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日時 令和2年7月6日(月曜日) 午後1時50分から午後2時9分まで
場所 議会庁舎3階 控室
本日は大変お忙しい中,記者会見にお集まりいただきまして,ありがとうございます。
まず初めに,新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに,罹患された皆さまの一日も早い快復をお祈り申し上げます。また,最前線で対応されている医療及び福祉,教育従事者の皆さまをはじめ,関係者の皆さまのご尽力に,心より敬意を表します。
また,去る5月19日,坂下やすこ議員が御逝去されました。まことに哀惜の念にたえません。坂下やすこ議員には,平成3年の初当選以降,8期29年間にわたり御活躍され,その間,環境生活委員会委員長や保健福祉委員会委員長に就任されるなど,県政の発展に多大なる御尽力を賜りました。この度の御逝去に際し,これまでの宮城県議会議員としての御功績に心より感謝申し上げますとともに,坂下やすこ議員ならびに御遺族に対し,謹んで哀悼の意を表します。
さて,6月15日に開会しました6月定例会は,22日間の会期を終え,本日閉会しました。今定例会では,新型コロナウイルス感染症に関する国の第2次補正予算を受け,執行部から,保健福祉,経済,教育分野を中心とした感染防止対策費等を盛り込んだ補正予算の追加提案がありました。
一般質問では,新型コロナウイルス感染症対策等について,多くの議員が取り上げ,第2波に備えた医療体制の充実強化や事業者支援などについて,議論が交わされました。その他,農林水産業や観光の振興,教育分野の諸課題など幅広く議論が交わされたほか,女川原子力発電所第2号機の再稼働関連や県立高校普通教室へのエアコン設置についても取り上げられました。
また,同時に,東日本大震災及び昨年10月の台風19号からの復旧・復興についても議論が交わされました。本年度は県震災復興計画の最終年度となりますが,当議会といたしましても,被災地の課題の解決や,震災からの復興の完遂に向けた取り組みを加速させていく役割を,しっかりと果たして参ります。また国に対しても,引き続き復興支援の継続について要望活動を続けてまいります。
次に,宮城県議会における新型コロナウイルス感染症への対応についてです。当議会では,新型コロナウイルス感染症に関し,県議会の役割を踏まえ,迅速かつ的確に対応するため,4月21日に「宮城県議会新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置しました。
また,議会庁舎に「心ひとつに コロナ感染症に打ち克とう」のメッセージを記した横断幕を設置しているところであります。
一般質問及び予算特別委員会においては,議員の途中離席を認め,離席した議員は会派控室で庁内テレビ放送又はインターネット中継を視聴することとするなど,いわゆる「三つの密」を避け,議会運営を行ったところであります。
次に,新型コロナウイルス感染症対策の拡充を図る財源確保についてですが,先般,県議会として,議員報酬及び政務活動費をはじめ議会費において総額約1億円を削減することで各会派において合意に至り,議員報酬及び政務活動費の削減に係る改正条例を可決したところであります。知事において,万全な医療提供体制の整備及び地域経済対策の推進など,新型コロナウイルス感染症対策に一層取り組まれることを期待しております。
さらに,全国都道府県議会議長会において,新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえ,これまで3度にわたり,国への対策を求める決議を行っております。引き続き新型コロナウイルス感染症による状況を踏まえ,他都道府県議会と連携して,国への要望等について行ってまいりたいと考えております。
日本国内各地で,新型コロナウイルスの感染は続いており,一旦終息しかけたかに見えた県内においても,再び感染が確認されるなど,終息を見通すことが難しい状況が続いております。県議会といたしましては,新型コロナウイルス感染症終息に向けて引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。
私からは,以上でございます。
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