みやぎ高度電子機械産業振興協議会/活動紹介/令和元年度総会・講演会・交流会
活動紹介/令和元年度総会・講演会・交流会
令和元年5月30日(木曜日)に、仙台国際ホテルにて、みやぎ高度電子機械産業振興協議会とみやぎ自動車産業振興協議会の令和元年度総会・講演会・交流会を共同開催しました。
みやぎ高度電子機械産業振興協議会総会には131名の会員の皆様に御参加いただき、役員の選任や今年度の事業計画等について御審議いただきました。
その後の記念講演では、183名の皆様に御参加いただき、トヨタ自動車株式会社 山本様,アルプスアルパイン株式会社 天岸様から御講演をいただきました。
総会
報告
議事
第1号議案
第2号議案
第3号議案
議事については、原案通り承認されました。
記念講演
記念講演1『スマートモビリティ社会の創造に向けて』
【講師】トヨタ自動車株式会社 コネクティッドカンパニー Executive Vice President 山本 圭司 様
記念講演2『当社の歴史から見た,電子部品業界の今後の方向性~変化する市場,製品への対応~』
【講師】アルプスアルパイン株式会社 常務執行役員 生産担当兼アルプスカンパニー生産本部長 天岸 義忠氏
【要旨】
- アルプスアルパインは70年の歴史を重ね,宮城へ進出し50年を迎えた。
- 変化の激しい電子部品業界において,当社がどのように取り組んできたか,少しでも皆様の参考になればと思っている。
- 片岡電気(現アルプスアルパイン)は東京都大田区で1948年に創業を開始した。世界に通用する電子部品をという意味を込め,世界の高峰である「アルプス」という名を製品ブランドに冠した。
- 創業者の片岡勝太郎は電気通信機械分野の米国視察団の一員として渡米し,視察の結果「部品メーカーは下請けではない」との結論に至り,報告として【製品に特徴を持つこと・専門メーカーとして発展すること・研究開発に努力すること】という提言がなされ,それを強く心に刻んだようだ。
- これまでに取り組んだ製品開発として,バリコン,スイッチ,キーボード等,社会のニーズに対し継続的に開発・供給することができたというのが成長の要因のひとつである。企業の寿命は30年と言われるが,変化する市場・製品に対応するには企業自身が変われないといけない。それには,(1)時代に応じた製品を作り続けること,(2)製品を支える要素技術,(3)人財,(4)顧客対応,(5)地域の支え,がポイントとなる。
- 変化する市場・顧客に対応するには,カスタマーインが重要であり,変化を逃さず,顧客の中でNO.1にならないといけない。NO.1になるための技術を磨くことが重要である。そのためには,多くの顧客の声を聞き,お互いの意見がジャストフィットするまで継続して取り組む必要がある。