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富栄養化とは,水の中にある栄養成分の量が増えていく現象を意味します。栄養成分であるチッ素やリンは,生活排水や工場排水,肥料などから川に流れ,やがてダムの中にたまっていきます。ダムの水のチッ素やリンが増えると,植物プランクトンもこれらの栄養を使って増え,アオコや赤潮発生の原因になります。
下の図は,平成3年度から平成16年度までの七ヶ宿ダムのチッ素量(左)とリン量(右)を濃度(mg/L)で表したものです。
表層5m層15m層というのは,それぞれダムの表面・表面から5m下・表面から15m下の層を意味します。
チッ素とリンが多い,図の富栄養化ゾーン(赤で表示した部分)になると,植物プランクトンが増えやすくなります。
植物プランクトンの中には,いやな臭いや毒を出すものがいます。また,増えすぎた植物プランクトンがろ過のじゃまをします。
現在の七ヶ宿ダムは「中栄養」の状態で,植物プランクトンによる水道水への害はほとんどありません。
これからも七ヶ宿ダムのきれいな水を皆で守っていきましょう。
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