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社会教育は,地域住民が生活課題や地域課題に根ざして行う学習活動について,住民同士の学び合い・教え合い等を通じ,人と人との絆を強くすることを働きかけ,個々の教養の向上,健康の増進等を効果的に高める役割を担います。
地域住民が主体的に地域を学び,地域課題に気付き,解決に向けて協力しながら行動できるよう,社会教育は「集い・学び・共に行動」を展開します。
高齢者が健康の維持・増進に主体的に取り組むことや,健康な生活が地域社会の維持・発展につながるということについて理解を深められるように,公民館教育講座を提供しました。また,関係部署(市民福祉課)との連携により,地域の関係団体を講師として選定・活用しました。
参加者の中から「講座運営委員」を複数人配置し,各グループ内の連絡や学習活動時の世話役を担うようにして,参加者の協調性や学びの主体性を高めるようにしました。
4館合同で家庭教育連続講座「川北ひよこ学級」を提供しました。最終回は,子育て支援施設から講師を招き,参加者が多様な支援機関の情報を得て,そのよさを体験できるようにしました。また,保健福祉と教育の連携を具現化し,参加者がより深い学びが得られるように設定しました。『ひよこカフェ』の場面では,館職員がファシリテーターとなって参加者が安心して話し合える雰囲気をつくりました。
自主的に運営される陶芸サークル活動とは別に,陶芸初心者や生涯学習希望者の入り口となるように,センターとして「陶芸教室」事業を提供しました。焼き窯をもった工房があるという設備特性を生かし,地域特有の学習講座として地域に定着を図りました。
高度な知識・技術を身に付けている講師を置いた事業は,参加者の安心感を高め,活発に質問したり支援を求めたりする姿を引き出しました。丁寧に受け答えする講師の人柄は,参加した地域住民の好評を得ていました。
子供たちが多様な体験をしたり,学校だけでは深めることのできない学びを得たりできるよう,学校の振替休業日に充てて実施しました。異年齢集団での活動や相互学習の場面を,ゆとりある時間配分で設定し,子供たちが考えを交わしたり,失敗をやり直したりできるように展開しました。
参加児童が館職員を「先生!先生!」と呼んで,問い掛けたり支援を求めたりする場面が数多くあり,これまでの各回の事業を通じて,館職員が児童の活動を積極的に支援してきたことによって築いた信頼関係が見られました。
参加者が実際生活に役立つ知識・技能を身に付け,教養を高めたり生活文化を充実したりできるように,公民館教育講座を提供しました。本格的な装飾和菓子づくりを体験することができるという学習題材の設定は,地域住民の公民館教育講座に対する関心を一段と高め,学習意欲を引き出すことに効果的でした。
学習を通じて,地域住民が相互教育の効果を得るとともに,交流によって親睦を深めることができました。
公民館が,館の指定管理者(地区振興協議会)の主催事業をコーディネートして,全5回のワークショップを開催しました。各回のグループワークを経て,地域課題の重要度や優先度等を具体化して住民間で共有し,課題解決のためのプロジェクトを絞り込み,実施計画を策定するよう展開しました。
公民館教育の活動をとおして,「住民が地域の課題に主体的に向き合う」という姿を作り上げるとともに,ワークショップでは「参加者(区長)による進行」や「各グループにファシリテーター役が存在」ということが確立され,“人材育成”の成果も確認できました。
参加者が自らの教養を高める目的の下に集い,相互に関わることによって地域の連帯感を一層充実するように,公民館教育講座を提供しました。参加者は作品を製作していく過程で,互いの取組の達成状況を認めながら肯定的に評価し合い,親睦を深めました。
館職員が特技を生かして講師を担い,参加した地域住民と対話を積み重ねたことは,公民館がより身近に感じられるようにする効果がありました。
地域生活で社会福祉的ニーズを把握し,課題解決に向けて住民同士で協働して取り組むことのできる人材を養成するため,コミュニティセンター講座を“シリーズ化”しました。今回は,参加者にとって事新しい学習内容となる「回想法」を取り入れて関心を引き出し,各々が互いに尊重して関わり合う機会を設定しました。
館の指定管理者〔美里町社会福祉協議会〕が組織の強みを生かして実施し,社会福祉と社会教育の新しい連携の形を示しました。
保育所等を利用していない日中在宅の未就学児とその保護者が,親子間のふれあいの大切さを改めて感じることができるように,公民館教育講座を提供しました。日中在宅の未就学児親子は少数であるがゆえに,相互に関わりを持つ機会が少ないという地域実態を踏まえて企図していました。4館合同で事業を開催することによって,参加者が他地域の住民とも交流できるという効果が得られました。
多様な学習内容を配列して“シリーズ化”した公民館教育講座[いきいき女性講座]を設定し,地域住民が広範にわたって教養を高められるようにしました。公民館(職員)として,“新鮮な学習内容を提供する”ということを意識しながら題材を選定し,年度当初にシリーズ全体の計画を示すことによって,地域住民が学習の展望を理解し,関心を高めて臨むことができるようにしました。また,講座をシリーズ化することにより,参加する地域住民が何度も顔を合わせ,親和的な関係をつくっていました。
地域住民の健康増進意識を高め,“健康な食事は健康な体をつくる”というテーマを具現化できるように,公民館が学習機会を提供しました。事業対象を川渡地区に限らず鳴子温泉地域の住民にしたことにより,地域内の住民交流を促進し,地域の活性化につながる取組となりました。
大崎圏域を拠点に活動する講師を活用し,参加者は“学習内容の身近さ”や“地域資源の豊かさ”を感じることができました。
地域住民の特殊詐欺被害に関する意識を高めるための学習機会を充実するように,公民館として,地区婦人会が主催する研修会の企画を支援しました。また,地域住民が警察を身近な機関と認識し,連絡したり気軽に相談したりできるように,「署所在地移動交番」として公民館に『1日交番』を設置しました。
研修会後半には,館職員がバイオリン演奏し,文化芸術を身近に触れる機会も提供しました。
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