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県内の市町村で実施されているがん検診について精度管理調査を行い,宮城県生活習慣病検診管理指導協議会での審議を経て,平成21年度検診の調査の結果がまとまりましたので,その概要を公表します。
がん検診事業の質の確保を図ることは極めて重要であり,その徹底により,早期のがんをできる限り多く発見し,同時に不必要な精密検査を減らすことができます。
そのため,市町村で実施されているがん検診について,市町村と市町村がその実施を委託している検診実施機関に関する各種指標の調査を実施するものです。
平成21年度実施分
厚生労働省が設置した「がん検診事業の評価に関する委員会」において検討され,平成20年3月にまとめられた「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について-がん検診事業の評価に関する委員会報告書-」(外部サイトへリンク)によるチェックリストに基づくものです。
調査結果を評価するために,宮城県生活習慣病検診管理指導協議会の審議を経て,基準と方法を定めています。
1.検診対象者,2.受診者の情報管理,3.要精検率の把握,4.精検受診の有無の把握と受診勧奨,5.精密検査結果の把握,6.検診機関の委託(さらに大腸がん検診にあっては,検診方法),の内容の22~23項目に,精密検査受診率を加えた計23~24項目を調査対象としています。
市町村から提出のあった評価項目への回答に基づいて,次の方法で評価しています。
胃がん | 子宮がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
A | 27 | 27 | 21 | 25 | 27 |
B | 8 | 8 | 14 | 10 | 8 |
C | |||||
D | |||||
E |
※平成22年度の市町村別の評価(平成21年度実施分)は,こちらを御覧ください。(PDF:27KB)
1.受診者への説明,2.各がん検診に対応した検診方法の精度管理,3.システムとしての精度管理の16~26項目を調査対象としています。
対象となる検診実施機関から提出のあった評価項目への回答に基づいて,次の方法で評価しています。
胃がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | 胃がん | |
---|---|---|---|---|---|
A | 2 | 16 | 2 | 6 | 5 |
B | 4 | 3 | 4 | 4 | 6 |
C |
1 | ||||
D |
|||||
E | |||||
検診実施機関数 | 6 | 19 | 7 | 10 | 11 |
※各検診実施機関からの回答に基づいて評価しています。各検診実施機関の評価は,こちらを御覧ください。(PDF:30KB)
がん検診については,平成10年度に一般財源化された際,老人保健法に基づかない事業と整理されましたが,平成20年4月1日から,健康増進法第19条の2に基づく健康増進事業として位置づけられ,引き続き市町村において実施することとされています。
※宮城県生活習慣病検診管理指導協議会(PDF:12KB)
がん等生活習慣病の検診の実施方法及び精度管理について,専門的な見地から適切な指導を行うために県に設置された附属機関です。
7つの部会がありますが,そのうち,胃がん部会,子宮がん部会,肺がん部会,乳がん部会,大腸がん部会の各部会において,それぞれのがん検診に関することについて審議されます。
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