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仙台高等技術専門校からお知らせしたい出来事,最新のニュース,授業の様子などをお届けします。
平成30年3月9日,本校普通課程の修了証書授与式が挙行されました。
大勢の出席者が見守る中,8科91名の修了生に,修了証書,技能照査合格証書,皆勤賞,精勤賞などが授与されました。
式の最後には,修了生代表からの答辞があり,「誇りを持って社会に出て一層努力していきます」と決意を表していました。
希望,不安,惜別,達成感など様々な思いを胸に,社会へ巣立つ修了生。今後の活躍を祈念いたします。
最後になりましたが,ご臨席賜りましたご来賓並びに保護者の皆様,本当にありがとうございました。
平成30年2月20日に開催された、第51回建築塗装技能コンクールにおいて、塗装施工科3名の訓練生が入賞し表彰されました。
※AEPはアクリルエマルションペイントのことで、つやの無い水性塗料による塗装のことです。
GPはグロスぺイントのことで、つや有りの水性塗料による塗装のことです。
(*)の表記は建築塗装の実務経験が5年以下の者を示します。
着色クリア部門 宮城県塗装業組合連合会長賞 佐藤亮汰
AEP部門(*) 宮城県塗料商業会長賞 田鎖龍也
GP部門(*) (一社)日本塗装工業会東北ブロック会長賞 遠藤教平
タブレットの傾きを加速度センサーで検出して画面上の球を操作する,イライラ迷路ゲームを製作しました。
自動車整備科の訓練風景をご紹介します。
1年生の年次末試験の様子です。試験科目は「学科」と「実技」,試験範囲は「1年生で習ったところ全部!」です。
エンジン各部の測定作業です。
5月頃,実習で履修した課題です。
エンジンを手で回転させ,適切な位置で測定しないといけません。忘れてませんよね?
こちらは,定期点検作業の課題です。
11月頃履修した課題です。
「見落としがないか」「短時間で作業ができるか」が観察項目となります。
これは充電装置(オルタネータ)の単体点検を実施しているところです。そのほかにもエンジン組立作業やHV車の点検方法,動力伝達装置の点検などの課題が出題されました。
Bluetoothを使って,タブレットで操作するラジコンカーを製作しました。
電子制御システム科1,2年生が,技能検定電気機器組立て(シーケンス制御作業)3級,2級実技試験を受検しました。
Bluetoothを使って,タブレットからLEDを点灯させるアプリを作成しました。これを応用して,タブレットで操作するラジコンカーを製作します。
技能検定電気機器組立て(シーケンス制御作業)3級実技試験に向けて訓練をしています。
機械エンジニア科2年生の実習内容を紹介します。
2年生はものづくり課題として,スターリングエンジンの製作を行っています。
エンジンを動作させるためには,それぞれの部品を高精度に加工する必要があり,機械加工の高度な技術・技能が求められます。
学生たちはそれぞれが創意工夫しながら,ものづくりに取り組んでいます。
スターリングエンジン
旋盤でシリンダ部品の加工
自動車整備科2年生の訓練内容をご紹介します。
卒業前の総仕上げとして,「模擬自動車整備工場」の訓練を行っています。
今は自分のペースで勉強していますが,4月からは相手のペースで仕事をしなければいけません。
そのシミュレーション的な実習を行っていますので,一部をご披露いたします。
とある車の車検整備と,エンジン部品の消耗品交換を行っている所です。
普段と変わりなく見える作業風景ですが,実はみんな焦って仕事をしています。
その理由は…
実習場に設置してある大型モニターに,「作業管理板」なるものが映っているからです。
これには,班ごとに「車両」「整備内容」「開始終了予定時刻」「売り上げ」などが記載されており,学生は時間内に作業を終え,お客様(に扮した指導員)に整備内容の説明しなければいけません。
部品の取り付け方で不明な点が発生しました!
普通だと「せんせー,この部品の取り付け方,おしえてくださーい」となるのでしょうが,ここの工場長(仮)はそう優しくありません。
自動車整備振興会から入手する整備情報を自分で調べ,自分たちの力で解決するよう努力しています。
(※もちろん指導員も側で観察しています)
作業スペースに車を入庫させるもの,作業時間のうちに含まれています。
一つ一つの作業を安全に,迅速に,正確に行わないと,予定時間になっても作業が終わらないまま次の車両が入庫してきて,結果的にどんどん仕事がたまってきてしまいます。
4月に向けて,時間やお金を意識した仕事ができるよう実習を行っています。
「AndroidStudio」を使い,スマートフォン上で動作するAndroidアプリを開発することによって,Java言語の習得訓練をしています。
パズルゲーム
自動車整備科では,外部講師をお招きして技術講習会を実施しています。
この日は,ネッツトヨタ仙台さまのご協力のもと,最新車両の整備技術やお客様対応に関する講習会を実施しました。
追突事故防止のための自動ブレーキ装置が普及しつつあります。周辺部品を交換した場合は初期設定が必要なため,その作業を実際にやっているところです。
こちらは,周辺の明るさや対向車の有無によりヘッドライトの向きを自動で変化させる装置の機能点検をしているところです。同時に,その使用方法についてお客様へ説明する内容も教えていただきました。
現場で働く整備士が少しでもラクに作業ができるようにと考案された工具を体験させていただきました。こうした努力を一つ一つ積み重ね,効率よく安全に作業ができる環境を整えています。
ネッツトヨタ仙台さま,ありがとうございました。
自動車整備科では,外部講師をお招きして技術講習会を実施しています。
この日は,宮城スバル自動車さまのご協力のもと,最新車両の整備技術やお客様対応に関する講習会を実施しました。
最新車両には,交通事故を低減する機能が搭載されており,こうした装置の点検方法を解説していただきました。ここでも,「外部診断機」を使用します。
点検でご来店なさったお客様を店内に誘導し,点検の受付を行う,という想定で,お客様対応のお手本を見せていただきました。
その後,学生も同じシチュエーションを想定してロールプレイをやってみます。最初から上手には行きませんが,挨拶や身だしなみを整えるなど,今のうちにできることから意識するようになりました。
宮城スバル自動車さま,ありがとうございました。
自動車整備科では,外部講師をお招きして技術講習会を実施しています。
この日は,宮城日野自動車さまのご協力のもと,大型車両の整備技術に関する講習会を実施しました。
大型車両には,ブレーキやサスペンションなどにおいて,乗用車には搭載されていない特有の装置があります。
こうした装置の点検・整備方法を習得する講習会です。
エア・ブレーキ装置の概要を理解するトレーニングボードです。ブレーキペダルを操作することにより,エア圧がどこにかかるのか,一目で分かるようになっています。
国家試験問題に関する理解も深まるため,大型車を扱うディーラーに内定している学生はもちろんのこと,乗用車ディーラーに内定している学生も皆真剣に取り組んでいました。
宮城日野自動車さま,ありがとうございました。
機械エンジニア科2年生の実習内容を紹介します。
2年生はものづくり課題として,スライド万力やスターリングエンジン製作を行っています。
3次元CADを利用して,図面作成から材料取り・各種工作機械を使用して部品加工までを,学生が一人一人行い,ものづくりの楽しさ厳しさを学んでいきます。
スライド万力については既に2年生全員が製作を終え,今はスターリングエンジンの加工を始めています。
↑スライド万力です。5部品6図面から構成されています。
↑スターリングエンジンの完成形です。これを作るための部品を加工して製作しています。
機械エンジニア科1年生の実習内容を紹介します。
1年生は技能検定に向けた実習に取り組んでいます。
技能検定の職種は「機械加工(旋盤3級)」です。
上の写真のような課題を制限時間内に加工します。
実際の旋盤作業はこんな感じです。
12月20日の本番に向けて,毎日練習しています。
田子小学校の小学生が「まち探検」で来校し,電子制御システム科修了生が製作したゲームやラジコンで遊びました。
シーケンス制御によって製作したモグラ叩きゲーム
FPGAで製作したピンポンゲーム
Bluetooth通信によるラジコンカー
今年度新しく購入したエアレス塗装機を使った塗装実習を行いました。
実習棟を繋ぐ通路の下場の鉄骨を,足場を掛けて塗装していきました。エアスプレーに比べ,継続的に吹き付けを行えるエアレススプレーは,大容量の塗装に向いています。普段,エアスプレーで塗装をしている生徒は,初めて扱うエアレススプレーにはじめは戸惑っていましたが,操作の基本は変わらないため,すぐに慣れ,あっという間にさび止め塗装が終わりました。次の作業は、中塗りと上塗りです。2学期中の完成を予定しています。
自動車整備科では,外部講師をお招きして技術講習会を実施しています。
この日は,スズキ自販宮城さまのご協力のもと,最新車両の故障診断技術に関する講習会を実施しました。
現在の車は,車両に診断機(コンピュータ)を接続して点検を行います。
普段の実習でもやるのですが,最新車両を使って経験値を上げていきます!
実際にエンジン部品の故障を作ってみました!
写真のようにオレンジ色の警告灯が点灯します。
このあと,どう診断を進めていくのか,診断機の値や現象をとおして推測して点検します。
推測した部品を点検し,故障を修理しているところです。
この他にも,自動ブレーキの初期設定や,ボディ関係の設定変更方法など,実際の現場で必要となる技術を身につけています!
スズキ自販宮城さま,ありがとうございました。
11月16日は「いいいろの日」です。塗装施工科では,(一社)日本塗装工業会宮城県支部主催の「いいいろの日塗装ボランティア」に参加し,仙台市七北田公園内のトイレ内部天井や木製ベンチを塗装しました。学生は,2班に分かれ,2カ所のトイレの天井を塗装をしました。会員の職人さんに教わりながら,塗料で汚さないようにビニールでの養生やローラーを使った塗装を行いました。一緒に作業を行った職人さんの素早い作業スピードに学生もびっくりした様子でした。トイレの天井には防虫効果のある特殊塗料を塗ったので,虫もつきにくく.長持ちすることでしょう。また塗料は全て水性でにおいもなく,環境に優しいものでした。塗装というとシンナーでにおいがきついというイメージがあるかもしれませんが,現在は塗料も進化し,においの無いものも多く使用されています。
シーケンス制御技能検定2級合格を目指して,シーケンサ及び検定試験用盤を使って実習を行っています。
11月8日,設備工事科の生徒に手伝っていただき午前中に埋め戻しの作業が終了しました。午後は2台の踏切板を砂場の枕木と平行になるように慎重に据付ました。ちなみに踏切板2台のうち1台は,当校の塗装施工科が既存のものを再塗装したものです。塗料には踏み切るときに滑らないような塗料を選んでいます。
本日で無事砂場が完成しました。
貴重な作業を体験する機会を与えていただき,田子小学校のみな様,誠にありがとうございました。
11月6日と7日に砂場の周囲に枕木を据え付けました。レベル測量で高さを,トランシット測量でとおりを見ながら,かけやで上面をたたいて高さを調整し,コーチボルトで締め付けていきました。慎重な作業でしたが作業するうちに徐々にスピードが増し,7日の午前中に終了しました。
午後は,据え付けた枕木をシートで養生をした後,埋め戻し作業を進めました。
11月1日と2日に掘削工事をしました。地面に敷いた赤い地縄を目安に約50センチ程度の深さに掘り,どんつきで転圧した後,砂利を敷きました。砂利の高さは遣り方やレベル測量機で正確に測りました。枕木の上面が周囲の地面から1センチ高くなるように砂利の高さを設定しました。高い精度が求められる作業を生徒は粘り強く何回も測量しながら調整しました。
掘削作業では設備工事科の生徒にお手伝いをいただき総勢20人で行いました。設備工事科のみなさま,ありがとうございました。
「AndroidStudio」を使い,スマートフォン上で動作するAndroidアプリを開発することによって,Java言語の習得訓練をしています。
落ち物ゲーム
アクションゲーム
クイズゲーム
本校に入学してハンダゴテを初めて握った学生が,僅か数ヶ月の訓練で,技能検定電子機器組立て3級に合格し,様々な電子回路を製作することができるようになりました!
PWM制御の原理を学ぶため,モータードライブ回路を設計・製作しました。
オペアンプを用いて,デジタル信号をアナログ信号に変換するD-A変換回路と,アナログ信号をデジタル信号に変換するA-D変換回路を設計・製作し,その原理を学びました。
トランジスタを使ったFMトランスミッター回路を設計・製作して,その動作原理を理解するとともに,変調・発振・増幅回路等の動作を学びました。
本校自動車整備科では,現在在職中の方々を対象とした訓練も行っています。
今回は,現役整備士の方々を対象として,自動車電装の故障診断に関する訓練を実施しました。
(平成29年10月14日及び21日に実施)
灯火装置の断線やショートは,サーキットテスターと呼ばれる計測器で簡単に特定することができます。
まずはその原理を説明します。
ある程度基礎知識が身についたら,実際の車で診断をしてみます。
測定結果が測定前の予測値と同じになると,理解してきたことになります。
配線図や艤装図などから必要な情報を読み取り,測定箇所を絞り込んだうえで診断することができるようになりました。
アンケート結果も好評でした。
台風の影響も少なく今日は工事日よりとなっています。
さて,今日の工事は遣り方作りです。木杭と貫を使用して砂場の外枠となる枕木の位置と基準となる高さを測量します。レベル(測量器具)の使用は,ずいぶんと上達してきました。
まずは,木杭をかけや(大きな木の木づち)で地面に打ち込みます。まっすぐに打つのが意外と難しく,曲がったりねじれたりしますが,水平器を使うことで,打ち込みやすくなります。
次に,貫(横に配置する板)を基準の高さにビスで止めます。インパクトドライバーを初めて使用した生徒もコツを覚えてスムーズに作業ができるようになりました。
明日は,掘削作業(穴掘り)です。重労働ですが頑張りましょう。
11月に行われる田子小学校の30周年記念事業として,建築製図科で砂場を作製することとなり,10月25日から工事を始めました。
今日の工事は地縄張りです。教頭先生に作成場所を確認し,5m四方の大きさで赤いテープ(縄)を張りました。
来週は測量と遣り方工事をし,正確に位置を確定します。
記念事業という重要な仕事をまかせていただいたことに感謝し,しっかりと仕事をしていきます。
機械設備の制御システムをリレーと配線で構築する実習をしています。
機械エンジニア科の訓練内容をご紹介します。
宮城県では自動車産業が活発になっており,就職した先で自動車部品を生産することもあります。
こうした状況を踏まえ,昨年度から「自動車工学概論」という科目を設定しています。
この日はエンジンの概要を習っています。
教材は自動車整備科の教材を使用します。エンジンを詳しく見てみると,工法や材質に様々な工夫がされていることが分かります。
左側に見えるのが20年前の同等エンジンです。見比べることによって,技術進歩の度合いがはっきり分かります。20年後の技術進歩は,彼らの肩に掛かっています!
自動車部品の生産には,図面どおりのものを作りだけでなく,「提案」をすることがとても大事です!
こうした提案ができるよう,部品の役割などをしっかり観察していました。
電子制御システム科の学生が,建築製図科にパソコンの設置及び設定を行いました。
パソコンにOSの再インストール及びアプリケーションのインストール作業を行い,実習室にLANケーブルを敷設し,パソコンを設置しました。
設置したパソコンに,IPアドレス設定・インターネット接続設定・ネットワークプリンタ設定などを行いました。
自動車整備科の訓練内容をご紹介します。
2年生がエンジン分解の実習を行っています。
写真は「シリンダ・ヘッド」と呼ばれる部品を分解しているところです。
シリンダ・ヘッドには,エンジンの吸排気に必要なバルブが取り付けられています。
このバルブを一つ一つ外していきます。
(このエンジンのバルブは16本!)
取り外したバルブやスプリングなどは,元の場所に取り付ける必要があるため,順番に部品を並べていきます。
これを取り違えると,この後の作業が大変になってしまいます。
オイルが漏れてこないようにするゴム部品などを新品に交換し,再度バルブ類を組み付けていきます。
細かい部品があるため,取り付けで苦労する学生が多い作業です。
去る9月9日,本校の活動や技術力をPRすることを目的に,第28回手作り自動車省燃費競技大会(エコラン競技会)に参加しました。
(会場:宮城県運転免許センター)
本番前の車両整備と練習走行風景です。
まずは練習走行でドライバーも走行ペースをつかみます。
その後は車検を受け,ルールどおりに車が作られているかチェックを受けます。
記録会がスタートしました。20周完走に向けて順調に周回を重ねています。
最低平均速度が決まっているので,1周ごとのペース管理も重要です。
順調に思えていた矢先,15周を過ぎたところでリヤタイヤがパンク!
やむなく途中リタイヤとなってしまいました。
結果は残念でしたが,燃費向上の新機構である「ドグクラッチ」が有効に作動したことや,車両製作,エンジン制御に伴う様々な技術の蓄積を得たことを前向きにとらえ,来年度も本大会に挑戦していきます!
塗装施工科の学生が実習棟の屋根塗装をしました。
仙台校には,4つの実習棟があり実習の教材として毎年塗り進めています。今年は,1号館の半分に挑戦していますが,その面積は500平方メートルを超えます。2回塗り仕上げですので,なかなか終わりは見えませんが,ローラーと刷毛を使いもくもくと塗り続けました。
屋根塗装は冬場になると,夜露や気温の問題で作業時間が限られてきますので,今の時期が作業効率が良いです。学生にとって初めての屋根塗装でしたが,日にちを重ねるごとに,スピードアップしてきているようです。9月中の完成を目指して頑張っています。
自動車整備科2年生の訓練風景をご紹介します。
車検などの際に行う「定期点検作業」の実習を行っています。
自動車は車ごとに点検基準というものが定められています。
まずは,その車両の点検基準を,パソコンを使って探し出します。もちろん生徒が自分で調べます!
その後,点検を実施し,点検基準に照らし合わせて良否を判断します。もちろん否の場合は,良になるように調整や交換などを行います。
点検後,今度は検査機器を使って検査を行い,車の状態が法律で定められたとおりかどうか計測し,合否の判断を行います。(写真はブレーキ力を測定しています)
点検や検査の結果は,お客様に説明する必要があります。点検結果は専用の記録簿に記載し,お客様へお渡しできるよう準備を行います。
8月24日から3日間,塗装施工科実習場で宮城県塗装業組合連合会主催の建築塗装技能向上訓練実技講習会が行われました。3日間で100人の塗装業従事者の方々が受講し,塗装施工科の学生も材料の準備や講師先生の補助作業を行いました。
複層塗材塗装作業では,作業時間計測や専用の吹付ガンを受講者に渡す役割など,学生10人は各々担当が有り、3日間集中して取り組むことができました。講習会には,昨年度の修了生も受講しており,現場で培った先輩の技術を目の前で見ることができました。この講習会を経て,建築塗装技能検定を受検する方もいることでしょう。ぜひ頑張ってほしいです。
平成29年8月3日及び4日に,「第12回若年者ものづくり競技大会」が開催され,
「自動車整備」職種に,本校から2名の選手が出場しました。
競技課題は全部で6課題あり,1課題35分の時間制限があります。作業の順序を組み立て,1つ1つの作業をていねいに,迅速に行う必要があります。
大勢のギャラリーがいる中,普段の実力を発揮するのはとても難しいですし,想定外の事態にも慌てないで対処するメンタルも必要です。
残念ながら入賞には至りませんでしたが,正確に,迅速に作業を行う能力は,就職後も活かせるスキルです。本校選手も大きく成長することができました。
今回の競技大会出場にあたり,関係各所から多大なるご協力,ご声援を賜りました。
この場を借りて,改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
広告看板科でカーラッピング実習を行いました。
カーラッピングとは,車両をマーキングフィルムで装飾することをいいます。
フィルムを車両の曲面に合わせ伸ばしながら貼っていくカーラッピングは,想像以上にとても難しく高度な技術が必要です。
まずは,ボンネットに挑戦です。ヒートガンを使用して塩ビフィルムを温めながら引っ張りますが,曲面に合わせて引っ張ることと,タイミング良く貼ることが上手く貼るコツです。
塗装施工科の学生が実習で床塗装を行いました。
現在使用されていない学生寮の屋上で床塗りローラー作業を行いました。床などの大きな面積を塗る時には,ローラーの持つ部分を延長させ長柄にして使用します。はじめは,先端のローラーに均等に力を入れることができず,なかなか思う用に長柄を操作することが出来ませんでしたが,練習を重ねるにつれてスムーズに作業ができるようになりました。
気温が上がる夏場は,塗装した所がすぐ乾燥するため,作業スピードも重要になって来ます。速く,ムラ無く丁寧に塗れるよう,繰り返し訓練をおこなっていきます。
機械エンジニア科の訓練風景をご紹介します。
フライス盤という加工機を使って,手作り自動車省燃費競技大会用車両の部品を作っています。
「手作り自動車省燃費競技大会」に関してはこちらのリンク先をご覧下さい。
http://www.jsae.net/tohoku/event/detail/?id=784(外部サイトへリンク)
↑機械エンジニア科では,ものづくり課題のひとつとして,
9月に行われる手作り自動車省燃費競技大会(エコラン)に向けた車両製作を行っています。
この部品はアルミ製で,2年生がフライス盤で加工したものです。
この部品は,新機構であるドグクラッチ操作レバーの部品として使用します。
この機構を採用することにより大幅な燃費向上が期待されます。
今後8月から試験走行を行い,大会に向けて車両を完成させる予定です。
自動車整備科の訓練内容をご紹介します。
1学期に行った実習の復習をしています。
なぜこの時期に復習をするかというと…
もうすぐ「実技試験」があるからなんです!
ブレーキ装置の分解組立です。
現場でも頻繁に行う作業なので,1年生の割と早いタイミングで覚えてもらいました。
覚えてるかな?うまくできるかな?
電気装置の単体点検です。
構造を理解するだけでなく,サーキット・テスターなども正しく使えないといけません。
その他にも,このページで紹介したような実技の復習を各自行っています。
オマケ。
隣の実習場では2年生がエアコン実習を終えるところでした。最後は教材車の清掃を行います。
お客様の車,と思ってていねいに取り扱う習慣を身につけてもらっています。
自動車整備科の訓練風景をご紹介します。
この日は,石巻校や気仙沼校の学生とともに,「若年者ものづくり競技大会」出場に向けた
合同強化訓練を行いました。
「若年者ものづくり競技大会」に関してはこちらのリンク先をご覧下さい。
http://www.javada.or.jp/jyakunen20/(若年者ものづくり競技)(外部サイトへリンク)
まずは選手全員の顔合わせです。
仙台校,石巻校,気仙沼校からそれぞれ2名の選手が出場します。
昨年度の様子を撮影したビデオを観察しています。
その場の雰囲気をイメージして,すでに緊張気味です。
模擬課題を作成し,本番さながらに作業をしてみました。
普段練習している内容なのですが,やはり緊張してしまいます。
作業速度や正確さなどを観察し,各選手にアドバイスをしていきます。
本大会は8月3日,4日です。あと一月,頑張れ!!
電子制御システム科の訓練内容をご紹介します。
マイコン制御の基本となるC言語を習得するための訓練をしています。(1年生)
「AndroidStudio」を使い,スマートフォン上で動作するAndroidアプリを開発することによって,Java言語の習得訓練をしています。(2年生)
技能検定電子機器組立ての訓練をしています。(1年生)
パソコン上で論理回路を作成し,FPGA(現場で書き換え可能なLSI)に書き込んで,論理回路の設計方法を習得する訓練をしています。(2年生)
電気科の訓練内容をご紹介します。
配線実習を行っている様子です。
ます,指導員から課題が出されます。複数のスイッチやブレーカーなどをつなぐ必要があるので,どういう風に配線するか考える必要があります。
次に,自分が考えたとおりに配線を行います。電線の両端は自分で被覆をはがし,機器に接続できるように準備します。
配線が終わったら指導員に提出し,課題どおりに動作していることを確認してもらいます。
「合格!」「よっしゃー!」
広告看板科の訓練内容をご紹介します。
シート貼実習を行っています。
看板表示面の色は,マーキングフィルム(粘着剤付シート)です。
時代と共に,看板製作で必要な技術となってきました。
リーチ(腕の長さ)が短い女子には不利!?そんなことありません。
キレイに貼るコツは左手(貼り道具を持っていない側)のおさえです。
貼り道具一式・スキージ(貼る),カッター(切る),帯電防止剤(貼る面の清掃),ウエスなど。プロと同じ道具を使用します。
自動車整備科1年生の訓練内容をご紹介します。
エンジン部品である「タイミング・チェーン」の取り付け方法を習っています。
各自制限時間内に作業ができるよう,何度も繰り返し練習しています。
エンジンにはタイミング・チェーンという部品があり,上の2本のシャフトと下の1本のシャフトを同じタイミングで回転させる役割があります。
オレンジ色のマークは上の2本のシャフト(カムシャフト)に合わせて取り付けます。取り付けている最中にずれてしまわないよう,慎重に作業します。黄色いマークは下のシャフト(クランクシャフト)に合わせて取り付けます。
最後にチェーンのたるみを取ってくれる「テンショナ」という部品を取り付けて完成です。
自動車整備科1年生の訓練内容をご紹介します。
プラスチゲージという計測器の使い方を習っています。
エンジンの軸部分には,オイルの膜を形成する微妙なすき間が存在します。そのすき間を測るため,まずは軸部分に緑色のヒモ状のもの(プラスチゲージ)を置きます。
その上からキャップを取り付け,指定された強さでネジをしっかりと締め付けます。その後そのキャップを外すと…先ほどのプラスチゲージがつぶれています。
このつぶれた幅とプラスチゲージの袋に印刷されている目盛りを照らし合わせることにより,微妙なすき間を測ることができるのです。
機械エンジニア科2年生の訓練内容をご紹介します。
今日はCNC旋盤の実習内容をご紹介します。
CNC旋盤とは,Computerlized Numerical Control旋盤の略で,簡単に言うとコンピュータに入力したとおりに勝手に動いてくれる旋盤です。
どの工具を使って,どの部分から,どのくらい切削していくかをしっかり考え,入力していきます。この実習では70行ぐらいのプログラムを入力していました。
CNC旋盤の内部写真です!ここに数種類のバイト(切削工具)を取り付けておき,先ほどのプログラムで使用するバイトを選択することができます。
広告看板科の訓練内容をご紹介します。
この日はレタリングの実習を行っています。
「レタリングなう」
真剣な顔です!手本どおりに。これが結構難しいんです。
看板に文字は欠かせません。フォントは文字の骨組みに肉付けしたもの。まず,骨組みから文字に向き合います。
建築製図科の訓練内容をご紹介します。
この日はIllustratorという描画ソフトの使い方を学んでいます。
図面といえばCADですが,「設計者のためのIllustrator講座」を広告看板科にて開催。1回目はCADとIllustratorデータ形式の違い,図面作成,着色をしました。
建物の完成予想図を「パース」といいますが,自分のイメージどおりのパースができるよう,細かい微調整を行います。
広告看板科の訓練内容をご紹介します。
この日は看板木枠の作成実習を行っています。
看板用木枠を作ろう!の前に…のこぎりの使い方の練習をしています。
慎重に釘打ちをしています。なかなか筋のいい女子がいます。
「ツラ」を合わせるのは難しい!けど,キレイに仕上げるコツです。
左官科の訓練内容をご紹介します。
この日はモルタル手練り実習を行っています。
モルタル(砂とセメントを混ぜたもの)を練る練習をしています。機械で練るのが一般的ですが,少量だと現場で手練りをすることもあるので,まずは基礎から覚えていきます。
砂もセメントも白ではないのですが,混ざり具合が分かるように白い石灰を入れています。
指導員の練り方を参考にやってみます。スコップの動かし方にコツがあり,上手になるとあまり疲れずに短時間で練ることができるようになります。
自動車整備科の訓練内容をご紹介します。
先週,ガス溶接技能講習を受講しました。
ガス溶接とは,アセチレンガスと酸素を混ぜて炎を作り,その熱で鉄を溶かす溶接方法です。
トーチと呼ばれる器具を持ち,その先端の炎を上手に動かして鉄を溶かしていきます。この写真はトーチの動かし方を練習しているところです。
周りの訓練生も含め,みんなかっこいいサングラスを付けていますが,遊びではありません。このサングラス(着色保護メガネ)がないと上手に溶接できないのです。
上手にトーチを動かすと,この赤くなっている鉄の中心に鉄が溶けた「池」のようなものができるんですが,先ほどの着色保護メガネがないと,まぶしくて何も見えません。
カメラレンズに先ほどの着色保護メガネをかぶせてみました。あまり上手に写ってないですが,これがあると肉眼ではっきりと「溶池」が見えるんです。
自動車整備の現場でも,この溶接器具は頻繁に使用します。実際の溶接までは行わなくても,硬く錆びたネジを緩める際には必須アイテムとなります。
安全に使用できるようしっかり講習を受けていました。
設備工事科の訓練内容をご紹介します。
この日は板金実習を行っています。
空調ダクトなどを施工する際に必要となる技能です。
亜鉛メッキされた薄い鉄板に線を引き,余計な部分を切り落とした後,必要な部分を曲げていきます。作業台の端が硬い鉄でできており,その角を使用してある程度まで曲げます。
次は影タガネと呼ばれる専用工具を当てて,しっかりと角を出していきます。
このとき,曲げた部分が一直線になっているととてもキレイなのですが…これがまた難しいんです。
さらに打ち込んでいくと隣の立面と角があってきます。最後は,あらかじめ開けておいた穴にリベットと呼ばれる鋲を打ち,箱が完成します。
塗装施工科の訓練内容をご紹介します。
この日はスプレーガンを使った塗装実習を行っています。
まず最初に塗料を調合します。数種類の塗料や溶剤を,決められた比率で混ぜ合わせます。比率の少ない液を多めに入れてしまうと,あっという間に容器満タンになってしまいます。
次はスプレーガンでの塗装です。まずは指導員がお手本をやって見せます。キレイに塗るコツや塗り残しそうなポイントなどを解説しています。
そしていざ!やってみます。最初から上手にはできませんが,回数を重ねるたびにだんだん上手になってきます。
ちなみに今塗装しているこの骨組みのようなものは,校内で使用する「あるもの」に変身します。皆さんは何だか分かりますか?
ヒントは「体育館で使用するもの」です。
機械エンジニア科2年生の訓練内容をご紹介します。
この日は「フライス盤」という工作機を使った実習を行っています。
フライス盤とは,台に固定した材料を,回転する刃を使って切削していく工作機です。これを使いこなせるようになるため,まずは溝を加工する練習をしています。
作業台の上の道具はいつも清潔に,整頓して置くクセを付けています。いい仕事ができるようになる秘訣です!
2年生の別グループは技能検定試験の課題に目を通しています。コンピュータで動く工作機を使った課題です。図面の形状や寸法を見て,加工順序を考えていました。
自動車整備科2年生の訓練内容をご紹介します。
この日はサスペンション装置の実習を行っています。
2年生はサスペンション装置の実習に入りました。サスペンションには幾つかの種類があるのですが,この班はリーフ・スプリングと呼ばれる種類を分解しています。
トラックなどに多く用いられるリーフ・スプリングですが,使用過程で折れてしまうことがあります。実際の現場でもよくある作業なので,本番さながらに実習を行っています。
こちらは乗用車に多く用いられるストラット型サスペンションです。この部品自体は比較的簡単に外せるのですが,ここに至るまでに外さなきゃいけない周辺部品が多ので,分解・組立の手順をしっかり覚えています。
自動車整備科1年生の訓練内容をご紹介します。
この日は,排気量1500ccのエンジンを分解しています。
もちろん初めてエンジンを分解するので少し緊張気味ですが,外す順番は指導員が指示を出し,その通りに分解していきます。
入学後1ヶ月が経とうとしています。工具の使い方も,だいぶ様になってきました。
外したネジは皆同じ大きさや長さではないので,メモを取りながら,整頓しながら分解していきます。
機械エンジニア科1年生の訓練内容をご紹介します。
この日は,旋盤という工作機の使い方を習っています。
旋盤とは,金属の材料を回転させながら切削する工作機です。手で操作するものもあればコンピュータで制御されるものもあります。
4つの爪を使って材料をセット(チャッキングといいます)するのですが,中心がずれると寸法が狂ってしまいます。慎重にチャッキングしています!
チャッキングが終わったら,本当に中心に狂いがないか,手で被削物を回転させながら確認します。
本校自動車整備科では,現在在職中の方々を対象とした訓練も行っています。
今回は,この4月に整備士として採用されたばかりの未経験者を対象とした訓練を実施しました。
安全に車を昇降できるよう,リフトの設置方法や声がけの仕方を習得しています。
大型車も取り扱う前提で,車軸廻りの整備方法も覚えます。
ある程度の作業は一人でできるよう,各自目標を持って取り組みました。
各メーカーから発行されるサービスマニュアルを,パソコンを使って自分たちで調べます。
実際の現場も,今はパソコン必須です。
点検基準に基づき電圧測定を行いますが,測定する前に「値を予測」するのが大切です。
これができるようになると,「故障探究」につながっていきます。
ペンチの使い方
(1)ペンチを使って、太めの針金を『金魚すくいのポイ』のような形に曲げます。
(2)形を整えます。
(3)『ポイ』の柄に当たる部分に細い針金を巻いていきます。
(4)見栄えが良くなるように、針金が重なって巻かれないようにします。
(5)(4)のアップ写真です。
(6)出来上がり!電線も針金です。電線をさばく上で、大事な練習になります。
平成29年4月11日,本校において入学式が行われました。
今年度は108名の新入生が入学し,1年及び2年間の訓練を受けることになります。
入学式では新入生を代表して,設備工事科の岡沼太一さんが宣誓を行い,
「産業界の要請する技能者となるため,技能習得と人格の向上に努めます」と
誓いました。
ご臨席を賜りましたご来賓の皆さま,祝辞・祝電を賜りました皆さま,ありがとうございました。
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