掲載日:2020年7月3日

ここから本文です。

新しい飼料作物奨励品種の紹介

宮城県畜産試験場

新しい飼料作物奨励品種の紹介(PDF:172KB)

草地飼料部 草地飼料チーム TEL:0229-72-3101

研究の目的

畜産経営の安定化のためには,自給飼料の増産が重要な課題となっています。畜産試験場では,場内で飼料作物の栽培試験を実施し,生育特性や生産性を調査して, 県内における栽培に適した品種の選定を行っています。今回は,イタリアンライグラス3品種について,新しく奨励品種として選定されましたので,紹介します。

研究成果

  • 「うし想い」(入手先:タキイ種苗株式会社)

標準品種の「はたあおば」と比較して,草丈,収量性に優れ,その他の項目では同程度の能力を持っています。(表1)

  • 「クワトロ-TK5」(入手先:一般社団法人日本草地畜産種子協会)

標準品種の「ワセアオバ」と比較して,特に越冬性に優れ,雪腐病が問題となる積雪地での栽培に適しています。
また,耐倒伏性にも優れ,その他の項目では同程度の能力を持っています。(表1)

  • 「タチユウカ」(入手先:雪印種苗株式会社)

標準品種の「はたあおば」と比較して,草丈,収量性に優れ,その他の項目では同程度の能力を持っています。(表1)

品種ごとの特性

利活用の留意点等

  • 栽培管理については,「牧草・飼料作物(県奨励品種)栽培の手引き」を基本とし,播種量は2~3kg/10aとしてください。
  • 「クワトロ-TK5」については,根雪期間が80日程度までの地域で栽培可能です。

より詳しい内容は「普及に移す技術」第95号(令和2年発行)No.10~12,イタリアンライグラス奨励品種「うし想い」,「クワトローTK5」,「タチユウカ」をご覧ください。
普及に移す技術(https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/res_center/fukyugi95mokuji.html)

QRコード

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は