ここから本文です。
開催日 令和4年3月18日(金曜日)
場 所 議会庁舎1階 議員応接室1
本日は大変お忙しい中,記者会見にお集まりいただきまして,ありがとうございます。
まず初めに,3月16日深夜,福島県沖を震源として,県内でも最大震度6強を観測する強い地震が発生しました。被害の全容はまだ明らかになっておりませんが,亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに,被害を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
また,会期中の3月11日に,東日本大震災から11年となる「みやぎ鎮魂の日」を迎えました。震災によりお亡くなりになった方々へ,改めて哀悼の意を捧げますとともに,被災された全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。
震災直後から今日まで,国内外からの温かい御支援,御協力をいただきながら,県議会といたしましても,県民とともに一丸となり,互いに助け合い,復旧・復興に邁進してきたところです。
大震災に関する調査特別委員会を継続的に設置し,震災の復旧・復興状況について調査を行うとともに,国等に対して様々な要望活動を行ってまいりました。
しかしながら,11年が経過した今なお,被災者の心のケアや,地域コミュニティの再構築,防災集団移転元地の利活用など,時間の経過に伴って顕在化・深刻化する様々な課題を抱えておりますことから,改めて,被災地の課題解決や震災からの復興完遂に向け,被災者に寄り添った取組を着実に推進していく決意をしたところであります。
さて,2月14日に開会しました2月定例会は,33日間の会期を終え,本日閉会いたしました。
今定例会を振り返ってみますと,代表質問,一般質問においては,新型コロナウイルス感染症対策やコロナ後の社会を見据えた経済対策に関し,多くの議員が取り上げたほか,県立病院等4病院の統合・合築などの地域医療に関することや,農林水産業の振興策,教育行政などについて,議論を交わしました。
その他,東日本大震災からの復興事業や土木行政,エネルギー政策のほか,人口減少対策などについても取り上げられるなど,幅広く活発な議論が行われたものと感じております。
令和3年度補正予算については,新型コロナウイルス感染症の拡大防止や社会経済活動の再開に関連する経費等について,令和4年度当初予算と合わせた執行による切れ目のない支援の実現を目指すとともに,被災養殖施設への緊急的な対策に要する経費などを計上した予算を可決しました。この結果,令和3年度の予算規模は,総計で1兆7,426億4,500余万円となります。
また,県制150年の節目となる令和4年度当初予算については,感染症対策と,震災からの復興完遂に向けた施策に着実に取り組みつつ,デジタル技術の活用による県民サービスの向上や,子ども・子育てを社会全体で支える環境づくりに向けた施策に予算を重点配分して,編成した予算を可決しました。令和4年度当初予算の予算規模は総計で1兆5,884億1,800余万円となります。
次に,今定例会では,議員提案条例として,平成28年に成立した「教育機会確保法」を踏まえ,県内の子どもたちの教育機会の確保に向けた取組が一層推進されることを願って,「みやぎ子ども・子育て県民条例の一部を改正する条例」を提案し,可決しました。
来年度,執行部において「みやぎ子ども・子育て幸福計画」の中間見直しが行われると伺っておりますが,この条例の改正趣旨が的確に反映されることを期待しております。
その他の議員提出議案では,ウクライナへの軍事侵攻を行っているロシアに対して,厳重に抗議し,政府に対しては,ウクライナ在留邦人の安全確保及び我が国への影響対策について万全を尽くすよう求める「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に抗議する決議」を全会一致で可決いたしました。また,宮城県議会として,全議員59名により,人道支援のための支援金を送付しております。
このほか,「台湾のCPTTP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)への加入に向けた積極的な働きかけを求める意見書」,「沖縄戦戦没者の遺骨収集を推進し,その尊厳を守ることを求める意見書」の2つの意見書を可決いたしました。
私からは,以上でございます。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す