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掲載日:2012年9月10日

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(仮称)城南ショッピングセンターの届出に対する市町村等の意見

大規模小売店舗立地法(平成10年法律第91号)第5条第1項の規定により届出があった次の大規模小売店舗設置者が実施する周辺の地域の生活環境の保持のため配慮すべき事項に対する市町村等の意見を同法第8条第3項の規定により、次のとおり縦覧に供する。

平成14年11月26日

宮城県知事 浅野 史郎

1.大規模小売店舗の名称および所在地

(仮称)城南ショッピングセンター
多賀城市城南土地区画整理事業地内

2.市町村の意見の概要

  • a.交通混雑が予想されるので、駐車場出入口及び周辺道路に常時交通整理員を配置願いたい。
  • b.ホーマック株式会社の午前7時30分の開店時間は、隣接する城南小学校及び高崎中学校児童生徒の通学時間と重なることから、開店時間の見直し若しくは交通整理員の配慮を願うとともに、登下校時における児童生徒の安全が確保されるよう配慮されたい。
  • c.廃棄物の減量に努めるとともに資源物等のリサイクルルートを構築し、資源物等をリサイクルするよう配慮されたい。
  • d.地域住民に対する大規模災害時の一時的避難場所として、駐車場の提供を願いたい。
  • e.住宅地と隣接していることや、早朝から深夜まで営業することから騒音の発生については十分な配慮・対応を願うとともに、届出書中の騒音防止計画を遵守願いたい。
  • f.廃棄物の保管については、衛生面に十分留意すること。
  • g.一般廃棄物については、多賀城市が許可している業者に収集運搬を依頼願いたい。
  • h.産業廃棄物は、産業廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者に依頼すること。
  • i.一般廃棄物と産業廃棄物の分別を徹底し、それぞれ適正に処理すること。
  • j.当該計画地は、都市計画法第12条の4第1項第1号の規定による地区計画が決定しているので、建築物等の計画は城南地区計画に適合するものとすること。

3.地域住民等の意見の概要 多賀城市商工会の意見の概要

  • a.当該店舗の駐車場の収容台数は指針の算出台数を8台上回っているが、当該店舗の従業員がパートを含め120名程度と推定され、三交代と仮定すると常時40名程度が勤務することとなり、従業員の駐車場を最低30台程度新たに確保しないとピーク時の来客に対応できなくなるので、新たな駐車場の確保が必要である。
  • b.当該店舗の北側の市道「新田・上野線」に駐車場の出入口が計画されているが、当市道は車道幅員6mの上下2車線であるため、開店後深刻な交通渋滞が予想されるので、退避のための専用レーンを1車線確保する必要がある。
  • c.浮島や山王方面から当該店舗にアクセスする市道「水の入線」は、車道幅員6mの上下2車線でかつバス道路であるが、当該店舗の出入口があり深刻な交通渋滞が予想されるので、出入口前を通らないバスルートの計画と、退避のための専用レーンを1車線確保する必要がある。
  • d.市道「新田・上野線」と都市計画道路「清水沢・多賀城線」の交差点付近は、当該店舗や「東北歴史博物館」への来客、通過車両などによる交通混雑と渋滞の発生、さらに隣接する「城南小学校」や「高崎中学校」の小中学生などの交通事故も予想されるので、交差点には信号機の設置が必要である。
  • e.当該店舗の出入口3箇所には常時交通誘導員を配置し、交通渋滞の回避と歩行者の安全確保にあたるとともに、小学生の下校時には市道「新田・上野線」と通学路が交差する交差点に交通誘導員を配置し小学生の歩行の安全を確保する事が必要である。
  • f.当該店舗の出店予定地域にはJR東北本線の踏切が2ヶ所あり、地域内の道路は朝夕の通勤時間帯には渋滞がみられ、また、休日は観光バス等で渋滞しており、当該店舗の開店以降は慢性的な渋滞が予想される。このため、地域内に自動車による来店客を誘導する適切なサイン看板等の設置が必要であり、特に浮島・山王方面から市道「水の入線」「新田・上野線」を通り来店する車両に対して、駐車場南側出入口への適切な誘導が必要である。
  • g.都市計画道路「清水沢・多賀城線」の市道「新田・上野線」との交差点以北については、当該店舗の開店時(平成15年3月1日)には未供用であるが、その他の周辺道路においても工事が完了しない場合は、「清水沢・多賀城線」が供用開始し、周辺道路が整備されるまで当該店舗の開設時期を延期するべきである。
  • h.当該店舗へのアクセス道路及び計画敷地周囲の道路が小中学生の通学路となっているので、登校時の生徒の安全確保と通勤時間帯の交通渋滞回避のため、「ホーマック」の営業時間は午前9時から午後9時にすることが適当である。
  • i.当該店舗の西裏側の道路は地区内道路で歩行者の往来が予想され、小学校の通学路にもなるが、当該店舗の搬入等のトラックの専用通路となっているので、歩行者の安全確保のためトラックによる荷受時間を制限する必要がある。
  • j.当該店舗の西裏側の道路は歩行者の夜間往来が予想されるが、当道路が店舗施設の死角であるので歩行者の安全と防犯上からも街路灯等の設置が必要である。
  • k.当該店舗の至近距離に「城南小学校」「高崎中学校」が立地しているので、授業が行われる平日は「ホーマック」について外部マイクは使用しないことが望ましい。
  • l.当該店舗が立地する「城南土地区画整理事業」地区の土地利用の多くが住宅専用及び一般住宅地区であるので、周辺地域の夜間の生活環境を保持するため、「ヤマザワ」の営業時間は午前9時から午後9時にすることが適当である。
  • m.当該店舗の周辺が住宅地区であるので、早朝及び夜間の騒音等から良好な生活環境を保持するため、早朝のアイドリングストップを徹底するとともに、荷さばき時間帯を午前7時から午後9時に変更することが適当である。
  • n.当該店舗、来店客等から発生する廃棄物の処理については、多賀城市と十分協議の上対応し、分別回収やリサイクル等に主体的に取り組むべきである。
  • o.当該店舗の近隣には「東北歴史博物館」等があり、観光客が往来するので店舗周辺の廃棄物の処理など環境美化が必要である。
  • p.当該店舗が計画される地域は文教地区であるとともに歴史景観地区としての正確を持つ地域であるので、当該店舗の建物及び看板等の形態、デザイン、色彩などにおいては、地域環境に配慮するとともに、歴史的街並み景観を重視する必要がある。
  • q.「城南土地区画整理事業」の土地利用は、文教地区と商業地区を除くと専用・一般住宅地区であり、特に専用住宅の場合閑静で静寂な夜間の生活環境が求められるので、駐車場や看板等の照明が睡眠等の妨げにならないように注意が必要である。
  • r.「城南土地区画整理事業」地区には「城南地区計画」が定められているので、店舗の整備においては、まちづくりルールに適合するとともに、地区計画の趣旨に積極的に適応する店舗施設及びファサードづくりが必要である。
  • s.当市においては、中心市街地活性化法に基づく基本計画を策定し、さらにTMO「株式会社まち・みらい多賀城」を設立し中心市街地活性化等の街づくりに取り組んでいるので、当市の街づくり計画に適応する商業施設づくりと中心市街地への顧客の回遊を考慮した諸施策の実施が必要である。
  • t.当該店舗は、都市計画道路「清水沢・多賀城線」の沿道に立地するので、利用時間以外の駐車場管理を徹底し、暴走族等が侵入しないよう施錠を行う必要がある。
    当該店舗の近隣に城南小学校と高崎中学校が立地しており、小中学生が放課後に立ち寄ることが予想されるので青少年の犯罪等が発生しないように店舗の施設構成で対応するとともに、警備員等を巡回させて青少年犯罪の防止に配慮すべきである。
    当該店舗の届出において交通や騒音等の予測を行い、その結果に基づき地元説明を行っているが、周辺道路は工事中であり、また土地区画整理地内の住宅等の建築もあまり進捗していない状況なので、当該店舗の開店以後、周辺地域の生活環境等について地域住民と定期的に意見交換を行う場を設定されたい。

4.縦覧場所

宮城県経済商工観光部商業・流通課、宮城県県政情報センター、多賀城市役所

5.縦覧期間

平成14年11月26日から平成14年12月26日まで(ただし、土曜日、日曜日、祝祭日を除く。)

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お問い合わせ先

商工金融課 

仙台市青葉区本町三丁目8番1号
宮城県庁 14階北側

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