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当浄水場は、七ヶ宿ダムを水源として仙南・仙塩地域17市町に対して水道水を供給しています。
昭和51年から建設工事に着手し平成3年に完成、有効貯水容量は9千9百50万立方メートルの国土交通省管理のダムです。
国土交通省東北地方整備局七ヶ宿ダム管理所へ(外部サイトへリンク)
「七ヶ宿ダムの富栄養化の状況」へ
七ヶ宿ダム湖水の取り入れ口です。
湖水は季節、天候その他により水質が変化するため、ここは取水する深さを選べる「選択取水」が可能となっています。水温、濁度、pH等の水質変化を常時監視しつつ、浄水場での浄水処理が簡易になるよう最もきれいな層からの取水を基本とし、南部山浄水場から遠隔操作しています。
6段の筒状ゲートが伸縮(釣り竿状に伸縮)することにより選択取水する構造です。また、塔の外周にはスクリーンを回し塵芥の侵入を防止しています。
取水塔から南部山浄水場までの導水管路、導水流量調整施設等から構成されています。
導水管路は総延長12kmで山中(地中)のトンネルと谷間(地上)の水管橋があり、七ヶ宿ダムと南部山浄水場の高低差による自然流下となっています。導水流量は供給17市町の希望送水量に基づき、南部山浄水場からの遠隔操作により調整します。
原水(ダムから取水した浄水処理前の水)の受入口です。
浄水場へ流入する原水の水位動揺を安定させます。
原水に凝集剤(PAC(ポリ塩化アルミニウム))を注入し、水中の小さなゴミを凝集させたものをフロックと呼びます。
フロック形成池では、フロック形成を促進するために水中の水車で撹拌を行っています。
フロックを沈める池です。
上澄みをろ過池に流入し、フロックはここで自重により沈降・堆積します。掻寄機で底部の堆積物を掻き集めてから引き抜き、その後脱水機で脱水します(脱水後の土のかたまりを脱水ケーキと呼びます)。
沈殿池で沈殿しきらないゴミ等を除去する池です。
砂や砂利により構成されるろ層はゴミ等が蓄積することにより目詰まりするため、洗浄できる仕組みになっており、定期的に洗浄を行っています。
ろ過した水に塩素を注入する池です。
ここでの塩素による消毒で浄水場内での処理を終え、場外へ送水されます。
脱水ケーキ(脱水機で脱水された土のかたまり)は年間約2,100トン発生しており、震災前までは学校等のグラウンド材料を製造する会社に原料として売却していました。現在は放射線の影響があるため、売却を中止しています。
場内外の流量や水位、機器の運転状態等を常時監視するための部屋です。
良好な水質を維持するために各値の変化にあわせて機器を遠隔操作する必要があることから、夜間や休日も常時中央管理室には操作員が働いています。
令和4年度からは「みやぎ型管理運営方式」により運営権を移管しているため、運営権者が維持管理とあわせて運転操作を行っています。
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