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花山文字線は,宮城県の北西部,栗駒山の東麓に位置する旧花山村の本沢地区と旧栗駒町の文字地区を結ぶ管内唯一の森林基幹道です。
平成元年から平成10年にかけて開設された総延長は10,051メートル,平成7年から並行して行われた舗装工事により,現在は全線が舗装されています。
花山文字線は,利用区域として約1,400ヘクタールの森林を有し,四季折々で様々な姿を見せてくれます。
特に,アズマシャクナゲの自生北限地として国の天然記念物にも指定されている御嶽山(みやけやま)付近では,5月上旬,林道から谷をはさんだ斜面一帯に赤橙色の見事な花を楽しむことができます。
また,花山文字線では,接続する『林道馬立場線』『林道小手沢線』を含めた林道網が形成され,間伐などの森林整備が積極的に進められているほか,山仕事が本番を迎える秋口には,極彩色に彩られた美しい紅葉を見ることができます。
起点付近の旧花山村本沢地区と終点付近の旧栗駒町文字地区は,通常は,旧町村のそれぞれの市街地から市道等を通じて別々にアクセスされていますが,両地区が林道を通じて結ばれていることで,市道等が被災した場合の代替路・避難路として活用することが可能です。
また,年間を通じて多くの人が訪れる『国立花山少年自然の家』は,花山文字線の起点から分岐する市道を通じてアクセスすることができますが,万が一この市道が災害等で被災した場合においても,林道小手沢線及び花山文字線を経由することで,外部とのアクセスが可能となっています。
林道の管理主体である栗原市農村整備課では,林道の通行のさらなる改善を図るため,平成28年度から局部改良工事に取り組んでいます。
工事予定箇所は全16箇所で,令和2年12月末現在で5箇所が完成済み,令和3年度は3箇所で法面保護工等が実施される予定です。工事実施期間中は十分注意して通行いただくとともに,不明点等がありましたら栗原市農村整備課までお問い合わせ願います。
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