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社会教育は,地域住民が生活課題や地域課題に根ざして行う学習活動について,住民同士の学び合い・教え合い等を通じ,人と人との絆を強くすることを働きかけ,個々の教養の向上,健康の増進等を効果的に高める役割を担います。
地域住民が主体的に地域を学び,地域課題に気付き,解決に向けて協力しながら行動できるよう,社会教育は「集い・学び・共に行動する」ことを目指して事業を展開しています。
地域住民の健康維持に対する意識の向上を図るために,民間企業や市保健福祉部局と連携して開催しました。東北電力(ホームパル)のスタッフが講師を務め,公民館サークルに所属するメンバー等15名が参加しました。始めに日本のエネルギー政策の現状を「3択クイズ」形式で紹介し,参加者が「脳活」しながら楽しく理解できるように進行しました。「シールちぎりあ~と」では,着色されたシールを細かくちぎって台紙に貼り,シクラメンの絵を作成しました。最後に,大崎市職員が家庭で簡単にできる運動法等を紹介して締めくくりました。参加者は本講座をとおして,思考することや手作業等の日常的な積み重ねが自身の健康維持につながることを再確認していました。
外部講師(料理研究家加藤美由紀氏)を招いて成人男性を対象とした料理教室を開催しました。男性でも手軽にできるメニュー(スパイシーチキンカレー&ナン)を講師の方が分かりやすく丁寧に教えてくれ,参加者全員が手際よく上手に作ることができました。「スパイスについての知識を深めることができた。」「家で作ってみたい。」といった感想が参加者から出され,参加者の満足気な表情が印象的でした。新型コロナウイルス感染防止対策として参加人数制限,調理器具の共用禁止,会食なし(持ち帰り)等の措置を講じ,安全に配慮しながら事業を行うことができました。
夏季休業中の児童に豊かな創作体験を提供することを目的に開催しました。公民館職員が講師となり,「ジオラマって何だか分かる?」「どんな魚が好きなの?」等と児童に問いかけながら和やかな雰囲気を創出しました。その後,ホワイトボードに記入した制作工程を示し,作業全体を見通せるようにしました。児童は水槽に好きな色の砂を入れ,その上に紙粘土で作った海の生き物を配置しました。材料は全て簡単に入手できる物を使用し,制作に興味を持った児童が家庭で作品の完成度を高めることができるようにしました。また,本事業では2名の中学生がボランティアとして児童の作業を補助し,公民館講座を通して地域の活動に参画しました。
地域の子供に多様な体験の場を提供することを目的に開催しました。昨年近隣の小学校が閉校したため,統合先の小学校に協力を依頼して参加者を募集しました。また,児童が参加しやすいように小学校の振替休日に開催しました。講師は,作業工程を動画で示したり,組み立てるパーツを識別するための台紙を活用したりして,児童が作業しやすいようにしました。また,学童保育の職員と宮沢地区更生保護女性会員数名が児童の作業をサポートしました。児童は,地域の大人達の力を借りながら,思い思いの装飾を施した「お菓子の家」を作り上げ,満足した表情を浮かべていました。
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