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ここでは、県が進める仙台医療圏の病院再編について、よく寄せられる質問と回答をまとめています。
Q1_どうして仙台市ではなく名取市や富谷市に移転するの?
Q2_移転ではなく、名取市と富谷市に新しい病院を建てればよいのでは?
Q3_仙台市内から二つの病院が移転したら、これまで利用していた人はどうすればよいの?
Q4_県と病院関係者の協議の内容はどうなっているの?
Q5_どうして仙台赤十字病院とがんセンターの統合病院は日本赤十字社が運営するの?
Q6_がんセンターはなくなるの?
Q7_統合してもがん医療の質は確保できるの?
Q8_精神医療センターが富谷市に移転しないのなら、東北労災病院も移転しなくてよいのでは?
Q9_精神医療センターの建替えは今後、どのように進めるの?
仙台医療圏(仙台市を含む6市7町1村)の医療の実情を見ると、仙台市内に病院が集中しています。例えば救急医療については、名取市以南や黒川地域では救急搬送事例の多くが仙台市の医療機関に搬送され、搬送時間が長くなっている他、名取市以南や黒川地域には地域医療の拠点となる病院がないなどの課題があり、広域的な視点から、仙台市内ではなく仙台医療圏の北部・南部への移転が望ましいと考えています。
仙台医療圏では、手術などを必要とする方が入院する急性期病床が必要以上に多く、その状況が将来にわたって続く見込みです。今後、労働人口の減少に伴い、医療スタッフの確保も困難になっていくことから、過剰である急性期の病院を新たに設置することは難しい状況です。
現在各病院を利用されている方になるべく支障が生じないよう、各病院とともに対応を検討していきます。また、新病院を通るバスの運行など、交通手段の確保について関係自治体との協議も行っています。
協議の内容には、民間病院の経営に関する情報などが含まれており、全ての情報を公開することはできませんが、協議の進捗に応じて、できる限りの情報提供を行っていきます。
なお、これまでの協議の経過については、下記のページに公開していますので、ご覧ください。
新病院ではがん医療をはじめとする各政策医療を総合的に運営できる能力が求められます。これまで専門病院を運営している県立病院機構と比較して、日本赤十字社は石巻赤十字病院をはじめ地域医療を担う病院を全国各地で運営し、十分なノウハウを有しているほか、経営に関するシミュレーション等を総合的に検討した結果、日本赤十字社を運営主体としたものです。
仙台赤十字病院とがんセンターの統合によりがんセンターは廃止となりますが、これまでがんセンターが担ってきたがん医療の機能は日本赤十字社が運営する新しい病院が担うことを考えています。
新病院はがん診療連携拠点病院※として東北大学病院をはじめとする他のがん診療連携拠点病院との役割分担と連携を図ることで、必要な機能を維持したいと考えております。具体的な機能については今後協議し、決定することになりますが、県全体のがん医療の水準を確保できるよう取り組んでいます。
※がん診療連携拠点病院
全国どこでも質の高いがん医療を提供することが出来るよう、厚生労働省が指定している病院で、専門的ながん医療の提供や、がん診療の地域連携協力体制の構築、がん患者・家族に対する相談支援や情報提供を行っている。
県としては、東北労災病院が富谷市に移転することで、黒川地域などの救急受入体制が強化され、救急搬送時間の短縮などの効果が見込まれるとともに、黒川地域初の災害拠点病院として、災害医療の向上が図られると考えており、移転の実現に向けて、引き続き労働者健康安全機構と協議を行ってまいります。
今後、名取市内で県又は県立病院機構が所有する土地を候補地として、建替用地を検討してまいります。また、精神医療センター単独での建替えとなることから、東北労災病院との合築により取り組もうとしていた身体合併症への対応能力の向上に向けて、他の一般病院との連携体制を強化するための協議・検討を行っていく予定です。
当事者や当事者や関係者の皆様から御理解、御協力を得られるよう、引き続き御意見を伺いながら、建替えに向けて丁寧に取り組んでまいります。
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