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社会教育は、地域住民が生活課題や地域課題に根ざして行う学習活動について、住民同士の学び合い・教え合い等を通じ、人と人との絆を強くすることを働きかけ、個々の教養の向上、健康の増進等を効果的に高める役割を担います。
地域住民が主体的に地域を学び、地域課題に気付き、解決に向けて協力しながら行動できるよう、社会教育は「集い・学び・共に行動する」ことを目指して事業を展開しています。
地域の文化・伝承等を「農業遺産」を主なテーマに地域住民が学ぶ事業でした。大崎市の文化財保護課の協力のもと、地域の元文化財保護委員を講師として迎えました。そして地域の歴史的施設を実際に見聞して,地域の良さやこれからについてを考えるという内容でした。参加者は,地域の方々以外にも大崎市の農業遺産について学びたい方の参加がありました。午前中はバスを活用し,宮沢地区の文化史跡を巡りながら説明を受ける活動となりました。 また昼食休憩後は,地域の農業遺産の灌漑施設である「後藤江」に係る説明を映像と資料で学び,「地域の文化の伝承の在り方」や「地域の良さ」についての意見交換を行いました。参加者より「地域の良さを学び,ますます宮沢が好きになりました」「自分の住んでいる地域を誇らしく思う」「ぜひ学生にも学んでほしい内容である」といった感想が聞かれました。
「断捨離」や「終活」等が話題として取り上げられる高齢化が進展する社会の中で、より快適に暮らしていくための方法について学ぶ機会となりました。地域の方の「コロナ禍でのひきこもり生活の中で感じた整理整頓の必要性」の声に呼応する事業として計画・運営されました。「片付け上手は暮らし上手」をテーマに講師の岩上淑子氏を招いて行われました。片付けたい場所ごとの片付け方のコツや、片付ける際の困りごとを物や場所別に具体的に教えて頂きました。参加者からは「片付けることは防災にもつながる」「使えるものではなく使うもので暮らすことが大切だと感じた」といった感想がありました。
高齢化の進展による社会経済情勢の変化に鑑み、民法(相続編)が改訂されました。その改定に関わる講話を明治安田生命保険相互会社より講師を招き行われました。「相続に係る手続きが難しそう?」「子や孫にしっかり財産を残すためには?」といった地域の方の疑問を解決するような知識や実践方法について、具体的で分かりやすい説明がありました。「地域の方の不安が解決し、気持ちを穏やかにして過ごしてもらいたい。」という担当者の願いから、当事業は企画されました。うなずきながら話を聞いたり、熱心にメモを取ったりする受講者の積極的な姿が見られ、相続に対する関心の高さを感じることができました。
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