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阿武隈急行沿線地域公共交通協議会(事務局:福島県・宮城県・伊達市)では,「阿武隈急行線地域公共交通網形成計画(案)」について,令和元年6月18日から令和元年7月8日の間,ホームページ等を通じ,県民の皆様の御意見等を募集しました。
この結果,1名の方から3件の御意見をいただきました。御協力ありがとうございました。
御意見に対する協議会の考え方につきましては,以下のとおりです。
該当ページ・項目 | 御意見の内容 | 協議会の考え方 |
---|---|---|
P55(4) 車両・設備更新の必要性と今後の経営見通し P79(8) 阿武隈急行線の安全な運行の確保 |
持続的な安全運行、並びに旅客サービス水準の改善及び確保の観点から、車両更新については必要なものと考えているが、今後さらなる少子高齢化の進行が懸念され、また本計画書でも2030年には9%の利用者減少が試算されている中、現在と同数で車両数を更新する(数をそろえる)必要があるか、改めてしっかり討議すること、また総額で40億を超える費用を投じての更新事業であり、大半の財源の大元は税金であるため、県民に対して更新計画のプロセス等を可視化する必要もあるのではないか。 少しでも費用が安価に抑えられる可能性があるのならば、車両数を減らし1両単行編成製造によるコスト比較、輸送力の具体的シミュレート等も必要。 |
今後の車両更新の必要数等については,阿武隈急行株式会社・宮城県・福島県及び沿線市町で構成する阿武隈急行線再生支援協議会において、将来的な利用動向や経営見通しなどを踏まえ、協議してまいります。 また、車両更新には多額の費用を要するため、コスト削減についても検討してまいります。 |
P76(7) 交流人口拡大のための沿線地域の魅力創出 |
新たな観光列車を直ちに開発・導入する前に、JR東日本の観光列車「フルーティア」や「風っこ」等の車両を借り受け、実態調査を行うことで、実際の課題などがより見えてくるものと思われる。 観光列車の新規導入は、車両更新計画同様、多額の費用を要することとなるため、計画当初から、沿線地域や県内の住民・鉄道関係の精通者を交えて、「地域で作り上げる」ようなプロセスを踏む必要もある(マイレール意識の向上にもつながる)。 |
本計画(案)に記載しているのは、観光列車の開発・導入ではなく、既存の阿武隈急行等の車両を活用し、新たにイベント列車を企画するものです。 観光列車を他の鉄道事業者から借り受け、実態調査を行うことについては、阿武隈急行株式会社や沿線自治体等で今後検討してまいります。 |
P91(3) 沿線主要施設へのヒアリング調査 |
より具体的な利用状況の把握として、宮城県側の対象高校を、特に実業高校に広げる必要がある。(宮城農業、白石工業、大河原商業等) 1年生では阿武隈急行を利用していたが、ダイヤ・接続が不便なことや割高な運賃から電車利用を敬遠し、2年生からはバイク通学に切り替える生徒がいる高校もある実態をしっかり把握する必要がある。 |
御指摘の点に留意し、今後、利用実態の把握に努めてまいります。 |
なお,策定された「阿武隈急行線地域公共交通網形成計画」についてはこちらをご覧ください。
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