間伐見積シミュレーションソフトの開発

「間伐見積シミュレーションソフト」を作成しました

間伐見積シミュレーションソフトとは

間伐の推進は本県の森林整備の喫緊の課題となっていますが,そのためには,森林所有者に対し,間伐を実施する前に生産コストや売上を試算し,収益を示す必要があります。しかし,事業地の林分状況などから最適な作業システムを選択し,収益を試算するのは経験と知識が必要で,簡単なことではありません。
そこで,宮城県林業技術総合センターおよび宮城県林業振興課では,間伐事業の調査・研究結果をもとに,林分の概況や標準地調査の結果から,素材生産量や販売額などの収入及び伐採搬出経費などを予測し,間伐事業の収益を試算するソフトを作成しました。
このソフトでは,主に【丸太価格】,【作業システム】,【林分の概況】,【標準地調査結果】について入力を行うと,素材生産量,素材販売額,事業経費等を計算し,収益を試算します。
ただ,間伐の現場は地形や路網などの条件が多種多様ですので,残念ながら,このソフトの試算結果があらゆる現場に対して適用できるわけではありません。しかし,ソフト内で各種条件を変更することによって収益を簡易に予測,比較することができますので,効率的な作業計画を作成するための目安とし,間伐の推進に活用できると考えています。
また,本ソフトを皆さんの現場でどんどん使っていただき,使い勝手や予測結果に関するご意見,ご感想をぜひお聞かせください。皆様からのご意見,ご感想は,今後のソフト改良や操作説明書の改訂の参考にさせていただきます。

 

ご利用にあたって

本ソフトは無料で利用することができます。
メール添付（ZIP形式）,CD-ROMのいずれかの形式で配布いたします。

メール添付の場合

下記文書ファイル（doc形式）に必要事項を記入し,送付先のメールアドレスあて送付ください。

間伐シミュレーションソフト使用申請書（ワード：29KB）

なお,ソフトの容量はZIP形式で4.72MBとなります。
メール添付での配布を希望する場合,回線速度やサーバーの仕様によっては受信に時間を要したり,場合によっては受信できないこともありますのでご了承ください。

CD-ROM配布の場合

下記書類（doc形式もしくはpdf形式）に必要事項を記入し,以下のものを同封して林業技術総合センターあて送付ください。

間伐見積シミュレーションソフト使用申請書（ワード：26KB）

間伐見積シミュレーションソフト使用申請書（PDF：15KB）

• 間伐見積シミュレーションソフト使用申請書
• 空のCD-R（1枚）
• 返信用封筒（角形3号以上のものに200円切手を貼付）

送付先

〒981-3602
宮城県黒川郡大衡村大衡字はぬ木14
宮城県林業技術総合センター企画管理部行
（「間伐見積シミュレーションソフト使用申請書在住」と朱書）

メールアドレス:stsc-p@pref.miyagi.lg.jp※

※件名に「間伐見積シミュレーションソフト使用申請」と記載してください。

動作環境

間伐見積シミュレーションソフトは、米マイクロソフト社の表計算ソフト・MicrosoftExcel上で動作するマクロプログラムです。よって,別途MicrosoftExcelが必要となります。
本操作説明書作成時点で,以下のバージョンについて動作確認を行っています。（Excel2003）

Excel2000以前では,シート保護の機能にエラーが出ますので,Excel2003以上での使用が必須となります。
不具合がある場合は,宮城県林業技術総合センターまでご連絡下さい。
モニタの制限はありませんが,大きい方が見やすいと思います。
また,ハードディスクに保存する場合,約4MB以上の空き領域が必要です。

• 申請・手続き(林業)