業会計決算について認定しました。
このほか「児童相談所の体制強化を求める意見書」や「小規模事業者に対する支援及び支援体制の拡充・強化に関する意見書」など5つの意見書を可決しております。
さらに,今定例会中には,令和3年度予算調製方針にあたって,県の財政運営について質疑が行われました。
また,今定例会においては,新型コロナウイルス感染症対策の拡充を図る財源確保のため,補正予算案として,議員報酬をはじめ議会費において,総額1億3百50余万円が減額計上され,可決したところであります。
知事において,医療提供体制の整備や地域経済対策の推進など,更なる感染症対策に取り組まれることを期待しております。
次に,「東日本大震災復旧・復興に係る宮城県議会の活動について」です。
8月31日に,私と大震災復興調査特別委員会の佐々木喜藏委員長及びゆさみゆき副委員長の3名で,田中和徳前復興大臣に対し,「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う被害者への対応等」及び「心のケアの事業継続」などの要望活動を行ってまいりました。
田中前復興大臣には,我々の要望を真摯に受け止めて頂き,中身の濃い有意義な意見交換が行われました。
また,その前週になりますが,8月24日には,東京電力ホールディングス株式会社を議会にお呼びし,「福島第一原子力発電所事故に起因する被害への迅速かつ十分な対応及び原発事故の早期完全収束を求める要請書」を手渡しました。
10月2日には,その要請に対する回答書を受け取ったところですが,東京電力ホールディングスには,原発事故に起因する被害への迅速かつ十分な対応により,被害者が速やかに救済をされ,その根源である原発事故の完全収束に向けた真摯な対応をされるよう,これまで以上に強く求めたところです。
県議会としては,引き続き復興の完遂に向けて全力で取り組んでまいります。
私からは,以上でございます。
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