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多重債務者や自己破産経験者をターゲットにして、10日で5割や7割といった超高金利貸付けを行ったり、紹介料などの名目で高額な手数料を要求する悪質業者による被害が発生しています。
「他店で断られた方でもOK」「無担保・低金利で8百万円まで即融資」などと書かれたダイレクトメールやポスティングチラシ、電話でのセールスなどにより、東京都内の業者に融資を申し込んだところ、実際には広告どおりの内容では融資してもらえずに、元金の5割から7割もの高金利の支払いを要求されたり、多額の手数料をだまし取られるといった内容です。
中には、「全国サラ金対策協同組合」というような実際には存在しない団体名を名乗り、「消費者の味方」を装って融資を勧誘してくる場合もあります。
また、電柱などに携帯電話番号を記載した張り紙広告をしている、いわゆる「090金融」。債権回収業者を装って、お金を騙し取ろうとする架空債権を請求するハガキや封書、電報による被害も急増しています。
これらの悪質業者から借入れて、返済が遅れてしまったり、相手の要求を断ったりすると、時間に関係なく自宅・親戚・勤務先を問わず電話や電報を使って執拗な取立てが繰り返され、あなたの社会生活がめちゃくちゃにされかねません。
また、チラシなどを見て、詳しい内容を確認しようと電話を掛けただけでも、業者側から借入を強要されたり、勧誘の電話やダイレクトメールが殺到するようになります。
お金の出前サービスはありません。お金を借りることは、ピザの宅配やそば屋の出前とは違います。お金の出前サービスは貸金業法で禁止されています。どこの誰かもわからない人からお金を借りると、とんでもないハメに陥りかねません。
借入申込者に対し、他の業者を紹介(実質的な仲介はしていない)して、法外な紹介料を取る。
融資条件として、借入申込者に対し、クレジットカードで高額の商品を買わせ、その商品の購入額の2~3割で買い取る。実際に融資は行われず、申込者にはクレジットの支払いが残る。
多重債務者に対して、悪徳弁護士を紹介したり、高額な手数料だけを取って債務整理はしない。
「その電話 ヤミ金地獄の誘い道」 安易な借り入れが取り返しのつかない事態を招きます。ダイレクトメールや折込チラシによる甘い誘惑には十分に気をつけましょう。
ファクタリングとは、企業が売掛債権等を譲渡して資金を調達することを指しますが、近年、このファクタリングを装い、実際は債権を買い取らずに担保にして資金を融資し、手数料の名目で高い利息を受け取る、あるいは、一旦債権を買い取った後、企業に買い戻しさせるといった手法で悪質・違法な貸付けを行う者による被害が発生しています。契約書に「売買契約」と明記されているか、債権の買取代金が債権額に比べて著しく低額ではないか、高額な手数料が差し引かれていないかなど、十分に確認しましょう。
また、業者が個人の賃金債権を買い取り、金銭を交付し、(勤務先から個人へ給与が支払われた後に)個人から金銭を回収する業務(「給与ファクタリング」と呼ばれる。)は貸金業に該当するため、貸金業登録を受けずにこのような業務を営む者は違法なヤミ金融業者であるので、事前に相手方が貸金業登録を受けているかどうかを確認しましょう。
違法な金融業者にご注意!(金融庁HP)へ(外部サイトへリンク)
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