掲載日:2024年3月15日

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異臭味対応情報

麓山浄水場・中峰浄水場におけるかび臭原因物質検出及び対応状況

麓山浄水場の主な水源は、鳴瀬川上流に位置する漆沢ダムです。また、中峰浄水場の主な水源は吉田川上流に位置する南川ダムです。

両浄水場では水源水質を把握するため、ダム湖水、ダム放流水、浄水場の到達水(原水)、送水などについて水質調査を行っています。

特に夏季においては水道用水のかび臭対策として、かび臭原因物質等の検査頻度を増やして実施しています。

調査は浄水場の運転管理を担う「株式会社みずむすびマネジメントみやぎ」が実施しています。

各浄水場におけるかび臭原因物質の検出及び対応状況は、同社HPよりご覧ください。

 

株式会社みずむすびマネジメントみやぎHP(外部サイトへリンク)

 

かび臭の原因物質について

かび臭原因物質には、植物プランクトンである藍藻類や放線菌が産生する「2-メチルイソボルネオール(2-MIB)」と「ジェオスミン」があります。
水道水質基準で、「2-MIB、ジェオスミンとも10ng/リットルを超えないこと」が定められていますが、一般的に、2-MIBは3ng/リットル、ジェオスミンは5ng/リットル程度で異臭味を感じるとされています。

Q&A

Q1,水道水からかび臭がするのはなぜですか?

A1;水源であるダム湖でかび臭の原因となる物質が発生したことが原因です。湖沼、ダム湖等では、水温の上昇とともに水中の植物プランクトンの藍藻類等が増殖し、これらの藍藻類の一部が産生したかび臭原因物質により、水にかび臭がつくことがあります。また、大雨で大量の雨水が地表面を流れ水道水源の河川水にかび臭がつく場合や、河川の増水で河床の底泥が巻き上げられて、河川水にかび臭や土臭をつけることもあります。これは、土の中に多数生息している放線菌などの微生物のなかに、かび臭原因物質を産生するものがあり、これらの原因物質が、降雨に伴って河川に流れ込むことなどに起因します。水道水のかび臭原因物質には、「ジェオスミン」「2-メチルイソボルネオール(2-MIB)」があります。ジェオスミンはかび臭の他に土臭と表現され、2-MIBは墨汁臭と表現されることもあります。

※藍藻類:藍藻類は、ほとんどは形状が糸状であり、「アナベナ」「フォルミジウム」「オシラトリア」などがあります。アナベナなどの一部には、かび臭原因物質「ジェオスミン」を産生するものがあります。フォルミジウム、オシラトリアなどの一部には、かび臭原因物質「2-MIB」を産生するものがあります。

Q2,かび臭がする水道水を飲んでも大丈夫ですか?

A2;かび臭の原因物質に毒性はありません。飲用しても健康に影響はありませんのでご安心ください。カビ臭発生時には、通常の浄水処理に加え、活性炭を注入して異臭味を除いていますが、敏感な方は臭いを感じるかもしれません。臭いを取る1つの方法としては、やかんなどで沸騰させてからふたを取って5~6分煮沸すると臭いが取れます。ただし、一度煮沸させた水は消毒効果が無くなりますので、冷蔵庫などに入れて早めにお使いください。

Q3,活性炭による浄水処理とは?

A3;水道の原水からかび臭の原因物質を取り除くためには、活性炭を原水に注入する方法が安全で有効な方法です。全国の浄水場で採用されています。

お問い合わせ先

大崎広域水道事務所水質管理担当

加美郡加美町字麓山1-9

電話番号:0229-67-6512

ファックス番号:0229-67-6515

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