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社会教育は,地域住民が生活課題や地域課題に根ざして行う学習活動について,住民同士の学び合い・教え合い等を通じ,人と人との絆を強くすることを働きかけ,個々の教養の向上,健康の増進等を効果的に高める役割を担います。
地域住民が主体的に地域を学び,地域課題に気付き,解決に向けて協力しながら行動できるよう,社会教育は「集い・学び・共に行動」を展開します。
春休み中の子供たちに体験活動の場を提供することを目的に開催しました。館職員が講師となり,クッキーの基本的な作り方を演示しながら進めました。子供たちがクッキーの形に趣向を凝らせるよう,牛乳パックを用いて型枠を作らせるなどし,活動内容を工夫しました。調理経験の少ない子供たちでも自分で作業できるように,丁寧に言葉を掛けて支援しました。
子供たちは豊かに生活体験を積み重ねただけでなく,館職員との関わりを通じ,「公民館」をより身近な学習施設と感じ取ることができた様子でした。
地域社会の年少世代のリーダーとなって地域の活性化に貢献できる「ジュニア・リーダー」を育成するために,スタートアップの場となる“研修と交流の機会”を設けました。昨年11月の1日目に続き,感染症対策のための延期期間をはさんで開催した2日目の今回は,レクリエーションや創作活動の実践技法について,更に他者との関わり合いに比重を置きながら学ばせました。
行政が地域団体と連携・協働し,子供会育成会(栗原市子ども会育成連合会)育成者や“シニアリーダー”等が講師や助言者を務めるようにしたことにより,参加した子供たちは研修内容をより現実的なものとして捉えて学んだ様子でした。
ジュニア・リーダー活動の趣旨を理解させ,活動に積極的に参加する人材を育成することを目的に開催しました。大崎市内の小・中学生22名が参加し,10名のジュニア・リーダーが研修をサポートしました。
レクリエーション体験や危険予知トレーニング等を通して,地域で活動する際に役立つ知識や技術を習得させました。さらに,ジュニア・リーダー活動を経験してきた“シニアリーダー”の講話を通して,子ども会活動の意義やリーダーとしての在り方について考えさせました。参加者は地域で活躍する「先輩」の話を真剣に聞き,今後の活動への意欲を高めていました。
地域住民が“やってみたい”“やってみよう”と思えるよう,普段と違う食感や味わいを楽しむことができる「燻製」の技法を身に付ける調理講座を提供しました。参加者が地域行事や近所の集いなどで“もてなしてみよう”という思いを抱くことができるように,演習の仕方を工夫して展開しました。
講座での学びの成果が発揮されることを通じて,仲間づくりや交流が創出され,地域の活性化につながることを目指し,公民館が社会教育機関としてきっかけを作ったり導いたりする役割を果たしていました。
冬期に在宅時間が増えがちになっている地域住民に,椅子を使って簡単にできるヨガを体験させてその効果を知らせるように,公民館講座を行いました。農業従事者の多い地域にあって,農繁期には公民館事業になかなか参加を得にくい実態であることから,冬季に地域住民が関心を寄せるような講座事業を企画しました。
域内在住のヨガ・インストラクターが講師を務め,参加住民は講師に親近感を持ちながら活動できた様子でした。
新たな技法を知り,さまざまな作品等を創り上げる活動を通じ,地域住民が達成感や自信を得ることができるよう,公民館教育講座を提供しました。知識や経験を問わず,特別な用具も使わずにできる題材を設定し,また,各月講座の受講をその都度募るようにして,地域住民が自らの関心に応じて参加できるように企図していました。
“よりよく学ぶ”という目的を共有して参加者が互いにかかわり,教え合ったり成果を認め合ったりする姿がたくさん見られました。(※この回の題材は「指編みマフラー」でした。)
地域住民が普段よく目にする米袋で太鼓を製作することで,楽器を身近なものとして捉え,音楽への関心を高めることを目的に開催しました。館職員が,前年度まで地域おこし協力隊隊員として音楽振興に携わった経験を生かし,自ら講師を務めました。幅広い年齢層が参加できるように,講座の対象を小学校4年生以上(成人を含む)としました。
作業工程を区切って説明し,参加者の進度を確認しながら製作を補助しました。接着した部品が乾くのを待つ間,米袋の一部を細長く切って割り箸に巻き付けて太鼓のバチを製作するなど,作業時間を有効に活用しました。作品が完成すると,参加者は自作した太鼓が奏でる軽やかな音色を楽しんでいました。講座終了時には,参加者がもう一度作り直したり,他の住民に普及したりできるように,製作手順をまとめた用紙が配布されました。
地域の男性住民の教養を高められるよう,全3回シリーズの料理講座を提供しました。実生活で楽しみながら役立つ,男性ならではの題材内容を企画し,男性住民による公民館事業への参加を促進しました。
講師は,専門的知識と指導経験の豊富さを発揮し,参加者に屈託なく歯切れよく受け答えして講義しました。包丁を使わない場合の置き方や調味料を選択する際の視点なども教授して,参加者の関心を高めました。
館職員は参加者にたくさん言葉を掛けて和やかな雰囲気をつくり,参加者同士の主体的な交流を図りました。また,指導を講師に任せきりにせず,主催者として参加者の活動を積極的に支援しました。
地域の活性化に貢献できるジュニア・リーダーを育成するため,地域活動に参画したり幼少期の子供の体験活動を支援したりするなどの,具体的な場面を想定した研修会を開催しました。
ブレーンストーミングを活用し,子供の活動上の問題点やその解決策を挙げさせて,思考の幅を広げられるよう活動させました。「失敗してしまった子供に掛けるべき言葉」をテーマにした研修では,どこ(誰・どのような心情・どのような行動)に視点を置くべきなのかということを提示して,意見を出し合わせました。
中山地区分館長(元社会教育主事)が講師を務め,部署内で連携して経験豊富な適任者を起用したことによって,今後のジュニア・リーダー活動の充実につながる研修会となりました。
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